うまくいっているときはスピードが足りていない
2024年1月3日(水)朝の6:00になりました。
フルスピードで走るのが、俺の人生だった。
どうも、高倉大希です。
滑りにきたの?転びにきたの?
先日、十数年ぶりにゲレンデに行ってきました。
あまりにも久しぶりだったので、坂道がやけに急に見えます。
きっとこの日は、通常よりも傾斜がきつく設定されています。
誰かにぶつかりさえしなければ、とりあえずは大丈夫だろう。
そんな思いで、崖の上に立ちました。
いざ滑り出してみると、意外と身体は覚えています。
思いどおりに曲がれるし、思いどおりに止まれます。
2~3回滑ってしまえば、もうこっちのものです。
余計な力を抜いて、スイスイと滑れるようになりました。
なんだ、こんなものか。
時間と共に、傾斜はゆるやかになっていました。
蛇行せずにまっすぐ滑り降りたら、どのくらいのスピードが出るのだろう。
ここから先は、不安ではなく好奇心の領域です。
人が少ないタイミングを見計らって、一気に坂道へと繰り出しました。
つき当りの風景が、忽ち両側へ分かれるように、ずんずん目の前へ展開します。
リフトの待ち時間とまったくつり合わないスピードに、感動を覚えました。
車では味わえない、全身で感じるスピードです。
ところが、そんな感動も束の間でした。
これまでどおりに止まろうと思っても、コントロールが効きません。
勢いに足がもっていかれて、気がつけば空を見上げていました。
ゲレンデに到着してから、はじめて雪の冷たさを感じました。
なるほど、こういうことか。
リフトを登り切ったころには、また傾斜が変わっていました。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。