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「8年越しの花嫁」

「8年越しの花嫁」
脚本:岡田惠和
ノベライズ:国井桂
の小説を読んだので、この本についての記事を書きたいと思います。

※ネタバレ注意!!!

恋人がいる人には特に、ぜひ読んでほしい小説です。

尚志さんの、麻衣さんが目を開けるまでの過ごし方が、、、同じ状況になったときに同じことができるのか、そこまで彼女の回復を心から信じてあげられる、尚志さんの愛や、意思の強さに圧倒されました。

また、麻衣さんが意識を失う前の、2人の幸せなシーンが大好きです。ついニコニコしながら読んでしまいました笑笑
特に麻衣さんのレストランに、尚志さんが食べに行くところ!
「麻衣さんの話は面白い。ずっと聞いていられる」とドライブで尚志さんが考えている場面も、本当に麻衣さんのことが大好きなんだなぁ、と伝わってきて、私も幸せな気分になりました。

あと、どちらのご両親も素敵です。麻衣さんのご両親が尚志さんを歓迎する場面や、尚志さんのお母さんと麻衣さんが仲良くしている場面も好きです。そんなシーンを読んでいると、私も将来結婚するお相手さんがいるならそのお相手さんのご家族ともこんなふうに仲良くできたらなぁって思います。

そんな素敵な麻衣さんのご両親が尚志さんに「君は家族じゃない」と、いつ目覚めるか分からない麻衣さんのそばにいる尚志さんへの思いやりから冷たい言葉を放つシーン、その言葉を受けてもなお、麻衣さんのそばにいる尚志さん。尚志さんのお母さんが「息子もここで投げ出したら一生後悔すると思うんです」と、麻衣さんを愛する尚志さんの気持ちを理解して麻衣さんのご両親にお願いをするシーン。ほんとに素敵だと思いました。

最後に記憶を取り戻してないというところも、完全なハッピーエンドじゃないけれど、きちんと運命を受け入れて2人で前に進んでいく、という感じがして私は好きです。

私も2人のように、誰かと心から愛し合って素敵な人生を歩めたらいいな。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。スキ、コメント、お待ちしています。

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