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治ってからでは遅いんです!新型コロナの「後遺症」対策。(後悔したくない)新型コロナ闘病記:発症4~5日目編

「いつか自分も新型コロナになるかも。」
そう漠然と考えていても、実際に新型コロナに罹ってしまうと、慌てふたきめます。
そんなときのために、実際にコロナに罹ってしまった自分の体験と対策をリアルに書いています。

ちなみに、新型コロナはウィルスだけでなく、政府の方針もどんどん変わっています。なので過去の情報は役に立たなくなります。
というわけで、2022年12月版の最新状態をお伝えしようと思います。

「コロナかな?」と思ったら、すぐに読んで貰えれば幸いです

〈前回のあらすじ〉発症して2〜3日目。高熱は下がったが、なおも続く頭痛に苦しむが、新型コロナに効果のあるアレを食べながらしのぐ。この頭痛は治ることがあるのか?
そんな前回の記事はこちらです。合わせてお読みください。

この記事の内容は、自分の体験や感想です。
エビデンスは自分の体験のみなので、ご了承ください。
また症状は個人ごとに異なりますので、あくまでも参考としてくさだい。

新型コロナの後遺症に怯える【4日目】

頭痛で目が覚めました。
熱は37.5℃で、微熱に近くなっています。

そして、軽い咳、たんが出るようになり、喉に多少し違和感を感じます。
しかし、夏に新型コロナに罹患した人が言っていたような、血を吐くほどの激しい咳や、眠れないほどの喉の激痛、という症状は皆無です。

熱が下がっているので、明らかに体が楽です。
試しに、録画していた映画を観てみました。

観たのは、スティーブン・キング原作の名作「ミザリー」
車で事故にあった作家は、運良く助けられ、なんと彼の大ファンだった女性に献身的な介護を受けます。
運が良かった、なんとか日常の生活に復帰できそうだ、と思っていたのですが...。

「大好き」って感情が、少しずつ狂気に変わっていく、その過程が怖い。。
1秒も目が離せない展開に、しばし頭痛も忘れて見入ってしまいました。

しかし、新型コロナに感染してから4日目、初めて新型コロナのことを忘れた時間を得たのことは、とても嬉しかった。
すこしだけ、いつもの日常を取り戻せた気がしました。

熱が平熱になった!

新型コロナに罹患してから、4日目。
ようやく熱が下がりました。

嬉しい。治った!?

でも、しつこい頭痛は続いています。
ほぼ普段の状態になったのに、頭痛がいたい。
いや、ダジャレ言ってるわけでなく、本当に痛くて辛い。
きりきり精神をけずってきます。

いつまで続くこの頭痛?
少し元気になったので、「コロナ 頭痛」で調べてみるととある単語が。
それが、「新型コロナ後遺症」

新型コロナの後遺症を調べると

新型コロナ後遺症の症状を調べると、こんなにあります。

・疲労感・倦怠感
・意識の薄れ(ブレインフォグ)
・関節痛
・筋肉痛
・喀痰
・息切れ
・胸痛
・脱毛
・記憶障害
・集中力低下
・不眠
・頭痛
・憂鬱
・嗅覚障害、味覚障害
・動悸
・下痢
・腹痛
・睡眠障害
・筋力低下

発症率は調査結果によって異なるので、一概に言えませんが、コロナ療養期間が過ぎても、約50%半数の人が後遺症があると感じているらしい。

一年前になりますが、広島県が行った調査がありました。
新型コロナ後遺症が「ある」と答えたのが、罹患した人の約34%。
そして、その中から、症状が半年~1年も続いている人は、約30%くらい。
結果的には、罹患した人の5~10%程度が、新型コロナ後遺症に半年~1年近く苦しんでいることになります。

新型コロナ後遺症(罹患後症状)の 実態調査結果と相談・診療体制について
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/471349.pdf

(広島県公式ホームページ (hiroshima.lg.jp)より)

ただ、オミクロン株は後遺症が残る割合が低くなっている(5%程度)らしいです。
しかし、感染者数自体が増加しているので、新型コロナ後遺症に苦しむ人の総数は、減っていないということになります。

そして、自分が苦しんでいる「頭痛」も、新型コロナ後遺症によくある症状で、何カ月も続く人や、日常生活に戻れず仕事を辞める人もいるようです。

心配になってきました。
ひょっとして今の頭痛も、新型コロナ後遺症となって、コロナが治ってもずっと続くのでは?

怖い!新型コロナ後遺症に怖い!
なんで、こうなってしまったのか?
新型コロナのこと、色々と甘くみてしまっていた。 
後悔しかない!

