hanaの徒然日記

hanaです。 カウンセラーをしています。 #公認心理師#認知行動療法#セルフ・コンパ…

hanaの徒然日記

hanaです。 カウンセラーをしています。 #公認心理師#認知行動療法#セルフ・コンパッション#対象関係論#メラニー・クライン https://blog.goo.ne.jp/hanahohoemi

最近の記事

感情的であること

感情は、決して悪いものではない。 感情は、自分を守ってくれるものである。 自分の感情に、気づいていることが、いちばん大切である。 感情を、いかに大人らしいふるまいで、表現していくかである。 身近な大人である祖父母や両親のふるまいは、おとなげないものと、 子どもながらに思っていた。 家族の中では、ひとりだけの子どもの私に、怒りをぶつけることで、 大人たちは、自分の感情の安定を保っていた。 私は、彼らの感情を、幼いカウンセラーのように、受容していた。 そして、私は、

    • 学びの証

      2018年、公認心理師の受験勉強の時から、集めはじめた、使用済みボールペンの芯。 頑張った自分が、目に見える形でそこにある。 中学2年生の時に、学ぶ楽しさを知って、数学のノートを3冊ずつ束ねて使っていた。卒業の頃には、その束が増えて、何十冊にもなった。高校受験の時の、目に見えるお守りとなった。 高校の数学は、中学の数学とは格段に難しくなり、いま一度あのノートの束を見て元気を出そうと、押し入れの中を探していた。 そこで母が話した内容は、母のパート先で、私より一つ下の学年に

      • 私の防衛機制は?

        例えば私の防衛規制は、なんだろう? 防衛機制とは、ストレスから自分を守り、心身のバランスを保つもの。 同窓会へ、夫の車で一緒に行きたいと、電話して来たY子さんに対する怒りがおさまらない。甘えておねだりして媚びを売る声が許せなかった。 これは、私の未熟な防衛の「投影」である。 私の母には、腹違いの姉が居た。 後妻である母の母は、世間体を気にして、実の娘よりも、先妻の子を大切にした。 ひとりっ子の私には、同い年や年下の女のいとこたちがいた。 母は、実の娘よりも、父親の弟妹

        • 男女の友情は成立するのか?

          男女の友情が、成立しないことはないと思います。 しかし、それは、かなり難しいことではないでしょうか。 ふたりが、互いに、友情を大切にしたいと 継続して願い続けた場合のみ成立するでしょう。 夫は、男女関係において、自制心のある人です。 夫婦の関係を大切に思っている人です。 夫には、幼馴染がおります。 還暦を過ぎて、同窓会の通知が届きました。 以来、近くに住む一人の女性から、 同窓会場への往復に、夫の車へ同乗することを 毎回頼まれるようになり、夫の携帯電話へ直接連絡が 届

        感情的であること

          依存心が強い人は・・・

          テレホン人生相談の加藤諦三先生のお言葉に、 「依存心が強い人は、時に非常によく相手に尽くします。」というのがあります。 父も母も、親からしてもらえなかったことを、子どものためにしてやることが、深い愛情と信じていました。 両親にとって、本やピアノは、生活に必要のないもので、それを欲しがる私は、わがまま者でした。 りっぱな子育てをすることに重きを置く両親は、「豊かな人生を生きる」意味を知らなかっただけで、常にがんばって私を育ててくれました。 私は、好きなことも感情を共感さ

          依存心が強い人は・・・

          机の端に積まれた本

          読書大好き 独学大好き 心理学大好き リビングの片隅に置かれた 机の端にいつも 10冊くらいの本が積んである 早朝のコーヒーを飲みながら 家事のすきまに 煮込み料理のできるまで 寝る前にちょっとだけ その時の気分で 選んだ1冊を味わう楽しみ 心理学も 哲学も 脳科学も みんな つながっていておもしろい #うちの積読を紹介する

          机の端に積まれた本

          気持ちの記録

          感情は、大切なものです。 感情は、厄介なものです。 感情は、生きるエネルギーにつながります。 感情は、自然に生まれて、自然に消えていきます。 感情に、良い感情も悪い感情もありません。 感情の記録を大切にしましょう。 感情を言語化できることを大切にしましょう。 感情は、一つだけではありません。 感情の割合を数値化できるようになりましょう。 #習慣にしていること

          気持ちの記録

          セルフ・コンパッション

          自分への思いやりを大切にしましょう。 私たちの思い込みや認知が 生きづらさにつながることがあります。 頭でわかっていても同じことを 繰り返してしまうことがあります。 自分を否定するのではなく 怒りや悲しみなど ありのままの自分の気持ちを 感じ切ることが大切です。 紙に書いて整理するのもよいでしょう。 一人で難しい時には カウンセラーの力を借りましょう。 しっかり感じ切った時には 腹の底から納得のいく 行動が選択できるでしょう。 自分の感情や身体の感じ方に 気づけ

