智秀館塾(教養としての古文専門塾)

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智秀館塾(教養としての古文専門塾)

智秀館塾は社会人の「学び」を応援します! 【公式LINE】https://lin.ee/h2TsYSr【公式サイト】https://maroon013339.studio.site/

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【サービスのご案内】智秀館塾

智秀館塾は、教養としての古文専門塾です。 1 サービスの概要主に社会人の方を対象にしています。読んでみたい作品を一緒に通読していったり、いろいろな作品に親しんでみたり、テーマに沿って古典の世界を知ったりと、さまざまなことをオンラインで学びます。自分の希望に合わせて対面指導で学ぶ「オンライン個別指導」と、講義型の講座で学ぶ「古典講義」とをご用意しています。 2 モデルケースケース1 K・Kさん(30代・会社員) 古典文学の世界は、意外に身近な物事にもその影を見つけることが

    • 古典作品を何で読むか

      読みたい古典作品があったら、まずはそれを読んでみたらいいと思います。 古典作品を読むには、さまざまな方法があります。 例えば、現代語訳(口語訳:こうごやく、現代語訳のこと)されたものを読むのもよいでしょう。 現代語訳といってもさまざまあります。訳した人によっても違いますし、訳した時代や、どのような人が読むために訳されたかによっても違います。 例えば、子どもが読んで楽しめるように訳されているもの、受験生が学ぶために訳されているもの、社会人が親しむために訳されているもの、

      • どの作品から読み始めるか

        社会人になって改めて古文を読んでみたいと思ったときに、「どの作品から読み始めればいいですか?」と聴かれることがあります。 もし、古文の苦手な高校生であれば、「まずは説話がいいと思いますよ」と答えるでしょう。 説話(せつわ)とは、昔から伝わる伝説や、昔話、またはその時代の噂話やスキャンダルのことです。一つのお話が短く、話の展開もわかりやすいものが多いので、高校の教材でもよく使われています。 作品でいうと、そのような説話を集めた説話集(せつわしゅう)に、「今昔物語集(こんじ

        • 【003】古典講義 読み比べ「あさきゆめみし」と「桐壺」

          【企画ナンバー003】古典講義 読み比べ「あさきゆめみし」と「桐壺」 1.テキストA 角川書店編『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 源氏物語』(2001)KADOKAWA B 大和和紀『講談社漫画文庫 あさきゆめみし①』(2001)講談社 ※ 完全版や、kindle版、古本でも大丈夫です。 ※ あらかじめご用意ください。 2.概要まず源氏物語の「桐壺」の巻を読んだ上で、同じ場面を「あさきゆめみし」でどのように描いているのかを確かめていきます。 3.レジュメ① 源氏物

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          【002】古典講義 枕草子を音で味わう

          【企画ナンバー002】古典講義 枕草子を音で味わう 1.テキスト角川書店編『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 枕草子』(2001)KADOKAWA ※ あらかじめご用意ください。 2.概要枕草子の有名な章段の内容を簡単に解説した上で、音読して読み味わいます。なんとなく内容がわかった上で、すらすらと音読することを目指します。 3.レジュメ① 『枕草子』について(テキストP225) 平安時代中期 随筆(三大随筆:方丈記、徒然草)  類聚的章段(ものづくし、ものはづ

          【002】古典講義 枕草子を音で味わう

          カルチャーセンターの古典講座一覧(2024年4月現在)

          カルチャーセンターの古典講座を紹介する。 源氏物語 講 師:元 高校教師 冨樫 とも 日 程:第1,第3 火10:30 ~ 12:00 受講料:3,960円 『源氏物語』を読む 講 師:日本文学研究家 氏家 千恵 日 程:第1,第3 水12:00 ~ 13:30 受講料:5280円 楽しい古文書の読解「信長公記」を読み解く 講 師:元岐阜県歴史資料館職員 吉田 義治 日 程:第1,第3 月13:00 ~ 14:30 受講料:4,400円+教材費 「源氏物語を紐解

          カルチャーセンターの古典講座一覧(2024年4月現在)

          よみうりカルチャーの古典講座一覧(2024年4月現在)

          よみうりカルチャーの古典講座を紹介します。 【荻窪センター】古今和歌集をよみとく 講 師:北海道教育大学名誉教授伊藤 一男 日 程:4/1、5/6、6/3、7/1、8/5、9/2 月10:30~12:00 受講費:23,100円+維持費2,310円+教材費500円 漢詩への招待 講 師:財団法人斯文会講師 宇野 直人 日 程:4/2、4/16、5/7、5/21、6/4、6/18 火11:00~12:30 受講費:23,100円+維持費2,310円 万葉集入門 講 

          よみうりカルチャーの古典講座一覧(2024年4月現在)

          朝日カルチャーセンター古典講座一覧(2024年4月現在)

