仁見

30代に入り、自分のアイデンティティをより深く見つめることが多くなり、遅ばせながら生き…

仁見

30代に入り、自分のアイデンティティをより深く見つめることが多くなり、遅ばせながら生きることを真剣に考え始めました。 このnoteでは、自身の文学論、読書記録、文学作品を中心に投稿させていただく予定です。 ぜひフォローをお願いします。

マガジン

  • 新訳 枕草子

    枕草子を、古文が苦手だった方にも分かりやすく、現代語訳をしています。

  • 《小説》薔薇の慰め

    自作の小説『薔薇の慰め』を連載の形にし、マガジンでまとめたものです。ぜひご覧ください。

  • 香水小説

    香水の香りからインスピレーションを受け、それを掌編小説としてまとめています。 香りは人々の記憶を呼び覚ます。 こんな感じ方があるんだ!と楽しんでいただけると嬉しいです。

記事一覧

新訳 枕草子4「正月一日は」2

 前回までのお話はこちらからお願いします。  地方官である国守・受領の任命が行われる除目…

仁見
1年前
3

たった1度の公演のために小劇団を立ち上げた話。それはあまりにも滅茶苦茶だった1

劇団立ち上げに至るまで  私が大学4年生の時の話です。大学1年生の時まで演劇サークルに所…

仁見
1年前
8

受験指導の際のモットー

 受験、と一言で申しましても、それを受ける生徒は様々です。ですが、「この学校に入りたい」…

仁見
1年前
2

《小中学生向け》zoomでの家庭教師

高等学校での教員歴5年の仁見です。 教科は国語ですが、様々に興味があるので、どの科目も指…

仁見
1年前
3

《小説》薔薇の慰め 3

↑ 前回話はこちらからお願いします。  外の眩しさにローズ翁は、葉先から茎に至るまで太陽…

仁見
1年前
3

富山県 高志の国文学館 川端康成展へ行って来ました

 先週までの大雪が嘘のように晴れ渡る中、ドライブで富山県へ。立山連峰が美しい。  富山県…

仁見
1年前
4

《掌編》虚空と邂逅 BYREDO ビブリオテークに寄せて

 それは、鎮魂歌というにはあまりにも響きが強く、魂の復活を願っているかのような音色だった…

仁見
1年前
3

新訳 枕草子3「正月一日は」1

 お正月はやっぱり空がうららかに晴れ晴れとして見え、霞がかっている中で、人々は皆身も心も…

仁見
1年前
3

《小説》薔薇の慰め 2

 翌日、ローズ翁が目を覚ましたときには、まりちゃんによる朝の選抜の作業は終わっていた。確…

仁見
1年前
3

新訳 枕草子2「頃は正月」

1年12ヶ月。それぞれにそれぞれの時に折り、1年を通して何かしらの趣がある。

仁見
1年前
2

《小説》薔薇の慰め 1

「ピンクとオレンジを基調にして、えっと、あとは薔薇はいろんな種類を入れてください。それか…

仁見
1年前
5

新訳 枕草子1「春は曙」 

春はあけぼの。少しずつ明るくなっていく山の稜線。そこには赤紫の雲が細く連なっている。 夏…

仁見
1年前
6

睡眠薬と眠りについて。私の処方薬と睡眠実践

 教員生活2年目は多忙を極めました。とある10月、定期考査の準備、文化祭の主任、入試対策委…

100
仁見
1年前
4

《掌編》淀みに咲く花  YSL LIBRE EDPに寄せて

 有給をとり勇み足で挑んだ長いショッピングの帰り道は、まぶたの下にへばりついたダークグリ…

仁見
1年前
7

戦争日記 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々 オリガ・グレベンニク

ウクライナとロシナの紛争は未だ終わりは見えないのだろうか。テレビのニュースでは、ぜレンス…

仁見
1年前
8

初めまして!

何かと、インターネットなどでカタカナ文字を見てもその意味が分からなかったり、インターネッ…

仁見
1年前
15

新訳 枕草子4「正月一日は」2

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1年前
3

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1年前
3

《小説》薔薇の慰め 3

↑ 前回話はこちらからお願いします。  外の眩しさにローズ翁は、葉先から茎に至るまで太陽…

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1年前
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1年前
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1年前
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1年前
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