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その原因は足首からじゃないでしょうか?

第2回目は足首です。

前回が足の裏、今回が足首。
本当は症状別にしたいところなのですが、足の裏や足首ってあまり気にされない場所なのにめちゃくちゃ大事な体の基礎部分なので部位別で書いています。

昔、スポーツクラブの会員さん(Aさんとしましょう)でこんな方がいらっしゃいました。

学生時代にバスケをしていて捻挫をしたそうです。
もう癖になってると平気な顔で言ってました。
当時はスノボやフットサルと体を動かすことが好きでした。

捻挫とは、度合いは分かれますが足首の靭帯が損傷することを言います。
靭帯とは、骨と骨をつなぐ役割があります。なので靭帯が切れれば関節はブランブランです。
捻挫は靭帯が一部損傷している程度のことを言うらしいです。
が、捻挫とは何かの拍子で足の可動域が超えてしまう時、靭帯も引っ張られるんです。
よく靭帯が伸びた、なんて言いますが伸びた靭帯は元通りにはなりません。
切れた靭帯は手術でくっつけます。


Aさんはどちらの足首ともグラグラでした。

接骨院に行っても「捻挫は冷やして安静にしてれば治る」なんて言われます。
それは治ったわけではなく、痛みが取れただけです。

Aさんも痛みがなくなれば大丈夫と、サポーターをして足首をカバーしていました。
しかし、その足首の不安定さはやがて腰にきます。

どこかが不安定になれば、他のどこかがカバーをしなければならなくなるからです。

病院でヘルニアと診断されたそうです。(ヘルニアについてはまた後日書きます)

思うようなトレーニングができず、スノボもフットサルもできないまま、とりあえずプールならできるということでプールで泳いだり歩いたりしていました。
しかし、顔を見ない日が多くなり、たまに来たかと思ったら首にもサポーターをしていました。

どこかが不安定になれば、他のどこかがカバーをしなければならなくなる。
足首の不安定さが首に来たそうです。

Aさんが特別なのではありません。
捻挫について軽く捉えている方が多いように思います。
私たち一般人以外にも接骨院の先生ですら痛みが治まればいいと思っているのです。

捻挫をしたことがないから大丈夫!と思っていても、使われない場所は錆びていきます。
掃除をしなければ埃がたまるように、使わなければ固まっていくだけです。
固まった足首とグラグラな足首は同じです。
軽い捻挫でも、「安静にしろ」という処置のお陰で固まっていきます。
足首の動かす範囲に制限が出てしまうのです。

足の裏や足首は体の土台です。
どんな方にも整えて欲しい部分です。
ぜひチェックだけでもやってみてください♪

私も久しぶりにやったのですが、変わりようにびっくりしました!!
これだから、体って面白い♪



【チェック方法】

1.片足立ち

片足立ちをします。
上げる方の足は地面から少し浮くくらいでOKです。
左右での違いやバランスをみましょう!

※やりにくい方を覚えておきましょう! 

2.かかとをつけて座る 

足は腰幅で立った状態から、かかとが地面から離れない場所まで座ります。
どこまでできるのか、また足首の感覚を覚えておきましょう!

3.長座足首の可動域 

長座で座ります。

目を閉じてつま先を遠くに伸ばします。
目を開けて左右の違いをみましょう。
※目を開けた状態だと視覚からの情報で左右同じにしようとしてしまうので必ず目を閉じてください。

もう一度目を閉じて今度はつま先を自分の方に向けてきます。
目を開けて左右の違いをみましょう。

※どちらとも動く範囲が狭い方を覚えておきます!


※今回は違いを見るために片足だけトレーニングします!
先ほどのチェックでやりにくかった方の足はどちらでしたか?
やりにくい方の足を使ってトレーニングです♪


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