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FMグループ公開社内報 投稿別カテゴリー:笹谷部長

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笹谷部長の投稿記事一覧です
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記事一覧

「シュレーディンガーの猫」笹谷部長 Vol.346

FMグループ社内報Vol.346【投稿者:笹谷部長】 おはようございます。笹谷です。 皆さんは、「シュレーディンガーの猫」という言葉を聞いたことがありますか? 「一定確率で毒ガスを放出する装置と一緒に箱に入れられたネコは、蓋を開けて観測するまで生きた状態と死んだ状態が重なり合っている」 というものなんですが、これは、量子力学のお話で、物理学者のエルヴィン・シュレディンガーという人が20世紀初頭に行った思考実験の事です。 原子より小さな電子、中性子、陽子、光子などの事

「お客さまの声 アンケート」笹谷部長 Vol.340

FMグループ社内報Vol.340【投稿者:笹谷部長】 今、各企業の社員は仕事の品質改善を求められていると聞きます。 飲食店・Web・ゴルフ場・葬儀屋・スーパーなど…どこにでも、お客さまの声、アンケートが目につきます。 私も高齢の父とイオンに買物に行き、レジの方の対応が、父に失礼極まりなく気持ちが収まらなかったため、お客さまの声にクレームを書きとめたり、ネットで買物をした際、好感が持てた場合には、レビューを書いたりしています。 ですが、その逆に私たちもお客さまに見られてい

「思考停止」笹谷部長 Vol.334

FMグループ社内報Vol.334【投稿者:笹谷部長】 おはようございます。笹谷です。 ちょっと前に、私の宅建士証の更新時期であった為、更新の申請手続きや法定講習の受講などを行っておりました。 昔と違って今は便利になっていて、オンラインで申請も出来、法定講習もビデオ動画の視聴という形で完結してしまいます。 とは言え、結構な長さの動画で5時間30分もあります。当然ですが早送りやスキップは出来ません。 仕方なくチャプターに区切られた講習動画を1つ1つ視聴したのですが、結構私が知

「利他の心」笹谷部長 Vol.327

FMグループ社内報Vol.327【投稿者:笹谷部長】 経営の神様と言われた稲盛和夫氏が一昨年、逝去されました。 ご存じの方も多いかと思いますが、稲盛氏は、京セラ、KDDIを創業して2社を共に世界を代表するグローバル企業にまで大きくし、さらに晩年には、経営破綻した日本航空を再建したという方です。 稲盛氏の経営哲学には、とても為になる言葉が沢山ありますが、その中で私も深く共感した言葉をご紹介したいと思います。 ~引用~ 私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の

「挨拶は全ての始まり」笹谷部長 Vol.321

FMグループ社内報Vol.321【投稿者:笹谷部長】 畑に種を蒔き、育てるからこそ、作物が実ります。 人間関係もこれに似ているような気がします。 人と出会い、人間関係を育てるからこそ、信頼が生まれます。 畑に種を蒔かなければ、そこからは何も生まれません。 社内の同僚や、上司と部下、他社の担当者や、お客さま。 こういう人間関係の中で我々は仕事をしている訳ですが、最大限のパフォーマンスを発揮するには、やはり信頼関係の有無が大きく影響してくるのではないでしょうか。 そして人間

「敵を知り己を知れば百戦してあやうからず」笹谷部長 Vol.311

FMグループ社内報Vol.311【投稿者:笹谷部長】 皆さんは、大量の仕事が一気に入って来た時にどう対処していますか? 慌てふためいて、半ばパニック状態になり思考停止してしまう方もいらっしゃるでしょう。 また、「何から手を付ければ・・・」と、途方に暮れてしまう方も居るかもしれません。 私はこんな時に心掛けている事があります。 皆さんも良くご存じだと思いますが、孫子の兵法の中にこんな言葉があります。 「敵を知り己を知れば百戦してあやうからず」 これは敵軍の戦力と自軍の戦

「不動産豆知識43 持回り契約時の注意点」笹谷部長 Vol.303

FMグループ社内報Vol.298【投稿者:笹谷部長】 今日は最近非常に増えてきている、持回り契約の事例紹介です。 売主・買主は遠隔地に居住しており、一斉に契約場所に集まるのが難しい為、持ち回ることになりました。この契約には2社の仲介業者が入っています。元付が当社、客付が他社の共同仲介です。 契約の流れはこうです。 ① 当社側で作成した契約書類を先方業者が印刷し、そこで買主と客付業者が署名押印 ② 押印済み契約書類を当社に郵送してもらい、当社事務所にて売主と当社が署名押印

