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30~60年前のことを知る重要性

数字は雰囲気です。大雑把に、親の世代から祖父母の世代という感じの考え方をしています。

歴史は繰り返す

といいますが、大体どのくらいのスパンで繰り返すのでしょうね。
地震などは70年とか100年とかいう辺りで、経済は30年ぐらい?

もし40歳ぐらいの人が考えることで世の中が動くとすれば、その子供が40歳ぐらいのときにまた同じようなことを考えたりする可能性は高いですよね。
そうすると25~35年ぐらいのスパンで繰り返すことになるんじゃないでしょうか。

同じ過ちを繰り返さない

といいますが、歴史は繰り返すので、普通にしていれば良いことも悪いことも同様に繰り返されるのだと思います。
みんなが努力すれば、悪いことは繰り返さないかもしれない。
日本が何十年も戦争していないということは、その間、みんなが努力したということになるんでしょうね。

意外と知らない親や祖父母の過去

親や祖父母と話すのが好きで、お互いに色んなことを話すという人は、昔のこと色々知っていると思いますが、多くの人はそんなに話さない、特に自分が大人になると全く話さなくなる人もいると思います。

自分がかつての親の年代になった頃に親から何も聞かないと、親がそういうときどうしたのか?などは分からないのですね。祖父母がどうしたかということも。
時代が違うから前提が違うので、全く同じように参考にはできないけど、人間が考えることなんて、太古の昔からそう変るもんじゃないと思うんですよね。

大事なことは「考え方」

なにか物事を遂行していく上で大事なのは「考え方」です。考え方次第で良い方にも悪い方にも行きます。
考え方なんて、親も祖父母も変わらないと思うんですよね。それで大体、似たようなことを自分も考えるかもしれない。
だけど「真意」のようなものは、よくよく聞いてみないと分からないものです。あんなことしてたけど、ホントはこういうつもりだったんだな。などと、聞いてみると発見することがあるかもしれません。

高度成長(またはIT革命)で失うもの

経済の高度成長期は、さまざまな過去のものにフタをして、その上に新しいものを構築していくのです。
日本も高度成長期からバブルにかけては、多くの既存の建築物を取り壊して新しくする「スクラップ&ビルド」が繰り返されたのです。最近の中国だってそうでしょう。
コンピュータのストレージに何回もデータを上書きすると元のデータは全く分からなくなってしまいますよね。それと一緒です。

高度成長期(またはIT革命)という、ものの20~30年の間に、世の中の有様がガラッと変わってしまう。気がつくと「あれはどうだったっけ??」「分からない」「調べても分からない」なんてことになってしまうのです。

データもすぐに無くなる

コンピュータのデータは、簡単なアクシデントで一気に無くなります。
僕なんか、デジカメで撮った写真のデータを、何回も失いました。
まあ、フィルムも失ったけど(笑)
石にでも記録しないかぎり、何千年はもたないでしょうね。

だから、鎌倉時代の日常が研究できても、30年前の日常は分からない、みたいなおかしなことが発生します。鎌倉時代のことなんて、ぶっちゃけどうでもいいと思いませんか?

因果のタイムラグ

因果とは簡単に言うと「原因と結果」です。
出来事が起きるのには、必ず原因があります。
それで、世の中の流れとか政治とか、学習した結果とかいうものは、長い年月が経って初めて結果が分かるというものも少なくありません。
だから「こうしたらこうなる」ということが、すぐに確認できないのです。何年も経って悪い出来事が起きてから「あの時こうしたからだ」と言われても「なにそれ?」って感じですよね。因果のタイムラグには気をつけないといけません。

ときどき過去を振り返ってみる

過去なんかどうでもいいって、特に若い人は思うし、僕もそう思ってました。でもその結果、失敗することって多いんですよ。
「そんなの教えてくれてたら・・」と思っても、自分から調べたり聞かない限り誰も教えてくれないし、親はそんなの当たり前だと思っているし。

というわけで、親の世代ぐらいの過去を知っていれば、役に立つこともあるというお話でした。

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