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『ドイツに抜かれて4位になった』解析のデザイン

 最近、多くの人がニュース等で見聞きしたことでしょう。GDPランキングのことです。
 円安傾向であることも大いに影響しつつ、日本の経済力が相対的に低下している、とは概ね共通的に添えられますが、凋落の要因について考察した場合に「日本国内での各種労働生産性が低迷している」ことも指摘されがち、でしょうか。

 そして、とある”評論家”やニュース解説者/ジャーナリストが添えます。 --- 『日本は伸びしろがあると言える。というのは、日本人は昔から創意工夫が得意。AIやロボットを上手く取り入れて行なうことで、上向きになる』のような論旨。

 貴方はこの触れ込みを見聞きして、「なるほど!」と思えるタイプでしょうか?

 

 my note ではこれまでも幾度となく、《自動化ロボットの導入ありき》な思考や根本的合理化が不在の猛進/妄信について警鐘を鳴らしてきましたが、前述の視点もがコレに該当するのです。
 《自動化ロボットの導入》推進は〔工夫〕由来なのではなく単なる近代化。充分深い〔工夫心得〕が本当にあるなら、ロボットが無くてもこなせる動線を構築していたりロボットで代替できるような類は既に残さずスリム化できていたり…

 そもそも、工夫脳が備わっている/本質的な工夫デザイン発想の土台があるならば、ムリ・ムラ・ムダを無くし、業務遂行によってもたらされる効用の価値を適切に評価し、人の手による付加価値のあり方を掴んでいます。
 何も意気込んで【導入というカタチ】追求にならなくてもそれ以前にできることがあって、先行的に着手するはず。

 AIやロボットの充当という志向が創意工夫だとしてしまう捉え方やその指南こそが、労働生産性低迷という実状を大いにもたらす副次的かつ主な要因になっているように思えるのですが、貴方の身近なところで見られる”空転”事例の本質はいかがでしょうか?

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