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幸せへの向き合い方3ー客観的な視点を受け入れる

自己紹介をしながら、私の経験をもとに、幸せをみつけて増やしていくコツやテクニックを綴っています。

今回は、大学院生活で私の身に起こった意外なこと、うつ病を受け入れた経験から、
⚫︎世の中でネガティヴなことと捉えられていることを気にしたり拒否するよりも、すでに明らかにされていることを素直に受け止めると楽になる
⚫︎すでに効果が出ている客観的な研究成果は根本的に自分が良くなるための知恵になる

ということをお伝えしたいと思います。

なんだこれ、体が動かない!

大学院1年めの終わり頃に就職活動も終わり、なんとか内定をもらっていました。修士論文を書いて卒業することを目指して毎日研究活動をしていました。
そんななか、春頃から友人の相談にのったことをきっかけに不眠症になっていました。睡眠不足には強い方だったし、まあ普通に生活できるレベルだったのでそのまま放っておいて、研究生活を続けていました。
6月ごろになって、ある朝、起きようとしても体が動きません。学校行かないと、と思って起きあがろうとしても、上体を起こせない。金縛り?何?目はしっかり開いてるのに腕もある程度は動かせるけど、起き上がれない。どこも痛くない。なんだこれ?
学校にこのままだと行けないので、なんとか電話をしないとと思うけど、布団の先1メートルほどのところにある電話に手を届かせられない。なんだろう、筋肉の病気?脳の病気?どうしたらいいんだ?
そのまま1〜2時間ぐらい手を伸ばしたり転がろうとしたりいろいろして、やっとのこと電話だけはすることができて、学校はとりあえず休むことにした。

何が起こっているのか突き止めないと、どうしたらいいかもわからん

とりあえず、これなんなのかわかるためには病院行くしかないよなぁ。。。
しかし、どこも痛くないし、何科に行けばいいんだ?普段病気をしないので病気にもあまり詳しくないし、かかりつけもない。
あまりにもわからないので、どこかでちらりと見たのが記憶に残っていたのか、地域の公的機関の相談窓口に電話した。
症状を伝えて、窓口の方の質問に答えていく。
どんな症状ですか?「朝、突然体が起こせないんです、どこも痛くないです、時間が経って少し動けるようになりました。」
寝られていますか?「数ヶ月ほど寝られてない日も多いです。」
ご飯は毎日しっかり食べていますか?「昼過ぎにお蕎麦食べてそのまま夜中まで実験したりしてることが多いです。」
受診されたほうがいいですね。とにかく食べることと睡眠は大切なので、できるだけきちんと取るようにしてください。

私がうつ状態になるなんて、、、

とりあえず心療内科ってよくわからなかったのと、家のそこそこ近くに精神科があったので行ってみることにした。当時のパートナーにも行った方がいいと言われ(お兄さんが重めのうつの経験があったため知識があった)、診断してもらったら軽度のうつ状態でした。
え?!嘘でしょ?!と思ったけど、症状はあるし、勉強していくといろいろ当てはまっていて認めざるを得ない状況でした。(いや、その前に診断はすでにされてます)
パートナーにも、なりやすいタイプやで、と言われ、簡単なうつ病の本を読んでたら、これまた完全に私やな、と思えてしまう。さらに調べていくと、アダルトチルドレンというものにすっぽり当てはまっていることもわかり、原因の元はここか、と理解。
ストレスが自分のキャパから溢れたきっかけは友人との関係や、友人の相談内容が気になったり、不眠だったりだったけど、根本的になりやすい性格や考え方を持っていたことがわかったのでした。
そうやって、すでにわかっている病、その原因は素直に受け入れたら状況が理解できて、
そうか、私はなりやすい考え方や性格を持ってたんだ、と腑に落ちたことで気持ちが少し楽になりました。

解決方法は?

通院はして薬も飲んでましたが、たまに元気が少しある時はどうしたらいいのかを調べたりし始めました。心理的な方法とか運動とか寝られるようにするための方法とか、食事も改善して。
大学院卒業後は絶対に就職して自立しなければならなかったので(このシリーズ記事の1参照)、病気で卒業を逃すことだけは避けなければならなかった。だからゆっくり治すとか言ってられなかった。(そういう思考もあんまり治療に良くはないんですが)
しかも、親に言うとおそらく来るので余計にストレスが増えるし、そもそもよくない思考の原因はそこにあることがわかったので、自力でなんとか早めに治る方法を見つけていかなきゃいけなかった。(〜〜しなきゃ思考はうつにはあんまり良くないですが)
そんななかで自分に合ったのは

・身体の感覚に意識を向けて違和感を感じるところを見つけて力を抜く方法
・呼吸が浅くなってることに気づいて深呼吸する
・ネガティヴな考えがぐるぐる頭を巡り始めたら目の前で手を叩いてできるだけそれを止める
・ベッドで海に浮かんでいるところを想像して身体の隅々まで力を抜いて眠りにつく
・寝られるだけ寝る
・無理をしない。これまで無理だと思ってなかったこともストレスがかかっていることに気づくようにして、かかってたらなるべくやめる。
・元気が少しある時はうつやアダルトチルドレンの本を読んで理解と納得性を上げる
・散歩
・限られた信頼できる人と、会えるエネルギーがある時だけ会う
・生き物を飼う(この時はその辺でスルメで釣ったザリガニ。夜中動き回ってうるさかったけど)

あたりでした。
改善する方法はいくつもいろんなところに載ってるので、その中で試してみて自分に合ってると思うものを残していくということを続けて、それはその後もストレスが増えた時に役に立ちました。

世の中にはたくさんの研究成果と解決策があふれている

うつの経験でいろんなことを調べたし、その後、解明する研究魂からか、人の心理を理解したくて心理カウンセラーの資格も取りました。昔からこういった症状はたくさんの人が経験したことで、そういうものはたいがい研究されて、ある程度の原因究明と解決方法が見つけられていることが多いです。対処療法であることもありますが、それも役に立ちます。
うつなどの症状だけでなく、発達障害などのケースでも、受け入れることに抵抗があって診断や判定にもいかない人もいますが、その状態で苦しむよりもこれまでたくさんの人が経験してきた同じ症状・状態をもとに、わかっていることや対処法を知った方が、楽に過ごせる可能性は高まると思います。
これは日々の生き方や考え方でも同じことが言えて、先人はたいていのことは同じように経験しています。それを知り、そこから学ぶことは、私たちを早く楽にしてくれると思います。
変なバイアスは抜きにして、素直に受け入れてみると、新しい晴れ間が見えたよ、という経験でした。
どなたかのお役に立てたら幸いです。

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