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【前倒し中毒は末期がんになる】

今日は

『前倒し中毒は末期がんになる』

について考察していきます。


仕事や私生活において

「週末のプレゼンで失敗しないように
 今日は念入りに確認しておこう」

「取引先と提携を解消されない為にも
 明日にでも直接伺って話を進めたい」

「上司からひどくお説教されないように
 早めに業務を片付けておこう」

「パートナーの誕生日に喜んでもらえるように
 レストランの予約等準備しておこう」

etc

あらゆる場面で
先手を打つ事が多い
のではないでしょうか。


私が鍼灸整骨院の責任者時代
1日の予定から逆算して
タスクをめいいっぱい
詰め込んでいました。


一例として

「新しい治療の企画考案」

「物販の集客&販売」

「スタッフとの個別ミーティング」

「患者さんからのクレーム対応」

「レセプト処理」

etc

あっという間に
時間が過ぎていきます。


当時抱いていた信念として

「責任者はチームを統率する使命がある」

「休息している時間が勿体ない」

「忙中閑あり!前進あるのみ」

etc


背中を見せて大量行動する事こそ
真のリーダーの姿であると。

確かにその通りです。


ただもう少し要領良く
スピーディーに
実行出来ていたはずです。


「何事も不器用過ぎる」

のひと言で片付けてしまっては
作話と言い訳になります。


どうすれば不器用ながらも
上手く対処出来るか

「スマートな時間管理術を身に付ける」

「スタッフと円滑なコミュニケーションを取る」

「優先順位付けによるタスク処理」
   
etc

色々な角度から考えて
試行錯誤していくのみです。   


勇敢に行動していく事は
リーダーシップを発揮する上で
欠かせません。

しかし
極端にアクションばかりに
固執すると回復を忘れて
リラックスが出来ません。


悪く言えば
常に予定をカツカツに入れて
実践する事だけに快感を覚える
自己満足主義です。

自分は良いかもしれませんが
周囲からすれば余裕が無いと
思われます。

まさに
「前倒し」による
行動中毒状態です。


前倒しとは
[名](スル)予定の時期を繰り上げて予算を使ったり、計画を実施したりすること。
                              goo辞書


「前倒し」をやり過ぎると
強迫観念が強くなって
作業依存性に陥ります。

「前倒し」をする要因は
恐怖モチベーションです。


恐怖モチベーションは

「失敗したくない」

「嫌われたくない」

「支配されたくない」

です。


私生活での「前倒し」は
恐怖ではなく
欲望で高揚感を抱いている
ところもあります。

もちろん
今日における有事等の
危機的状況に遭遇すれば
恐怖も実感します。


仕事は結果を出す事に
重点を置かれるのでより
恐怖の引き金が
作動しやすいです。


よくある事例として

「新規事業で大きな失敗は許されない」

「上司にキツく怒られたくない」

「お得意先から提携解消されたくない」

「24時間監視して拘束されたくない」

etc

多くのフラストレーションを
抱えています。


「前倒し」の積み重ねで
ワーカホリックになり
疲労が蓄積していきます。

ストレスが溜まる事により
身体の臓器に支障をきたし
がんになる可能性もあります。

気付いたら末期がんだった
という事も否定出来ません。


『ワーカホリックはプア充になる』参照。


「前倒し」中毒を回避する
アプローチは下記の3つです。

1.スケジュールに余裕を持たせる

2.ヒーリングを取り入れる

3.優先順位を付けて最重要事項に集中する


1.スケジュールに余裕を持たせる

   行動ばかりするのではなく
   計画(デザイン)や想像する時間を
   適宜取り入れるようにします。

   緊急事態が発生しても迅速に
   対処出来るよう空白の時間を
   1日の中で設定しておきます。

   朝から晩まで分単位の予定を
   詰め込み過ぎないようにします。

   進化させる為には苦手な事にも
   取り組む必要があるので
   時間を区切って集中すると捗ります。

2.ヒーリングを取り入れる

   最低1週間に1日は
   完全休養日にします。

   心身がリラックス出来る環境で
   肉体面&感情面&精神面を
   癒やしていきます。

   理想はデジタルデバイスから離れて
   大自然の空間に身を置く事が
   望ましいです。

   1日安息の時間があるだけで
   エネルギーが充電されて
   リカバリー出来ます。

3.優先順位を付けて最優先事項に集中する 

   あれもこれもと欲張る事が
   結局中途半端に終わります。

   全部1番大切だと考えて
   ランダムに実践したところで
   何1つ結果は得られません。
  
   24時間で出来る事は限られています。
   午前中に最優先事項を完了させる事で
   午後から氣持ちに余裕が出ます。

   最もリターンの高い事が分かれば
   前倒ししてまで無理な行動を取る
   必要は無くなります。


現実的なアクションとしては  
1日の計画を見直した上で
2週間分のスケジュールを
作成する事です。

2週間が難しそうであれば
1週間分だけでも良いと思います。


「前倒し」し過ぎないように
心のゆとりを持って
環境デザインを整える事です。

但しダラダラと過ごして
怠けている場合は
「前倒し」して
限界まで追い込む事です。


習慣化するまでは
自分に発破をかけて鞭を打ち
鍛錬する事が大切です。

「前倒し」においても
バランス良く調整する事です。


自分の状況に応じて
使い分けていきましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。

追伸
あなたの
「前倒し」エピソードを
教えてください。

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