          朝日カルチャーセンターで学べる古典の講座について紹介する。 【新宿教室】「枕草子」全購読 講 師:津島 知明/国学院大学講師 日 程:4/3(水)、5/1(水)、6/5(水) 受講費:会員対面10,395円 「万葉集」全講 講 師:鉄野 昌弘/東京大学教授 日 程:4/5(金)、4/19(金)、5/17(金)、6/7(金)、6/21(金)各13:00-15:00(見逃し配信あり) 受講費:会員対面・オンライン17,325円 五感で読み解く「源氏物語」 講 師:三田

          朝日カルチャーセンター古典講座一覧(2024年4月現在)

          【001】古典ゼミ

          【企画ナンバー001】古典ゼミ古典ゼミでは、オンラインで交流会を行います。 こちらの講義は1回50分間で、参加費1,000円となっております。 ZOOMを用いてオンライン上で交流をおこないます。 それぞれがテーマを持ち寄って、自由に語り合います。 普段の講義では話題にできなかったこと、以前の講義で気になったこと、改めて詳しく話してみたいこと、などを自由に話題にします。 参加は画面オフでも、チャットだけで参加でも、ただ話を聞いているだけでもかまいません。 途中参加、途中退室

          NHK文化センターの古典講座一覧(2024年4月現在)

          NHK文化センターで学べる、古典の講座を紹介する。 【仙台教室】神話への旅『古事記』~『風土記』を読む 講 師:宮城学院女子大学名誉教授 犬飼 公之 日 程:4/5(金)、5/31(金)、6/7(金)、7/5(金)、8/2(金)、9/6(金)各10:30-12:00 受講料:対面17,886円 『万葉集』人間模様 講 師:宮城学院女子大学名誉教授 犬飼 公之 日 程:4/19(金)、5/17(金)、6/21(金)、7/19(金)、8/30(金)、9/20(金)各10:

          NHK文化センターの古典講座一覧(2024年4月現在)

          古文を読むのに文法や単語より大事なこと

          古文は、古典文法や単語がわからなければ読めないわけではない。むしろもっと大事な要素がたくさんある。 例えば、次の一文はどうだろうか。 まず、一見して植物の話題であることはわかる。それだけでも、そもそも古文が我々の現状とかけ離れたものではないことがわかる。 細かくみていく。 「木がつける花は、濃いのも薄いのも紅梅である」という意味であることが読み取れる。 このまま受け取ると、「木がつける花であるものは、濃いものでも薄いものでも全て紅梅である」とも解釈できてしまうが、それは何

          古文を読むのに文法や単語より大事なこと

          「文法と単語」というハードル

          国語の授業は、中学校でも高校でも基本的に学ぶことは変わらない。読む、書く、聴く、話す、といったことを総合的に学んでいく。そのテーマや扱う素材は変わるが、基本的なことは変わらない。 しかし、その中でも大きく変わると感じるのが、古典である。中学校で学ぶ古典と高校の古典では、ずいぶん違うと感じる人も多いだろう。 その大きな理由が、文法と単語である。中学校でも口語文法(こうごぶんぽう、現代の日本語の文法)は勉強するし、古文単語もいくつかは勉強する。また、それらが高校入試で出題され

          「文法と単語」というハードル

          文法を学ぶ必要はない

          古文を読むときに大事だと言われているものに、文法と単語があると、言われている。 私はこの文法も単語も、基本的には学ぶ必要がないと思っている。 まず、文法がわからないと古文が読めないと言われることもあるが、そんなことはない。英語を学ぶときにように文型を学んだり、品詞を学ぶ必要はない。なぜなら、日本語だからだ。 昔の文章だからといって、全く違う言語になったわけではない。他の言語に比べれば、ほとんど同じと言ってもよい。だから、わざわざ文法を学ぶ必要はない。 それに対して、「

          古文を「音」でとらえる

          高校で古文を扱うときに、まずは何から入るのか。 多くは、「音読」だと思います。 なぜなら、まずは「音読」によって、教科書の本文を「音」で捉えることが必要になるからです。 例えば、「あはれ」という言葉。 これは「あわれ(aware)」と発音するのですが、これを「ahare」と発音してしまうと、とたんに意味が通じにくくなります。 「この花いとあはれなり。」 このような一文があったときに、「あわれ」と発音すれば、「憐れ」「哀れ」という言葉が連想されます。 ほかの「この花」は

          「光る君へ」で感じる古典の情趣

          今年の大河ドラマ「光る君へ(ひかるきみへ)」の主人公は、紫式部(むらさきしきぶ)である。 時は平安。物語は、後に平安の世を謳歌する藤原道長(ふじわらのみちなが)が権勢を極めるまでが、ひとまずの流れである。紫式部は後に、藤原道長の娘にお仕えすることになる。 そんな紫式部の代表作が、「源氏物語(げんじものがたり)」である。 「光の君(ひかるのきみ)」「光源氏(ひかるげんじ)」という男が主人公の物語で、出会いと別れ、愛と憎しみが描かれる、抒情に満ちた作品である。 この「光る

          「光る君へ」で感じる古典の情趣

          智秀館塾の公式ブログが始まります

          智秀館塾は、「社会人のための古文専門塾」です。 なぜ「社会人のため」なのか なぜ「古文専門」なのか 少しずつ、この塾について紹介していきます。 【公式サイト】

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