2023年9月26日（火）朝の6:00になりました。

シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。

どうも、高倉大希です。

わたしたちは、複雑に憧れをもっています。

量が多くて、細かくて、難しそうで。

複雑なものを扱っている人は、なんだか賢そうに見えるものです。

ドラゴンボールに出てくるフリーザも、複雑な進化を遂げます。

角が伸びて、大きくなって、筋肉量も増加して。

複雑な進化を遂げるフリーザは、なんだかとても強そうに見えるものです。

ところが、フリーザの最終形態は、とてつもなくシンプルです。

角がなくなって、小さくなって、筋肉量も減少して。

複雑を経てツルンとしたフリーザは、なんだか逆におそろしく見えるものです。

複雑に憧れてしまっているだけで、大抵のものごとは想像以上にシンプルです。

わたしたちが思っているよりも、ずっとずっとシンプルです。

ものごとを複雑に考えている人は、かっこよく見えるのかもしれません。

なんだかとても、賢そうに見えるのかもしれません。

たしかに、複雑に捉えれば、考えた気になれます。

あちらこちらに足跡をつけるので、外したときの保険にもなりえます。

言い換えるなら、だからこそシンプルは難しいわけです。

シンプルには、勇気がいります。

ほかの道につけた足跡を、すべて消し去る勇気です。

ひとつの道を、選択する勇気です。

その意思決定に、価値が生まれます。

削ぎ落とされたシンプルにこそ、その人の介在価値が生まれます。

複雑に憧れて、複雑をかけてゆく。

気がつけば、複雑の沼にはまってまわりが見えなくなっています。

複雑を経てたどり着く先は、シンプルでなければなりません。

シンプルであることは、複雑であることよりもぐんと難しいのです。