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NIJINアカデミーには、子どもと大人それぞれの成長があった

多くの人たちの応援や頑張りで出来上がったNIJINアカデミー(通称「ニジアカ」)は、間違いなく世の中を変えていた。
子どもたちの人生をHAPPYに変えていた。世の中に素晴らしい価値を生んでいた。
側面から関わる私が、ニジアカに最近泣かされたふたつの出来事を共有したい。


~ニジアカの子どもたちに泣かされた~

ある朝のホームルーム。
某メディアの方がニジアカに見学に来られ、この方と同じ部屋でその時間を共にした。
実際にニジアカのバーチャル校舎に入ってもらい、学校の様子、子どもたちの様子を目の前の画面でリアルに見てもらった。隣の部屋からは朝のホームルームの司会、いつものタツロー校長の声が聞こえる。
それはニジアカの子たちにとってきっと大きな出来事だ。

タツロー校長からの紹介の後、この方が優しく子どもたちに語りかける。
「ニジアカのみなさんがバーチャルの学校でどんなことを勉強してるのか、みなさんの頑張ってる様子をしっかり見させてもらいたい。」

ふたりの子のプレゼンが披露された。 

一人目の子はニジアカでの毎日の紹介。
「校長先生が、海外の学校の話、戦争の話、働いてみたい会社の話、毎日いろんな世界の話をしてくれる」こと。
「授業、部活、ランチタイム、クラス会議、他にもニジアカにはたくさん楽しいことがある」こと、小学校低学年であろうこの子の、見事にまとめられたスライドとプレゼンに驚く。

二人目の子からは「私の宝物」と題した物語。
自分が経験してきた辛い思い出。学校に行けなくなった自分を責め毎日泣いて沈んでた自分にお母さんがニジアカを進めてくれた話。
元気になったと周りからも言われ心が前向きになった話。みんなの頑張りを見て自分もいろなことにチャレンジしてみようと思った話。
途中から涙で声を詰まらせながら必死に語られるプレゼンはさらに続く。

「多様性の大切さ、生きる喜び、感謝を生まれて初めて感じました。自分は自分らしくいていいって気づかせてくれた先生や優しい心を持った友達がここにはたくさんいます。優しく見守ってくれるみんなが心強い。
心に傷を持ち、今は顔出し声出しができない子もたくさんいます。でも、いつかはみんなで協力しあって顔出し、声出しができるようにしたいです。これが私の宝物です。」
「NIJINアカデミーにいたのがうらやましいと言われるような学校にしたい。それが私が見つけた新しい目標。これが私の宝物。」

心からあふれ出るこの言葉、一生懸命に語られたプレゼンを聞きそれをチャットや拍手マークで途切れることなく後から後から励まし続けるニジアカの仲間たちの応援を見て、涙が止まらなかった。
目の前のメディアの方も画面をじっと見続けてくれている。画面の向こうには言葉を失い固まりながら泣いてるタツロー校長の姿も見える。
Happyに包まれたニジアカの朝に、私まで励まされる。

~ニジアカの大人たちに泣かされた~

子どもたちを支えるスタッフも、さまざまなバックボーンを持ちながら全国から参画し、このメタバースの校舎でさまざまな役割を持ち日々奮闘する。
今や100人を超える子どもたち、保護者、スタッフ、組織が大きくなったニジアカでは、時として心がざわつく出来事も起きる。
ある出来事が起きた後、Slack上でのやりとりがあった日の夜、数名のスタッフとタツロー校長がすぐ集まった。
私はこの場にいたわけではないが、その後共有されたアーカイブを見てこの出来事を知る(このオープンさがニジアカの強みのひとつである)
一時間を超えるこのアーカイブでは、起きた出来事が改めて共有され、それぞれのスタッフが子どもたちへの想い、日ごろの苦悩やニジアカへの想い、チームへの想いを静かに語り合う。
時折涙を流しながら語り合う彼ら彼女らの姿に、対話の大切さ、人と人がわかり合う難しさとわかり合った時の強さを改めて感じる。
普段の自分の仕事の中でも時折心がざわついたり辛い想いをするシーンがある。そんな時に求められる強いチームの姿と必要なチームワーク、最上位目標や理念の共有の力を今回見せてもらった。
このニジアカで成長していたのは決して子どもたちだけではなかった。ニジアカで頑張る大人たちも見事に成長を果たしていた。

「こんな学校を作りたい」そうタツロー校長から初めて聞いた時、開校目指すクラファン成功に向けて仲間たちががんばってるシーンが頭に蘇った。
今や全国からの100人もの子どもたちや保護者の方々が幸せや喜びを感じることができる場、自治体やメディアをはじめ世の中から大いに注目されはじめている場をこの短期間に見事に創り上げつつある仲間たちを心から誇りに思う。

"Be HAPPY、Do HAPPY"が間違いなくそこにはあった。
今回目の当たりにした出来事で、ニジアカが確実に世の中を変えていることを確信した。
間違いない。NIJINアカデミーは今辛い想いをしている世の子どもたちを幸せにできる、Happyにできる。今回の出来事で改めて確信した。
引き続き、自分にできる応援を続けたい。みなさんもぜひ、ニジアカを周りの方々に知らせてほしい。

そんなある日の、ニジアカふたつの出来事であった。

NIJINアカデミー日々の出来事はこちら

/学校CHLOOS 田中光太郎

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