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マスタードポテトサラダ、本日の「エプロンメモ」

2021年の12月、友人と訪れた札幌の「BOOKLAB.」さんにて一冊の本を手に入れた。
お土産をぎゅうぎゅうに詰めこまれて今にも弾けそうなキャリーケースをカウンターの横に置かせて頂き、じっくり楽しんだ店内で見つけた、暮らしの手帖社の「エプロンメモ」である。


手に入れてからは一気に目を通してしまうのではなく、気まぐれにページをめくり、その時引っかかった部分を実践する日々を送っている。
季節ごとに章が分かれているのでそこを参考にしつつ、時折目をつぶってパッと開いてみたり…
昭和59年初刷の本なので、内容的に実践が難しい項目もあるものの、まあそこも含めて生活のアイデア…自分なりの解釈を加えつつ、少しずつ実践していきたい。
とはいえ飽き性なので、いつまで続くものやら…しかしせっかくの生活の知恵やアイデアを書棚に眠らせてしまうのではなく、緩やかに生活に取り入れていく、そんな記録を残したいと思う。


今日はじゃがいもが大変なことになっていた。
2週間ほど前、まだスプリングコートでは肌寒さが忍び込んでくるような日にコストコで袋いっぱいのじゃがいもを買った。
何か作りたいものがあった訳ではなく、冬の間値上がりしていた(ように感じた)じゃがいもが袋いっぱいお手頃価格だったので、なんとなくカゴに入れてしまったのだと思う。
購入日は肌寒かったので冷蔵庫ではなく底冷えする廊下に放置していたら、なんと!急激に暖かくなったことが原因なのか芽が…
思い出すと少し鳥肌が立ってしまうじゃがいもの芽は、きちんと削れば大丈夫という方針のもと、ポテトサラダを作ることにした。
調理を始める前に「エプロンメモ」をぱらぱらめくっていると、ポテトサラダの文字があった。
今日にぴったりな春の章、53ページの「辛子を入れる」の項目である。

ポテトサラダに使用するマヨネーズにたっぷりフレンチマスタードを使用する、という極めてシンプルなものだが、読んでいるとどうしても食べてみたい…という気持ちになった。

しかしふとここで疑問が湧いてきた。「フレンチマスタード」って何なのかという疑問である。
私は料理が得意な訳でも、歴が長い訳でもないので(食べることは好きだけれども)こういうことに疎い。粒マスタードじゃダメなんだろうか?

オレンジページさんを参考にさせて頂くと、ふむ…かなり違いがある。
かつ、恐らくフレンチマスタードは私にあまり馴染みのないものである可能性が高そうだ。
でもフレンチマスタードのクリームのような舌触りが、ポテトサラダのマヨネーズに加えるのに適しているのだろう。(多分!)

とはいえじゃがいもはもう茹でてしまったし、我が家には粒マスタードしかないし…ということで本日は粒マスタードを使用した。
「エプロンメモ」のポテトサラダとは似ても似つかないかもしれないが、粒マスタードのプチプチ食感や香りの良さがマヨネーズを引き立て、やはり少し大人のポテトサラダになったように感じた。
ただ、よりマスタード感を押し出そうと思うと、粒マスタードでは限界があるのかも…多量の粒マスタードを使うか、やはり「エプロンメモ」通りフレンチマスタードを使う方が美味しさが増すのだろう。

粒マスタードを使い切ったら是非ともフレンチマスタードを購入してみたい。そしてまたポテトサラダを作ってみよう。
明日は残ったポテトサラダでサンドイッチを作るぞ〜。楽しみ!
それではまた。

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