見出し画像

海外旅行はメシがマズイ!?ローマ行くならサイゼ行けってホント?

旅行の醍醐味と言えばなんだろうか。
色々ありますが、何よりご飯ですね。

エステもアクティビティもしなくても過ごせますが、ご飯は何が何でも食べねばならない。
そう、旅行ではご飯選びは必須とも言えます。

そんな旅の楽しみでもあり、絶対やらねばならない「食事」が不味かったらどうだろうか。
かなりしょんぼりした気持ちになるに違いありません。

では、ご飯はどう選ぶべき?
今回は反面教師にしてもらうべく海外旅行でメシマズガッカリになり得る罠3選を紹介します。

1、サイゼリヤのほうが旨い説

イタリアの、特にヴェネツィアあたりに前情報無しで行った人は「冷静に考えたら、サイゼリヤでいい気がする」という感想を漏らすことがあります。それは本当なのか。

イタリア人のうちでも、ヴェネツィア方面(ヴェネトやロンバルディア方面)はメシマズだという話を聞きます。ローマもローマで何かあるわけじゃないので、なんとなくご飯は南イタリアのほうが推しが多そうです。

で、実際どうなのかというと幸いにしてイタリア料理は日本人に非常に馴染が深いこともあり、大抵のものは何の抵抗もなく食べられます。

海外旅行では「美味しいこと」より「(日本人にとって)地雷を引かないこと」が大事な気もしますが、イタリアでは日本人が食べられないものは少なくとも観光地や表通りのリストランテではほぼない。というご飯安全国家です。

ところでサイゼリヤはなんやかんや再現がすごいのか、あるいは日本人の口に合わせているからか、サイゼリヤのほうがおいしい説を唱える人もいるのです。

例えばヴェネトの方面のパスタなどは、オリーブオイル大量投入で油に弱い人は腹壊すのでは?と思うくらいオイリーさがありますが、サイゼリヤにはありません。

なので普段の日本イタリアンの味に慣れてしまっている人にとっては、イタリア現地のご飯は「あれ…」と思ってしまうこともありそうです。

あくまで、現地で食べるというのは現地感を味わうためであって、美味しさを求めるわけじゃない。と割り切っていくのが正しいかもしれません。安全に食料補給したければ、ファストフード店が良いでしょう。

2、中華料理は日本料理

らーめんと言えば、今や中国料理ではなく日本の料理と認知されています。中国でも日式拉麺として本来の拉麺とは別ものとしてジャンル分けされていて、もちろんご想像の通り日本のこってりラーメンは日本にしかありません。

では他の中華はどうかというと、ほとんどの中華料理は日本料理です。日本の町中華屋にあるものは、大半がそうだと思ってよいでしょう。

では世界ではどうなのかというと、中華料理というものは実はほとんどありません。その手の超大規模世界展開ファストフード店があるわけでもなく、中華街でも行かない限り、中華料理というものが日本ほど目につかないか、ほぼ無いことに驚くでしょう。

そしてイタリア料理と同じく、中華料理ならば日本人は馴染んでいるから問題なかろう!といざ海外の中華料理店に入ってしまうと、店の内容によっては日本人失神モノのガッカリコースになることはあります。

例えば国民のほとんどが中華なシンガポールには当然、中華料理店はあるわけですが、あまりもの文化や食事内容の違いからガッカリになる可能性も。

中華でも4大料理(北京、上海、四川、広東)のほかにシンガポールと混合したようなものもあったりジャンルも多岐にわたります。

シンガポール化していたり南部風のものは塩っぽい、味が変、油舐めてるよう、味が無い、と感じることもあるでしょう。

何より、円卓使う高級宴会向けの店は良くも悪くも異文化を体験できるでしょう。

その前に自販機で緑茶が甘いのしかない時点で、おそらく異文化を感じて、早々に塩味の味噌汁を求める日本人も多いかも?

3、無の境地になるステーキ

ステーキは多くの人が好きです。肉にかぶりつきたい!という人も多いはず。

そんな人でも欧州の、とりあえずスペインあたりでステーキ大会を経験すると、肉はもういらない。と絶望する人もいます。

日本人は小食で有名です。日本のご飯のLサイズは海外のSサイズであることは良く知られています。

しかしステーキを出すような店はLLサイズがSサイズかの如く、永遠の肉祭りになります。

何が辛いかというと葉っぱの類もなし、ご飯もなく、ただ永遠に肉を食べることになるので、味が分からなくなり自分は何をしているのだ?という無の境地にまで到達してしまうところです。

おそらく現地の人にとっては普通の規模だと思われますが、とにかく肉しかないので、いつの間にか天国から地獄になります。

むやみに「お肉パーティしたい」などと言わず、ヘルシーに生きるほうが、お財布事情もそうですが色々な意味でも長期滞在の手助けになるでしょう。

一度でもノリ気にさせたら最後、本当に食い倒れになります。

日本は世界!

日本人は日本に慣れているから日本のご飯が美味しい。
そういうところはあるかもしれません。

しかし、それ以上に日本はグルメ大国で、世界的に見ても多種多様な料理が存在しています。海外からも、欧州からもグルメのために日本に来る人はいます。

ここまでレパートリーがあって、なん十種類もの国や地域の料理店が隣接していて、庶民がランチに気軽にフレンチかイタリアンか中華かなど多数から選択できる国は、そんなにないです。

都市に住む日本の皆さんは、実はいつも世界旅行をしているのです。
それはとてもすごいこと。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?