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プリンなんか作っている場合です!

こんにちは、サユリです。

私はチョコレートプロフェッショナル®︎です。
そして、実はカスタードプリンも大好きなので
〈プリン研究所〉の研究員兼所長でもあります。

日々、仕事に家事に子育てにエクササイズにおしゃれに自己実現に忙しくはありますが……

プリンの原材料の科学的特性を実験結果より分析し、より美味しいホームメイドプリンを探究し、皆さまも大好きなプリンについてご報告しようと頑張っております。

理想のプリンは、やはりモロゾフのカスタードプリン。滑らかな玉子色の肌合いで、型から外しても程よい弾力で自立する。

モロゾフの定番カスタードプリン


モロゾフを理想形とはしつつ、ホームメイドで私の譲れないポイントは、体に良い甘味料を使うことです。精製糖ではなく、ブラウンシュガー、ココナッツシュガー、オリゴ糖、蜂蜜、フルーツやドライフルーツ類を使います。

ブラウンシュガーや黒糖は問題なく作れます。カラメルソースにも卵液にも使いますが、プリンの肌合いが褐色の日焼け肌色となります。

味わいは複雑なコクがあり、見た目が可愛いというよりは大人の色合い。シックな色合いの皿に型抜きして、ラムやコニャックを垂らすと、もうもう大人時間のプレミアムプリンとなりますよ。息子には食べさせられない、大人の密かな愉しみのプリン。実は私のお気に入りです!

こちらはイチゴのワインコンポートと生クリームをフルで盛り付け、黒糖カラメルソースにラム酒をふりかけています。我れながら、大人のプレミアムプリン!息子が帰ってくる前に見つからないよう食べてしまわなければなりませんが……


オリゴ糖と蜂蜜は問題なく焼きプリンに使用できます。優しい甘みは市販品とはひと味違うホームメイドの味わい。育ち盛りの息子のおやつの定番としても、安心安全です。


体にも腸活にも良い甘味料として、私がよく料理に使う甘酒も……とは思ったのですが、こちらは自立するプリンにはなりませんでした。

発酵食品である甘酒は、焼き固めたプリンのタンパク質を分解してしまい、焼きカスタードプリンならぬ、焼きカスタードクリーム……というか、焼きカスタードソースのように出来上がりました。しかも、焼成実験の終了時に、オーブンの中でプリン型を倒してしまい、天板からカスタードソースの液体が流れだし、研究所は一度、実験停止を余儀なくされました。


同じように、酵素の働きで固形プリンの液状化現象をおこしてしまうのが、プルーンという研究結果も出ております。

腸活に良いとされるプルーンを丸ごと入れたプリンは、出来立ては固めですが、半日後にはクリーム状に、その後はソース状へと液化してしまいました。恐るべし、プルーンの酵素力とポリフェノール力。まぁ、それが美容と健康に良い証拠でもありますね。

ちなみに生の赤葡萄で焼きカスタードプリンを作った際も同じ、半日後には液状化の結果となりました。

プルーンと赤葡萄のお友達でもあるレーズンに関しては、全く問題なしで焼きカスタードプリンか作れました。液状化現象も起こりませんでした。カラメルソース以外は、無糖の卵液に山盛り大匙2杯ほどのレーズンをぶっ込みます。出来上がりの肌合いはゴツゴツしますが、レーズンの自然な甘味で、十分に美味しいプリンが出来上がりました。お好みで、ラム酒を加えてラムレーズンプリンも行けますよ。


今回の実験結果 報告まとめ

プルーンと赤葡萄でカスタードプリンを作れないことはないが、型から出さずに、出来立てをなるべく早めに食べるべし。クラフティなどで食後のデセール皿として、焼きたてを供するメニューなら大丈夫です


もちろん、キウイやパイナップルにはタンパク質消化酵素が入っているので、こちらのフルーツは最初から除外しておりました。ただし、プリンの盛り付けで添える分には、彩りも良く、プリンの消化吸収をより助けてくれるはずです。



日々、体に良くて美味しいプリンを追求し続ける、プリン研究所からの実験リポートでした。

ホームメイドのプリンは、子供にも安心安全な無添加です(ラム酒以外は 笑)

ぜひ、皆さまのプリンライフのお役に立てば幸いです。

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