注意 ・この文章は、ユウさん(Ⅹ(旧ツイッター)@kurousa_box)のノベルゲーム「Idiot Savant」について、僕が感じた魅力を記したものです。 あくまで僕という一人のプレイヤーとしての解釈を記したものであり、作者のユウさんの意図とは異なる可能性があります。 また、作品の内容に大いに踏み込んでいますので、当然ネタバレがあり、全エンドクリアを前提にした内容です。 ・「Idiot Savant」の内容に応じて、精神疾患などの話題にも触れますが、作品同様、現代フ
ティラノゲームフェス2023が先日フィナーレを迎えました。 作者の立場としては『大正占術奇譚』で参加し、多くの方にプレイしていただけ、コメント・ファンアートもいただいて嬉しい限りです。 ただ、リアルの仕事の方が大変なことになっており、『大正占術奇譚』は完成させられたものの、時間がとれず、プレイヤーとしてのフェス参加あまりできなくてプレイできた作品数が非常に少ないのが残念です。 しかし、その中でも新たな出会いなどがあり、大変ありがたいです。 このような貴重な機会を設けてい
はじめに 本作品は、フリーゲームの実況を中心に活動されている狼系の個人Vtuberの天凱彼岸花様(X(旧ツイッター)@tengaihiganbana)をモチーフにした、FAおよびショートストーリー作品です。 本作を創作することについては、事前にご本人の了解を得ています。 ただし、内容の事前チェックは無しですので、ご本人も知らない内容です。 大正占術奇譚 番外編 ~証の占ひ クガタチ~ 第一の証言 ~喜一 深夜の訴え~ あなたは「人狼」というものをご存じでしょうか?
昨年(2023年)11月11日に開催された文フリ東京37で、神崎ユウさんの『蝶塚』を購入。 もともとkindleで買っていたものの、なかなか読めていなかったのだが、ついに読了したので感想を記す。 僕はやはり紙の方が好きなので、紙の本で読了した。 『蝶塚』は300ページ超の大ボリュームで、このずっしりとした重さを手に取り、ページをめくること自体が一つの楽しみであると思う。 そしてカバーを外すという行為も紙の本ならではだ(なお、本編を読む前に慌ててカバーを外してはならない。ま
ここではノベルゲーム「大正占術奇譚」の攻略を解説しています。 ゲームは以下URLからプレイできます。 ①通常エンド(8つ) ゲーム開始時のメニュー画面。 通常エンドは8種類あり、どれか一つでもクリアすれば下3つのボタンが解放されます。 ゲームそのものは選択肢の「信じる」か「信じない」かを選ぶだけです。 選択は3回出てくるので、「選択肢2つ×選択肢2つ×選択肢2つ」で計8エンドです。 一度クリアすれば章選択画面から飛べるようになるので、選択肢直前にセーブする必要は
先日、ティラノゲームフェス2022がフィナーレを迎え、入賞作品の発表がありました。 『パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき』で参加しましたが、プレイしていただいた皆様、コメントやファンアートを送っていただいた方々、応援していただいた方々に改めてお礼を申し上げます。 また、プレイヤーの立場として他の方々の作品をプレイしましたが(プレイできた作品数は少ないですが)、新たな気づきや発見、新たな世界との出会いなどがあり、大変有意義で刺激的なものでした。 こうした素晴らしいフェ
科学や数学の世界には、実に魅力的な概念が数多くある。 が、文系人間にとっては、それらを正確に理解することおろか、ざっくりしたイメージを掴むことすらなかなか難しい。 新潮文庫のScience&History Collection、ハヤカワ文庫の数理を愉しむシリーズ、講談社ブルーバックス、科学雑誌ニュートン、日経サイエンスなどなど、そうした概念を比較的分かりやすく解説したものがあるが、それでも難しい。 難解な概念についてのイメージを少しでも得て、創作に活かすことができた良い
ゲーム製作にあたっては、数々の文学作品から得たビジョンやイメージが大きく影響している。 今回はそうしたイメージの元となった文学作品を紹介したい。 『パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき』の物語は、春から始まる。 春は温かく希望にあふれる素晴らしい季節であるが、僕の頭の中には、これを逆転的にとらえたエリオットの詩があった。 「記憶と欲望を混ぜ合わせ」というフレーズも大好きなものであり、第六パラドクスの冒頭、部室でレミがユウに言う言葉はこれを意識している。 最初の小噺は
