「正常」の範囲を拡げる
2024年1月1日(月)朝の6:00になりました。
まともな人々の「正気の沙汰」に痛めつけられた結果がこれである。
どうも、高倉大希です。
「芸人ちゅうのはなんや言うたら、落ちこぼれ人間ですよ。社会のはみ出し者、アウトロー。言わば、暴力団と一緒ですから」
今は亡き、上岡龍太郎さんの言葉です。
そんな社会のはみ出し者であった芸人さんが、今やコンプライアンスに縛られてしまっています。
ちょっとでもおかしなことをしようものなら、「イタい」だの「サムい」だのと除け者にされてしまいます。
「正常」の範囲が狭くなり、ギチギチに詰め込まれてしまっているわけです。
そこからはみ出た「異常」な部分は、どうにかして隠すしかありません。
「正常」の範囲を限定しすぎると、やはり窮屈です。
何よりも当の本人が、自分で自分の首を絞めているようなものです。
いちど「正常」を定めると、その中でしか生きていくことができなくなります。
そして、そこに含まれないものは「異常」として判断するしかなくなります。
「正常」の中だけでやりくりができれば、たしかに安心なのかもしれません。
ただし、変化には対応することができなくなります。
外にある「異常」に対して、排他的にならざるをえなくなってしまったり。
自己の中にある「異常」に対して、折り合いがつけられなくなってしまったり。
安心する「正常」にとどまることで、逆に不安が大きくなってしまうのです。
だからこそ、自ら「正常」を拡げていかなければなりません。
「正常」は、自動的に狭くなっていきます。
「正常」は、意識しなければ拡げることができません。
「正常」の範囲を拡げる。
2024年も、何卒よろしくお願い致します。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。