          セルフ・コンパッション

          カウンセラーの仕事

          あなたのこころを映し出す鏡になるのが カウンセラーの仕事です。 答えは、あなたの中にあります。 鏡になっていっしょに 答えを探し出すお手伝いをします。 目印は、あなたの感情、思考、行動です。 ありのままの私でいいんだと思えるまで こころがあったかくなる瞬間 体が軽くなる感覚 視界が明るくなる体験 が目標です。 ほんとうは 誰のこころの中にも 私だけのカウンセラーがいて 助けていてくれることに気づくまで お手伝いします。 #仕事について話そう

          カウンセラーの仕事

          気づいた時がチャンス

          はじめての仕事は、半世紀も前になります。 短大卒の私の選択肢は、生きる糧を得るための資格と 結婚を見据えた評判でした。 県立短大の幼児教育学科を選んだ時点で 本音よりは、建前重視でした。 感情は、意志の力でコントロールできると信じていました。 私の選んだ職業は、幼稚園の先生です。 好きか嫌いと問われれば、あまり好きではなかったかもしれません。 向いてるところも、向いてないところもありました。 この仕事を選んでいちばんよかったことは、 乳幼児心理を学ぶことができたことです

          気づいた時がチャンス

          自己紹介

          hanaです。 どうぞよろしく。 趣味、好きなことは、 読書、温泉、書くこと、手帳、文房具、写真、喫茶店。 カウンセラーをしています。 こころに関するエッセイを書いています。 20代は、幼稚園の先生をしていました。 30歳から、独学で心理学を学びました。 65歳で国家資格の公認心理師を取りました。 70歳の現在は、週に16時間ほど働いています。 #自己紹介

          書くことが癒し

          私の「推し活」は、「心理学」 新しいことを知るたび ときめきと興奮 30歳までの私は 感情を押し殺し 意志の力を持ってすれば 望む豊かな人生が開けると信じていた 間違いとわかった時 生き直しができるのは 「心理学」だけと思う カール・ロジャーズの エンカウンターグループへ連れて行かれたのが 心理学との最初の出会い フロイト、ユング、アドラー、ウィニコット 森田正馬、河合隼雄、村上春樹、 土井健朗、加藤諦三 認知行動療法、弁証法的行動療法 セルフ・コンパッション A

          書くことが癒し

          推し活の70歳

          Y子さんのことを無視できずに FacebookやInstagramで検索する 夫の幼馴染の同級生 同級会の度に うちの車で往復する二人 どんな人物なのか気になる アウトプットはしていないけど フォロー先は、たくさんあった 料理、アクセサリー かわいい動物のサイト 若い男性や女性の推しアイドルグループ 推しの人形 性的な動作をする女性 身体中にタトゥーを入れた男性 好きなことがあるのは 生きるエネルギーになる 人に迷惑をかけなければ 何を好きになっても自由 Y子さ

          こころは投影する

          猫撫で声で 少女みたいに 夫に甘える 70歳のY子さん 許せない 幼馴染とやさしく 受け入れている夫に 腹が立つ 私が夫に依存しているから 怒りが湧いてくる 自分が 少女みたいに甘えることを 許していないから 苦しい  

          こころは投影する

          私の「甘えの構造」

          ひとりっ子の私は、両親から甘えを禁じられた 親にも友だちにも甘えた経験がない 唯一甘えられるのは、夫だけ 還暦同級会を機に会場への往復を うちの車へ同乗するようになったY子さんに もやもやが止まらない 昔、年頃の娘だった私は 同級生の集まりに誘われても 父親に電話を取り次いでもらえず 適齢期を迎え 憧れの同級生の結婚にひとり涙した あざとかわいいY子さんが 夫と二人だけで高速道路を往復なんて 許せない 宴会の後は みんながそれぞれ シングルルームへ一泊する 仲間が

          私の「甘えの構造」

          少女のような70歳

          善光寺御開帳の年 夫婦で参拝に出かけた5月のある日 目的地に近づくと ナビ・ハンズフリーから いきなり女性の声 「Tくん、いまどこにいるの?」 同級生のY子さん <善光寺の近く>と夫 「え〜!?これから同級会するところでしょ〜?」 私は、ナビの画面をゲンコツで叩きます 「隣で怒っている人がいるよ」 と返す夫 気にしないY子さん 「いっしょに乗せていってよ〜」 「なんにもしないから〜」 中学を卒業以来 夫がY子さんに会ったのは 60歳過ぎの数回の同窓会 Y子さ

          少女のような70歳