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移住後半年間の発見:新潟県地域おこし協力隊

新潟県地域おこし協力隊として、探究・キャリア教育コーディネーターをしている松井千枝です。

大阪から新潟県十日町市に移住して半年が経ちました!
冬を越した!のか?!
まだ寒い日が続いていますが、元気に生活しています。

仕事として、十日町市津南町を中心に高校と地域を結んだり、高校の総合的な探究の時間に関わったりしています。

新潟県十日町市での生活は、大阪やフィンランド、スペイン、デンマークでの暮らしと違うところが沢山あります。目から鱗が落ちることもしばしば。(笑)

今回は新潟県十日町市に移住し、仕事や生活を通して半年で発見したことを記事にしていきます。


デンマークのノーフュンス・ホイスコーレにて

大阪出身。教育大学卒業後、大阪で高校英語教師に。海外の社会と教育を学ぶため、スペインへ渡航。日本語教育能力検定(注釈)を取得し、スペインの私立小学校に勤務。その後、デンマークに渡り、ノーフュンスホイスコーレで日本文化教師を務める。帰国後、新潟県の地域おこし協力隊・ニイガタコラボレーターズに着任し、2023年9月、十日町市に移住。

<半年で発見したこと>

①ちょっと北欧に似ている

フィンランドの森の入り口にて(十日町市の美人林に似ている?!)

十日町の暮らしの中で、フィンランドの暮らしを思いだすことがあります。

大学在学中に留学して1年間過ごしたフィンランド。休みを利用して、スウェーデンやデンマーク、ロシアにもバックパックを担いで行きました。

十日町にいると、ふと北欧を感じる瞬間があります。最初は、雪に囲まれた風景が北欧を思い出させるのかな~と思っていました。

理由を分析してみると、十日町と北欧の人にはこんな共通点があるのではないでしょうか!?

お酒好きな人が多い
雪!!!
太陽が出たら大喜びする
コーヒーが好きな人が多い
寡黙だけど優しい人が多い
植物を育てている人が多い

 (田んぼ、畑、ガーデニング、観葉植物など含めて)

フィンランドで買った「SISU」に関する本(津南町にある「だんだん」に置いています!一般社団法人にいがた圏のブースを探してみて下さい!)

厳しい環境でも強く生きる精神力がある
 (フィンランドにも"SISU"という精神性を表す言葉があります。説明が難しいですが、心を強く持って、厳しい環境でも強く生き抜くための気持ちの在り方。我慢強く内向的と言われたりもしますが、少し違っていて、ぐっと歯を食いしばって強く生きる心の強さを感じます。)

②休日の過ごし方がバラバラ

大阪にいた時は週末は友達とランチして、買い物。このパターンが王道だったのですが、十日町市に来て変わりました

買い物をしに行くこともありますが、地域のイベントに参加したり、温泉に行ったり、芸術祭の作品を訪れたり、地元の文化を学んだり、山に行ったり、プールで泳いだり、アウトドアを楽しんだり、家で友達と集まったり。

十日町市雪まつりは圧巻でした!お気に入りの雪像はハチワレ!

新潟県での暮らしは大阪と比べると、多様で豊かになったと思います。

地域の方の顔が見えるイベント、お店や食べ物。
イベントに参加すると、知り合いの方にお会いすることもしばしば。

つながりを感じながら暮らすことができる十日町市。
雪が大変な時もありますが、とても素敵で幸せです!

③探究・キャリア教育の多様性と奥深さ

2023年9月から探究・キャリアコーディネーターとして、十日町市と津南町の高校5校を担当しています。

2月は来年度の計画に関する打ち合わや振り返りが多かったです。
探究学習の発表会がある学校では、生徒さんの発表準備のアドバイスをしたりもしました。

松代高校の探究活動発表会:地域探究した「郷土料理」に関する発表

5校それぞれ同じものはありません。
「総合的な探究の時間」の活動は学校や生徒さんの特色によって多様で奥深いです。

地域と探究を掲げている学校や、将来の進路に繋がる探究をしている学校、興味のあるテーマを決めて探究している学校など。

津南中等教育学校の探究学習発表会:クエストカップで優秀賞に輝いた秀heyくんチームの発表

地域の方と協力してふるさと納税品と作ったり、インタビューして仕事図鑑を作ったり、地域の方と協力して何かができる。学校内だけでの探究もできますが、地域と繋がる探究も面白いです。

探究学習に貢献できるように、私も頑張っていきます。そして、もっと地域の方々や関心を持ってくださる方とお会いして、今後の可能性を広げていきたいです!

十日町総合高校での打合せ後、空が綺麗でした!!

<高校と関わる中で発見したこと>

大阪の高校で教員をしていましたが、新潟の高校に来てびっくりしたことがいくつかあります。スキーの授業が体育の授業だったり、女子高生がスカートに素足で登校したり、そこまでは予想ができたのですが、予想外で驚いたことがこちら。

①高校には体育館が2つある

 大阪には体育館は1つでしたが、十日町市の高校には体育館が2つある!大きい体育館と、小さい体育館があります。冬は雪でグラウンドが埋まってしまうので、体育館で体育をしたり部活をする機会が増えるからだそうです。

②職員室は〇〇〇

職員室ではなく、教務室!

私「職員室はどこですか?」→事務の方「教務室は2階です。」
私「ん?教務室?教務課の先生に用事はないのですが、、、」
と困惑しました。

新潟県では、職員室を教務室と呼ぶそうです。教務課の先生の部屋ではないんですね。地域が違えば、職員室の呼び方も違うのかと驚きました!

③模造紙は〇〇〇

 模造紙を準備してもらおうと思ったら、「ん?タイヨウシですか。」と言われました。太陽紙?と思ったら、「大洋紙」だそうです。

なぜそう呼ぶかはわかりません。模造紙が欲しければ、「大洋紙」を下さいと言いましょう!

さいごに

町の魅力や教育に関して「十日町市移住コンシェルジュのSNSで発信中!」

新潟県地域おこし協力隊として新潟県十日町市に移住して半年。予想もしていなかった発見がたくさんありました。

十日町市に興味を持ってきてくれる友達や知り合いもいて、おすすめスポットを紹介するたびに魅力的な所だなと思います。

そしてなんと、今月は教育に興味があるインターン生が来てくれました!3月末まで6週間、一緒に活動をしていきます。嬉しい、、、、!

高校生や高校での活動を応援したい!と言ってくれる方もいて、今後はもっと面白い教育活動ができる環境を整えていきたいです。

十日町市での暮らしを楽しみながら頑張っていきます!
今後ともよろしくお願いいたします!


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