自己解説・その4までは重く堅めの話が続いたので、今回は少し話題を変えて、パラドクスのゲームがどのようにしてできたか、経緯を記したい。 1.パラドクス研究所の迷宮 僕の好きなものを色々詰め込んだゲームにしたい、という想いがあり、これらの要素を「パラドクス」という切り口で横軸を通して描く、というコンセプトはわりとすんなり決まった。 が、どのような舞台で、どういったキャラを出すかということに悩んだ。 パラドクスの元ネタは、数理系のものが多いことから、謎の研究所を舞台にすると
・この記事は、ノベルゲーム「パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき」の元ネタとなるパラドクス(=解けない謎)を解説するものです。 ゲーム部分(=解ける謎)の攻略については、別のページをご覧ください。 ・この記事ではパラドクスの面白さを説明することを重視していますので、学問的な正確性には欠ける可能性があります。 ・以下「だ・である調」で書かせていただきます。 ・バックナンバーはそれぞれのページをご覧ください。 自己解説その1「絶対に0点しか取れないテスト」 自
・この記事は、ノベルゲーム「パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき」の元ネタとなるパラドクス(=解けない謎)を解説するものです。 ゲーム部分(=解ける謎)の攻略については、別のページをご覧ください。 ・この記事ではパラドクスの面白さを説明することを重視していますので、学問的な正確性には欠ける可能性があります。 ・以下「だ・である調」で書かせていただきます。 ・自己解説その1「絶対に0点しか取れないテスト」は、別ページをご覧ください。 今回は「ない」こと・「ありえな
・この記事は、ノベルゲーム「パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき」の元ネタとなるパラドクス(=解けない謎)を解説するものです。 ゲーム部分(=解ける謎)の攻略については、別のページをご覧ください。 ・この記事ではパラドクスの面白さを説明することを重視していますので、学問的な正確性には欠ける可能性があります。 ・以下「だ・である調」で書かせていただきます。 まずは、ゲームタイトルの「解けない謎」というフレーズに込めた意味を解説したい。 1.そもそも「謎を解く」とは
ここではノベルゲーム「パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき」の主に「ゲーム部分」の攻略を解説しています。 ゲームは以下URLからプレイできます。 ①「解ける謎」と「解けない謎」について このゲームはストーリー重視で、一本道(エンド1つ)です。 基本的に選択肢を選ぶだけであり、誤った選択肢を選んだ場合は、バッド演出後に、直前からやり直せる仕様になっていますので、行き詰まることはないと思いますが、スムーズにプレイできるよう、以下に謎解きの攻略を記します。 しかし、この
ノベルゲーム「トリック・アンド・クリック・イン・ハロウィン」の攻略を解説しています。 ゲームは以下URLからプレイできます。 https://novelgame.jp/games/show/5932 ①攻略概要 エンド数:2つ(ノーマルエンド、トゥルーエンド) 分岐条件:通常5ステージクリア後、「とある文字」の入力が出てきます。この際、正解の言葉を入れられなければノーマルエンドへ行きます。正解の言葉を入れられれば、隠しステージが出現。これをクリアすればトゥルーへ行けます
ノベルゲーム「囚人たちの爆弾処理」の攻略を解説しています。 ゲームは以下URLからプレイできます。 https://novelgame.jp/games/show/3873 ①攻略概要 エンド数:6つ(A~Fエンド) 分岐条件:自分が押したスイッチおよび相手に伝えた内容によって、4つのエンド(A~Dエンド)に分岐。さらに、4つのエンドで出てくるパスワードを集めることで、Eエンド(真相には至らず)、Fエンド(真相)に辿り着けます。 攻略詳細 (以下ネタバレありですので