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#4 『掃除婦のための手引き書』



彼女の力強くも
研ぎ澄まされた声に触れては、
心を奪われ引き寄せられていた。

その魅力は
寄せては返す波のように
ひたすら繰り返されていく。

一体、どれだけ魅了されるのだろう。

彼女が見ていた、捉えていた世界を覗き、
静かに、時には荒々しく
心を掴まれてばかりだった。



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