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Community Life

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近年注目されてきている「コミュニティ」。Community Life-コミュニティに関わる人へ向けた、コミュニティマガジン-をテーマに、コミュニティに関する記事を配信していきます。
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#コミュニティ運営

「コミュニティ観」を育むということ

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、こんなツイートをしました。 今回は、ここに書かせてもらった「コミュニティ観」について考えていきたいと思います。 コミュニティ観とはなにか?いきなり「コミュニティ観」といわれてもピンとこない方もいらっしゃると思うので、そこから考えていきたいと思います。 人生観や宗教観といったように、〇〇観という言葉がさまざまなところで使われていると思います。 この定義からから考えていくと、その対象に対して、どう

「コミュニティのために」だけでは弱い

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、こんなツイートをしてみました。 まちと表現してしまっていますが、コミュニティ全般に同じことが言えると思ったので、このnoteではコミュニティを軸に考えていければと思います。 コミュニティ運営に関わったことがある人なら共感してもらえると思うのですが、メンバーの皆さんに「貢献的なアクションをとってほしい!」と願う瞬間ってあると思うんです。コミュニティをいい場にしたいと考える立場であれば、自然な思考です

正解を求めなすぎない姿勢と仲間の重要性

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、僕が3年近く運営していた「コミュニティの教室」をリニューアルし、「コミュニティのカレッジ」をリリースしました。 コンセプトは『コミュニティで生きる人の対話の場』。 詳細はぜひwebサイトを見ていただきたいのですが、今回この場に込めた想いを書いてみたいと思います。 正解がないことへどう向き合うのか?「コミュニティには正解がない」 この言葉の意味は、コミュニティマネジメントに関わる方であれば理解して

コミュニティを立ち上げる際に考えるべきポイント

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、久しぶりにタイムチケット経由で、コミュニティの相談を受けました。 このようなコミュニティの相談の内容の多くは、「これからコミュニティを立ち上げたいと考えているのですが、どうしたらいいでしょうか?」というものです。 確かに、まだコミュニティに触れたことがない人にとっては、不安が多いところだと思いますし、イメージがつきにくい部分。 今日は、そんな「これからコミュニティを立ち上げたい!」と考えている方

「他の誰でもない、あなたから始めるのだ」

先月末からスタートした、コミュニティの本質を探求する学びの場「コミュニティの教室」第8期。僕がコーディネーターを務めている、コミュニティ型のスクールだ。 3ヶ月の間に、コミュニティを実践しているゲストを呼んだり、メンバー同士での学びの機会を提供している。 昨夜、複業研究家 / コミュニティカタリストとして活躍している、西村創一朗さん(@souta6954)にお越しいただいた。 さまざまなお話を伺ったのだが、特に印象に残っているのが「GIVE」についての話だった。 「コ

コミュニティを”選べる”ことによって生まれた弊害

この数年でオンライン上にコミュニティがどんどん立ち上がり、コミュニティの概念が一気に広まってきたと思う。 東京は特にその感覚を強く持てる環境で、複数のコミュニティに所属するというひとはまったく珍しくなくなっている。 「自分に合うコミュニティを選べる」 これは地域コミュニティでネガティブに感じられていた部分と比較すると、いいことだと思う。 地域コミュニティでは、どうしても地縁関係のコミュニティに所属せざるを得ず、あまり相性が良くないひととも付き合っていかないといけない状

“学び”を通じて生み出したいもの

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 2年前からNPO法人グリーンズさんと一緒に取り組んでいるのが、「コミュニティの教室」というスクール事業です。 ”コミュニティ”というキーワードが広がり、使われ方も解釈も多様になっています。そんな時代だからこそ、コミュニティの本質を考えよう。そんなコンセプトを持って運営している学びの空間が「コミュニティの教室」。 この教室には初級編と実践編の2種類があります。 コミュニティを実践しているゲストをお呼びし、

”育てる”ではなく”育つ”ことを大事にしたい

最近、急に読書欲が向上して本を読むのが日課になってきました。 ここ数日で読んだ本の中で一番おもしろかったのが、渡邉格さんの「田舎のパン屋が見つけた”腐る経済”」です。 2013年に発売されたかなり有名な本なので、いまさら説明する必要はないと思いますが、鳥取県を拠点にご夫婦で営んでいるパン屋さんのお話です。 詳しい内容はぜひ本を読んでいただきたいのですが、文中でびびっと来たのが下記。 ”農家の仕事は、土をつくることだ。野山で植物を支える土壌は、水持ちがよく、柔らかくて温

コミュニティ運営の”いいチーム”をつくるために

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 最近よくいただく質問に「コミュニティにおいていいチームとはなんですか?」というものがあります。 僕は、少し前から「いいコミュニティには共通して、いい運営チームがあります」と話しています。さまざまなコミュニティを見てきて実際に感じていることであり、運営における土台的な部分でもありますよね。 ということで、今回は「コミュニティ運営のいいチーム」について、考えていきたいと思います。 コミュニティオーナーとコミ

コミュニティマネージャーはなぜ必要なのか?

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 僕はこれまでさまざまなコミュニティの運営に関わってきていました。コミュニティによって特徴も異なるし、運営体制も多様です。 実際に世の中的にも、”コミュニティ”と呼ばれる空間の数がどんどん増えていきているように感じています。僕の周りの方からも「コミュニティに関わっている」という声もよく耳にするようになりました。 コミュニティを話していくと、世間的にイメージされるのが”コミュニティオーナー”の存在です。インフ

コミュニティは、施策ベースではなく幸福度ベースで考えよう

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 最近たびたび、「コミュニティを学びたいのですが、どうすれば学べますか?」というご質問をいただきます。学生の方から、コミュニティを実践されている方まで様々。 その度にオススメの本や素晴らしいコミュニティマネジメントをされている方を紹介するのですが、結局実践をしていかないと学びのレベルとしては低いものになりますよね。実践していく中で、インプットしていかないとなかなか身につかないのが人間です。 また、コミュニテ

コミュニティ内施策における「好奇心」の重要性

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 コミュニティ運営をしていると、様々な取り組みが生まれていきますよね。それは運営発信かもしれないし、メンバー発信かもしれません。 コミュニティの事例も増えてきて、コミュニティ内施策のアイデアもどんどん豊富になっているように感じます。 そのコミュニティ内施策において、僕自身大事にしていることがあるので、今回はそれをまとめてみようと思います。 「好奇心」が生み出すコミュニティの循環コミュニティ内での活動が生ま

コミュニティマネージャーになるために必要な考え方とスキル

こんにちは。 コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 僕自身、コミュニティマネージャーとして活動している中で、様々なコミュニティマネージャーの方とお会いする機会があります。 そういう話をイベントなどですると 「どういう方がコミュニティマネージャーに向いていますか?」 というご質問をいただくことが多々ありましたので、一回noteにまとめてみようかなと思います。 これからコミュニティマネージャーを目指していく方の参考になれば嬉しいです。 まずはコミュニテ

オフラインで得られていたのは、主役になる瞬間だったかもしれない

こんにちは。コミュニティフリーランスの長田(@SsfRn)です。 先日、友人の髙橋奎くん(@_keitakahashi_)に誘ってもらい、箕輪編集室の運営をしているこっとんさん(@cotton___3)と一緒に「いまこそコミュニティを考えよう」というオンラインイベントを開催しました。 50名近い方々に参加いただき、グラレコやnoteを書いてくれる方も。本当にありがとうございます…! イベント中は、主にオンラインコミュニティの話題が多かったのですが、その中で 「オフライ