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【省エネモードで生きよう】私たちの望ましい頑張り度合は60%です


ハッタツさんは常に全力


子どものころから失敗ばかり。
他の人と同じようにできなくて
責められたり怒られたり、
そこまでじゃなくても、
いろんな意味で悪目立ちしてしまう。

「みんなも頑張ってるんだから」といわれるので、
周りのみんなはすごく努力して頑張って、
できているんだと。
私の頑張りはまだまだ足りないんだと、
思っていました。

だから常に全力で、努力して、頑張って、
それでもできなくて、結局うつになって、
ひきこもったのが20代。


みんなそこまで頑張ってない


でも大人になって、発達障害だとわかってから
気づいたことがあります。

みんなそんなに頑張ってないけど、できてる

という事実。
なんだ、みんな頑張ってなかったのか。
がっくり_| ̄|○

私は頑張ってもうまくできない。
みんなそこまで努力して頑張らなくてもできてる。
という事実。なんだ、ダマされてた(笑)


一つ一つはたぶん、些細なこと。
たとえば時間通りに行くこと、
大事なものを忘れないこと、
今何をやるべきかをわかってそれに取り組むこと、
相手の気持ちを考えて話したり動いたりすること。

そういう当たり前のことが
できないときというのは、
フツーは何か、それなりの理由があるのです。
病気や心配事、あとは本当にやる気がないとか
反抗してるとかね。

私にはそういう理由もなく、
ただただできなかったのです。
やる気がないわけでも、反抗してるわけでも、
ましてや嫌がらせしているわけでもなかった。

でも誤解されてたよね。特に親や学校の先生には。
だって相手を納得させられるような理由なんてなかった。
周りを失望させたし自分にも失望した。

もちろん今は、自分の発達特性を分析して、
何がどうしてできなかったのかわかりますけどね。


省エネモードで生きることにした


それでもう私、みんなみたいにって頑張るの、
やめようと思ったんですよね。
だって結局、頑張ったって普通にできないし。
これはもうエネルギーの無駄遣いではないかと。

そんなふうに思えるようになったのは
30才すぎてから。
できるようになってきたのは40代になってから。
遅!

なにしろ全力で頑張るクセが
強烈についていましたから。
このクセを修正するのが本当に大変なの。

ということで、
過剰適応で病気になりがちな当事者のみなさん、
私たちの望ましい頑張り度合は60%です。
つまり半分+α。それぐらいで、十分です。

省エネモードで生きましょう☆彡


このような思考のクセをどうやって変えていくか、
についてはまた別の機会に。



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