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お客様が神様なら私たちは天使になる。【仕事エッセイ】

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著書「それでもお客様は神様ですか?」のその後の未公開エッセイ。サービス業の仕事・接客・人間関係・その苦悩について書いたものです。
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2018年12月の記事一覧

あと5年は生きたいんだが。

売場でお客さん(ご年配の男性)からこんなことを言われた。 「わしはあと5年は生きたいんだ…

青木詠一
5年前
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逃れられない運命のようなもの。

「だから、私の太ももを、イヤらしい手つきで触ったのよ!」 それは、突然の出来事だった。 …

青木詠一
5年前
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少し寂しい最後のコーヒー。

それは少し寂しい最後のコーヒーだった。 その日は出張だった。いつも、出張の際には利用して…

青木詠一
5年前
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きれいな接客とかわいい彼女。

レジに新しいバイトの女の子がやって来た。まだ、女子大生だそうだ。「おねがいしまーす!」と…

青木詠一
5年前
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彼の長い一日。

あの日は長い一日だった。クレームがあった。 お歳暮の品が、まだ、届かないことから起きてし…

青木詠一
5年前
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飲み会が嫌いだった。

仕事仲間で年末の飲み会があった。40人くらい集まった。正直言って、私は飲み会が苦手だ。人と…

青木詠一
5年前
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嫌な言葉と相手への伝え方。

最近、上司の言葉がきつい。私もつい、ムッとくる。私だけはあんなふうにはならないようにと思ってるつもりが、気づけば私も、部下にイライラをぶつけている。 嫌な心は不思議と簡単に伝染してしまう。それはもう、すごいスピードだ。まるで風邪のウイルスのように、空気感染するように、次から次へと猛威を振るうようだ。 私は思うのだけれども、体が弱っているときに、人は風邪をひきやすいように、嫌な心は、やはり人の心が弱っているときに、なりやすいのではないかと思う。 そんな気持ちで上司を見てみ

あの頃の万引き未遂事件。

だいたいなんだって、あんなに大きなシャワートイレの箱を盗もうなんて思ったんだろう?これは…

青木詠一
5年前
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