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Kindleって学びの宝庫だった

初めてKindleで本を読んだ。

とってもすごい!

何がすごいって、「本の要素を抽出して、本よりも本らしく、本よりも便利になってること」がすごい。

今更そんなの知ってるよ。って言われるかもしれないが、私が感動した点をいくつかご紹介。

目次
1.「本を開く」「本をめくる」という仕草
2.「本を閉じる」とは
3.デメリットを昇華し、メリットに変える
4.オンラインだからこそできる技
5.マンガのイイトコもちゃんと抑えてる

1.「本を開く」「本をめくる」という仕草

Kindleを開く時やページをめくる時、砂嵐のようになってゆっくり進む。また電源を入れパスワードを入れてから、スワイプしてロック解除というワンクッションがある。初めはこれがじれったくて、イライラした。

でもそのうち、これが「本」か、と思った。本は、思い立ってパッと読めるものでもない。

読みたい本を手に取り、ページを開く。初めて読むなら初見の内容に胸膨らませ、ワクワクする。読み途中なら、この前の内容を思い出し、新しい内容と紡ぎ合わせていく。このまま巻物のようにスルスル繋がって読めればいいのに、ページを跨いで内容が少々途切れるため必死に頭の中で繋ぐ。

こうした「本を読む」ときの性質を砂嵐やスワイプ動作でつくる間によって表現しているのかもしれないと感じてから、その時間すらも楽しめるようになった。

2.「本を閉じる」とは

ある日、電源の切れたKindleを見た時おかしな線が入っていた。それは見るからに初めからあるものではなく、初めて見る線だった。拭いても消えなくて、ヒビでも入ったと思って焦った。

Kindleを開くと、読みかけのマンガが現れる。そしてそこにはさっき見た線があった。

そこで初めてわかったことは、Kindleは読みかけのページがロック画面の画像裏にうっすら表示される。

これにより、本に栞を挟んだり、読みかけのページを下にして裏返したりするような「読みかけの表現」がされている。

読みかけで本を閉じるということは、読み終わって本を閉じるのとは性質が違う。気持ちはまだその本にある。それを無機質なKindleでも感じられるようにしたのではないかと思うと「やるなあKindle」と思わず言葉が漏れた。

3.デメリットを昇華し、メリットに変える

本にあってKindleにないところ。

「読んでるのが今どのくらいかわからない。」

本ならば、見た目ですぐに今どのくらいで残りがあとどのくらいなのかわかる。究極にわかりやすいアナログ情報だ。

しかしデジタルになった瞬間、その究極にわかりやすい情報が消えた。

今がどのへんなのか、あとどのくらいなのかがわらない。

やっぱデジタルよりアナログの方が、Kindleより本の方がいいな、と思ったそんなとき、ふとタッチしたところに文字が表示された。

位置No.498 26%

もう一度タッチすると、

章を読み終えるまで:1分 26%

さらにもう一度タッチすると、

本を読み終えるまで:41分 26%

さらにタッチすると、消えた。

やっぱりデジタルは便利だった。

読んでいる最中だけでなく、自分が買った他の本も今何%まで読んでいるのか一目瞭然である。便利。

直感ではなく数値化されてしまうのが寂しい人もいるだろうが、はっきりしていて私はわかりやすいと思った。

4.オンラインだからこそできる技

あるビジネス本を読んでいて、突然ある文の横に点線とともに「979人がハイライト」と出た。

Kindleには、ハイライト、検索、文字サイズなど様々な便利機能がある。

ハイライト機能は、気になったところを指でなぞるだけでマークでき、あとで一括表示できる。それだけでも便利だが、先のようなポピュラーハイライトという機能があり、他の人はハイライトした人気の文節がわかる。

出てきたときは一瞬何かと思ったが、紙の本にはできない、オンラインだからこそできる、得意を生かした機能で感動した。

5.マンガのイイトコもちゃんと抑えてる

デジタルでマンガを読むとき何が嫌って「単行本の表紙はもちろん、カバー裏や袖まで含めてちゃんと見たい!」

Kindleなら見られます。

白黒なのが唯一弱点ですが、ちゃんと全部見せてくれるんです。

一巻の最後まで読んで、終わったと思ったら表紙や裏表紙、カバー裏、袖など舐め回すように見せてくれて、もう感動しました。

気がついたら敬語になってたくらい感動した。笑

最初に表紙じゃなくて最後に全部まとめてあるのも、結構いいと思った。単行本が手元にあれば見る順番は人によって違うと思うけど、最後にあることでカバー裏にネタバレあっても大丈夫だし表紙と見比べたりしやすいし。わかってんなーと感動。

無料アプリでマンガを読める時代にお金を出してKindleで読むとはこういうことなんだな、と痛感した。


Kindle最初はなめてたけど、便利だし、何よりUXの勉強になった。

普段何気なくしている動作を分解してモノに落とし込むって結構難しい。もっと日常を見て、自分ならどうモノにするか考えよーと思った。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

まだまだKindle使い始めたばっかりなので、知らない機能、こんなところもすごい!があればぜひ教えてください。

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