と、ミザリーの主人公ばりに恐怖におびえながら、ひたらすら後遺症について調べました。そしてその日は平熱のまま、眠りに入りました。

コロナ後遺症を調べてみた【5日目】

朝7時起床。
36.9℃。平熱のまま。
ただ今までの疲れなのか、とても怠いです。

そして、しつこい頭痛。

でもふと気づきます。
このしつこい頭痛の感じは、経験したことがあると。
それは、副鼻腔炎。

昔は「蓄膿症」と呼ばれて、鼻がつまるとか、鼻水が出る、とかのイメージでしたが、そんな生易しいものではないんです。

副鼻腔炎とは、鼻の穴の奥にある副鼻腔という空洞に細菌やウィルスが入り込んで、炎症を引き起こす症状です。

つまり、ただの鼻づまりではなく、立派な細菌、ウィルス感染症なんです。
「なんか体調悪い」とか「いつか治る」なんて、軽い気持ちで放置してくと、いつまでたっても治らず、日常生活に支障が出るくらいに悪化していきます。

症状としても、鼻づまりだけでなく、
・頭痛
・頭がボーッとする
・匂いが感じない
・喉の痛み、たん
そして、なんと歯の痛みまで。

しかし、まさか体調不良の原因が、副鼻腔炎とは思わないので、ずっと頭痛を耐えて、普段の生活もままならなくなる人もいるわけです。

長引く「慢性副鼻腔炎」に注意を
ほとんどの人は、自分が副鼻腔炎であることに気づいていません。「風邪が長引いている」と思っている人が多く、軽度なら症状が自然に治まってしまうこともあるからです。
しかし、放っておくと慢性化して、いつも鼻がつまった状態になったり、膿(うみ)のような鼻汁がたまったりします。いわゆる蓄膿症です。
さらには、頭が重たい感じや倦怠感を覚えたり、においがわからない嗅覚障害になったりして、日常生活に支障をきたすことも。
また最近は、慢性副鼻腔炎にも非常に治りにくいタイプのものがあることや、アレルギー性鼻炎や気管支喘息(ぜんそく)を併発しやすいことなどがわかってきました。

OMRON 長引く「慢性副鼻腔炎」に注意を
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/80.html


頭蓋骨のど真ん中で、細菌やウィルスが繁殖するので、症状は多岐にわたるんです。奥の方にあるので、直接的な治療法が難しい。そして、最悪は摘出手術。厄介ですね。
自分も風邪引いた後に、鼻づまりと強烈な頭痛に悩まされたことがあり、その原因が「慢性副鼻腔炎」でした。

ところでなぜ、副鼻腔炎のことを長々と書いたかというと。。。

副鼻腔炎って、新型コロナの後遺症に似てない?

・頭痛
・頭がボーッとする
・匂いが感じない
・喉の痛み、たん

これって、新型コロナ後遺症の症状に似ている。
ひょっとすると、これらの症状は、鼻の奥や喉に侵入したウィルスが悪さをしているだけ。
つまり、新型コロナ後遺症と呼ばれている症状は、風邪と同じ症状もあり、新型コロナに限った話ではないのではないか?
であれば、副鼻腔炎と同じような対処方法をすれば治るかもしれません。

なんてことを考えながら、調べていくと、BINGO!
新型コロナ後遺症に効果あると言われている治療法がありました。

新コロナ後遺症の治療法<5選>

Bスポット療法

Bスポット療法は、上咽頭(のどちんこの後上)に、薬剤を染み込ませた綿棒で塗布します。
後鼻漏(鼻水の喉への落下)、頭痛、肩こり・喉からくる風邪などの症状に効く治療法で、50年以上行われている治療法とか。

■上咽頭とは?
口蓋垂(のどちんこ)の裏の上の方で鼻の奥と交通する部分を鼻咽腔(びいんくう)または上咽頭(じょういんとう)といいます。
ここは鼻呼吸をする時に鼻を通った空気が一番始めに当たって方向転換する部分で、吸気中の塵やばい菌に対し反応を起こして、体を外部の病原体の侵入から守ってくれる最初の関所とも言えます。
この生体防御反応に関係し鼻咽腔(上咽頭)には咽頭扁桃というリンパ組織があります。これは口蓋扁桃(いわゆるのどの奥の両脇の扁桃腺)と同じく体の免疫防御反応に関係しています。
また、鼻咽腔(上咽頭)の上には解剖学的に下垂体というホルモン分泌の司令塔があることから、上咽頭は“神経のツボ“と言われることもあります。

https://yuge-ent-clinic.com/?page_id=3344
http://www.miyake-jibika.com/epipharyngeal-abrasive-therapy/