「不動産豆知識42 真の所有者」笹谷部長 Vol.298

FMグループ社内報Vol.298【投稿者:笹谷部長】 今日は登記簿謄本上の名義人が本当の所有者なのか?についてのお話です。 何を当たり前の事を言っているんだ?という声が聞こえてきそうですが、実はそうでもないかもしれません。 「不動産登記には公信力はない」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。 どういう事かというと、登記簿上の表示を信頼して不動産の取引をした者は、たとえ登記名義人が真実の権利者でない場合でも、一定の要件のもとでその権利を取得することが認められる

「不動産豆知識41 官民査定」笹谷部長 Vol.292

FMグループ社内報Vol.292【投稿者:笹谷部長】 今日は官民査定のお話です。 官民査定とはいったいどういったものでしょうか? 建売り業者に土地を卸したり、確定測量を契約条件にした、土地(建物)の売買の時に良く出てくる言葉です。 簡単に言うと、官所有の土地と民所有の土地の境界が、何処であるのか?を両者立会いのもと決める事です。 皆さんご存じのように、この場合の官とは政府や役所の事ですよね。 具体的には都道府県や市区町村の事です。民は単純に民間の事です。つまり、公共用地

「不動産豆知識40 ハイリスク取引」笹谷部長 Vol.285

FMグループ社内報Vol.285【投稿者:笹谷部長】 前回に引き続き、犯罪収益移転防止法のお話です。 もう飽きたよ…という声が聞こえてきそうですが、大事な法的義務のお話なのでお付き合い下さい。今回で最後です。 宅建業者は不動産の売買契約や仲介をする際に、本人確認として、その顧客の特定事項(個人顧客の場合は氏名・住居・生年月日。法人顧客の場合は名称(商号)・本店所在地)を確認することとされていました。 これに加え、平成25年4月の改正により、 ①取引を行う目的  ②職業又

「誤解や認識違い」笹谷部長 Vol.279

FMグループ社内報Vol.279【投稿者:笹谷部長】 我々現代人にとっては、電子メールやチャットなど、文章を使ってやりとりをするツールは、すっかりと日常に溶け込み最早欠かせないものとなっています。 今日は二重の意味にとれる文章や、誤解を招く文章など、紛らわしい表現は混乱を招きますよというお話です。 例えば下記の文章を読んで、皆さんはどう思いますか? <例文> 全店舗が営業目標を達成していない。 この文章だと、「全ての店舗が目標を達成している訳では無い(一部店舗は達成して

「常日頃の努力の大切さ」笹谷部長 Vol.270

FMグループ社内報Vol.270【投稿者:笹谷部長】 早いもので今年も1年が終わろうとしています。 皆さんの頑張りのお陰で、今年は非常に良い形で終わることが出来そうです。皆さん本当にありがとうございました。 来年もこの勢いを維持し、より一層の会社の発展と、皆さん自身の成長も目指して行きましょう。 私を含め当社では、多くの中高年の方が活躍されていますが、例え肉体の成長は止まっても、知識・経験などまだまだ成長出来る分野は沢山あると思います。 現状に満足してしまうと、成長はそ

「不動産豆知識39 疑わしい取引」笹谷部長 Vol.259

FMグループ社内報Vol.259【投稿者:笹谷部長】 今回は犯罪収益移転防止法上の疑わしい取引についてのお話です。 まず、さらっとおさらいですが、犯罪収益移転防止法はマネーロンダリング対策、テロ資金対策の為、金融機関や我々宅建業者など46の業種を「特定事業者」として定め、顧客の本人確認、取引記録等の作成・保存、疑わしい取引の届出等を義務付けているものです。 皆さんは日頃、本人確認や取引記録の作成・保存については、しっかりと実施されている事と思います。 では「疑わしい取

「不動産豆知識38 IT重説」笹谷部長 Vol.251

FMグループ社内報Vol.251【投稿者:笹谷部長】 今日は、IT重説のメリットと要件についてのお話です。 皆さんご存じのように賃貸契約においては、以前からIT重説は行われており、売買においても2000件を超える社会実験を経て、令和3年4月~本格運用が開始されました。 【メリット】 ・遠隔地に所在する顧客の移動や費用等の負担が減少する ・重要事項説明実施の日程調整の幅が広がる ・来店が難しい場合でも契約者本人に対して説明ができる 【要件】 ・双方向でやりとりできるIT環