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家庭とキャリアの両立における女性の幸せとは

こんにちは。おのさきです。

山口慎太郎さんの「家族の幸せ」の経済学
を読んでの考察です。

人生の感情的な選択を統計学で教えてくれる本

結婚、子育て、保育園、イクメン、離婚、それぞれの経済学をデータをもとに教えてくれる本です。
幸せというと観念論で紐解かれる分野だけに、統計学で示してくれる本書は、共感だけでない、信頼を持ちました。

女性キャリアアップによる男性への条件の変化

一般的に、家族は結婚から始まります。
非常に共感でき、同時に驚いたのは、結婚相手への条件。

女性は男性に『仕事への理解』と、『家事や育児の能力』を半分以上の方が求めていることです。 
男性は女性に、『家事や育児の能力』を5割の方が求めています。

今の女性は、相手に経済力を求める以上に、
自分が仕事を継続して、育児をしたいと感じてる方が多いことに驚きました。

男女ともに育児能力を求めているからこそ、社会的な育児のサポートが重要です。

併せて、企業側も女性がキャリアを積みながら、出産育児をしても戻ってこれる環境づくりが求められているのですね。

妊娠・出産後の復帰は1年以内が理想⁈

結婚後、いざ子どもができて、出産すると子どもとの時間を大事にしようと思うママが多いと思います。
実際、本書の山口氏も虐待のニュースで心痛めることもあるけど、日本の親は子どものことを大事にしてる親が多いことも数値からわかると述べています。

とはいえ、経験上、子どもを産み、育てる中で、子どもを一番にしたいと思いつつも、今までやってきた仕事もやりたいという気持ちも出てきます。

実際に仕事に復帰するためには、乗り越えるべき幾つかのハードルを想定し、計画的に進めることが大事です。
知識、体力、職場環境、人間関係、育児協力など。

育児休暇制度はあるものの、個人的は8ヶ月〜9ヶ月で戻ることが理想だと考えます。
それは、生活のペースや体調、仕事の感覚を戻すためです。
あくまで、母親からの視点です。

基本的に、母親が健康で元気でいることが育児において非常に重要という考えを根本的に持っているためです。

一方で、子どもにとっては、半年から保育園に入ることは、どうなんだろうという疑問を持っていました。
しかしながら、子どもにおいてもメリットが高いことが示されており、内心ほっとしながら読んでいました。

イクメンの存在の大切さ

更に、育児という点で、イクメンの夫の存在が大事です。
日本での男性の育児休暇の取得率の低さを改めて痛感しました。
山口氏は、「育休は伝染する」と言われていますが、まだ取得率がかなり低い現状からすると、取得までは時間がかかりそうです。

だからこそ、育休を取得する前に、育児への積極的参加を大事にしてもらいたいなと思っています。形より誠意から。

本書にあるように父親の子どもへの関わりは、夫婦関係や、子どもの学力においても期待できることから、男性には積極的にやっていただきたいですね〜。

保育園に育ててもらうメリット

山口氏は、育休は3年も不要であり、育休は1年が理想と述べてます。

理由は、私のような母親の理由もそうですが、保育園に預けることでの子どもの発達のメリットを教えてくれています。

具体的には、
・母親でなくても保育教育を受けた保育士がみても子どもは健やかに育つ
・母親が1年で仕事に復帰することで、就業にプラスになる
・子どもの多動性や攻撃性を抑えてくれる
・保育園は母親も育ててくれる
・母親のストレスを軽減し、家族の幸福度を高めてくれる
ということです。

「三つ子の魂百まで」と言われ、3年の育児制度も整えられている日本で、私は半年で仕事に復帰しました。
仕事へのやりがいや、保育園への有難さを感じつつ、子どもとの関わりが少なくなったことの影響を心配していました。


2歳半になる子どもは保育園を楽しみながら成長しています。
保育士の先生も丁寧に接し、日ごろの様子をしっかり教えてくれているので、安心しているところでのこの本との出会い。
だからこそ、余計に私の判断でもよかったんだなぁと思わせてくれたものでした。

情報をキャッチし、家族の生き方を選択しよう

自分の両親や祖父母の時とは、考え方も社会も変わってきています。
今回の本の内容も、親が聞いたら驚くことでしょう。

でもきっと、自分が祖父母になる頃には、結婚や育児の考えも変わっていくのではないかなと思います。
家族という形が変わったり、結婚という形式も無くなってくるかもしれません。更には、本書にもあった離婚後の共同親権の許可など。

多様化する価値観、選択肢が増えていく中で、幸せについて自分や大切な人と考えて答えを出すことが求められます。

「○○が正解」がない中で、自分の未来を責任もって選択するために、情報をキャッチすること。
そして、その都度、幸せのための選択を繰り返していくことが大事だと思います。

まとめ

✅男性の女性に求めるものは大きな変化はないが、女性が男性に求める条件が女性が仕事をするようになって変わってきている。

✅子どもは母親だけが育てるのではなく、母は1年くらいで仕事に復帰し、それ以降は、社会的なサービスである保育園を利用することは、家族の幸福度を上げてくれる。

✅結婚することがゴールでないし、幸せにも答えがありません。
だからこそ、常に幸せについて考えて、情報を集め、選択していくことが大事。

✅筆者が、日本のデータや情報の少なさを指摘しています。
今後の未来の子ども達のためにも、研究に積極的に貢献していく大切さを実感。

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