体を外部の病原体の侵入から守ってくれる最初の関所」と言われているくらいなので、炎症起こしやすいですよね。
リンパやホルモン分泌に関係ある器官に近いので、上咽頭に炎症がおきた場合、のどの痛みなどの直接的な部分以外でも症状が起きる可能性があるわけです。
また上咽頭は、先の副鼻腔炎の原因である副鼻腔のすぐ隣にあるので、副鼻腔炎に近い症状が起きているのも納得です。
では、Bスポット治療が新型コロナ後遺症に効くのかと言うと、まだ明確な理由は分かっていないが、結果として効く場合がある、という状況のようです。

新型コロナウイルス感染後に、数週間たっても体調が回復せず、倦怠感、慢性の咳、頭痛、集中力の低下といった症状が続くケースがこのところ問題となっています。それらの症状の方の診察を行ってみると、高度な上咽頭炎を認める場合があり、「Bスポット療法により症状の改善がはかれる」との論文も発表されています。

http://www.miyake-jibika.com/epipharyngeal-abrasive-therapy/

ということで、新型コロナ後遺症に必ず効く、というわけではないようですが、「新型コロナ後遺症」という謎の恐ろしい症状でも、一般的なウィルス感染である場合があるので、新型コロナ後遺症を治す効果がある、という認識で良いのかなと思っています。

ただ、Bスポット療法には、懸念が1点あり、
涙が出るほど痛い、そうです。
あと一定期間の治療が必要。
なので出来れば、Bスポット療法にお世話になる前に予防しておきたいところですね。

ちなみに、受診する場合は内科ではなく、耳鼻科に行ってくださいね。
(ここ重要。内科では、上咽頭の検査してもらえないので。)

超おすすめの「鼻うがい」

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1363.html

こちらは気軽にできて、かつ新型コロナの後遺症だけでなく、重症化も防ぐ効果があるという、超おすすめの方法です。
実はこの鼻うがいも、副鼻腔炎の治療法の一種です。

やり方は簡単。
生理食塩水を、鼻から入れて鼻を洗うだけ。
そうすることで、上咽頭付着した新型コロナウィルスや、副鼻腔炎に侵入した新型コロナウィルスを洗い流すことができます。

しかも、デルタ株以前のものは、肺で増殖したのに対し、今流行のオミクロン株は上気道での複製が多いと言われています。
つまり、新型コロナ対策として、今まで以上に、鼻うがいが必須となってきているのです。
ただ、このの鼻うがい用の生理食塩水、間違えると鼻の粘液を痛めます。
なので、始めは鼻うがい用の商品を買った方が間違いないと思います。

自分が使っていたのはコレです。普通にドラッグストアに売っています。

塩水うがい

喉のうがいでも、同じ生理食塩水を使った「塩うがい」がおススメです。
もちろん、ドラッグストアで売っているうがいクスリのほうが、ウィルス殺菌効果は強力なのですが、強力なほうが良いとは限りません
新型コロナや風邪などに罹っている場合、喉の粘膜が弱っているので、うがい薬だと喉が傷つく場合があるんです。
それに比べ、塩水うがいは、喉の粘膜を傷つける心配はありません
さらに食塩水には炎症した喉の痛みを和らげる効果もあります。

なぜなら、塩うがいは殺菌するのではなく、ウィルスを引き寄せるだけだからです。
つまり、塩水は高浸透圧性(浸透圧が高い)なので、塩うがいをすると、体内の水分と一緒に喉のウイルスも表面に引き寄せられ、うがいによって外に吐き出されるられるからなんです。

塩うがいのコツとしては、こんなポイントがあります。
・しょっぱいくいらいに塩を入れる(浸透圧を高くする)。
・ぬるま湯にする(塩を溶けやすくする)
・1日2~4回うがいする(1回で止めない)

アロマで、咳を抑える

なぜ、新型コロナ後遺症対策で、アロマ?
と思ったかもしれませんが、ヨーロッパでは医療行為としてエッセンシャルオイルが活用されており、フランスでは一部保険が適用されているくらいです。
エッセンシャルオイルは、植物(花、薬草、木など)から抽出した精油なので、植物の力で治療するという日本の漢方に近い扱いなんでしょう。

嗅覚というのは、ある動物にとっては視覚よりも重要な器官で脳や神経に直結しており、人間にとっても無視できない要素です。
新型コロナの症状でも、嗅覚障害が問題になって嗅覚の重要性が見直されましたよね。

さて、新型コロナ後遺症の1つに、咳があります
実際、自分の周囲でも新型コロナに罹った人が、1カ月ちかく空咳をしていました。
この空咳ですが、どうも自律神経の異常が原因らしい
これは、この記事とYouTube動画で教えてもらいました。

■具体的なやり方
アロマを用意し、アロマ ディフューザーでひたすら吸い込むだけです。

まず、抗ウィルス効果のあると言われている、以下2種類のアロマを用意します。
・ティートリー
・ユーカリ

まずは、ティートリーとユーカリのアロマを、家の中を探して見つけてください。え?ない? 自分の家の中にはありましたよ。

@宇宙戦艦ヤマト

アロマ ディフューザーは持っていなかったので、Amazonで適当に購入して揃えました。

基本、ティートリーとユーカリの香りって、キツイ系なのですが、後遺症なくすため、スーハ、スーハと吸いまくります。

亜鉛不足を解消

実は、新型コロナ後遺症のいくつかは、亜鉛不足が原因である可能性があります。
・嗅覚障害、味覚障害
・脱毛

上記症状は、普段の生活でも、亜鉛不足になると出てくる症状です。
なので、亜鉛を摂取してみて新型コロナに関係あるのかどうか、確認してみると良いかもしれません。
ちなみに、亜鉛は食べ物(牡蠣やレバーなど)に含まれていますが、難しければ、サプリメントで摂るのがお手軽ですね。

漢方薬を飲む

葛根湯を飲みます。
1日目の記事でも紹介しましたが、漢方薬もについては、飲むタイミングに注意してください。

葛根湯には麻黄(マオウ)が含まれています。
麻黄には、体を活性化させることで発汗を促して熱を下げる働きがあります。発汗は体力を消耗するので、特に感染初期に使用すると免疫力が低下し、かえって悪化してしまう心配があります。
感染してからしばらく経ってからであれば葛根湯が有効なこともあるそうです。

新型コロナ後遺症対策まとめ

まとめると、新型コロナ後遺症として、このくらい出てきました。
・Bスポット療法  ・鼻うがい  ・塩水うがい
・アロマ  ・亜鉛  ・漢方

新型コロナ後遺症は原因不明と言われながらでも、いくつか対応策があるように思えてきます。
実際に効果あるかどうかは、人や症状によって変わるかもしれませんが、試してみてはどうでしょうか?

・疲労感・倦怠感 ←【鼻うがい】【Bスポット療法】
・意識の薄れ(ブレインフォグ)
・関節痛、筋肉痛
・喀痰 ←【塩水うがい】
・息切れ
・胸痛
・脱毛 ←【亜鉛】
・記憶障害
・集中力低下
・不眠
・頭痛 ←【鼻うがい】【Bスポット療法】
・憂鬱
・嗅覚障害、味覚障害 ←【亜鉛】
・動悸
・下痢、腹痛
・睡眠障害
・筋力低下

ということで、遅ればせながら、新型コロナ後遺症対策として、以下をルーチンとして開始しました。
本当は初日からやっておきたかったですね。
・鼻うがい
・塩水うがい
・アロマ嗅ぐ
・漢方飲む

熱はほぼなくなり、頭痛も少しずつ良くなっている気がします。
なによりも、夜に目覚めることが少なくなってきたのが嬉しいです。

<ポイント>コロナ4~5日目にやること

新型コロナ後遺症対策を行いましょう。
できれば、初日からやりましょう。

■鼻うがい
朝昼晩と一日三回、鼻うがいする。
生理食塩水を自分でつくる自信がなければ、鼻うがい用の製品を使用すべし。
(失敗すると、鼻が痛いし、鼻の粘膜を傷めるため。)

■塩水うがい
朝昼晩と一日三回、塩うがいする。
塩タップリ、涙よりショッパイ塩水でやること。

■アロマ吸引
アロマ ディフューザーで、ユーカリとティートゥリーのアロマを、ひたすら吸い込む(もちろん、鼻でね)

■亜鉛摂取
食欲あれば、亜鉛を多く含むレバーや牡蠣でも食べましょう。亜鉛サプリがあれば、それでもOK。

■漢方
いろいろいありますが、自分は葛根湯飲みました。

もう仕事できるんじゃね?と言われてもしょうがないくらい、アクティブでしたね。
でも、怠いし辛くかったんですー。

東のテツ

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