うつ病の心と身体と頭の中
5月は、五月病とか言われる季節。
この記事を書いている年は、昨年に続いて外出抑制ゴールデンウィーク。
憂鬱になりそうですね。
昔、5月に失職していた期間がありましたが、陽気な日和でも、独り暮らしの布団の中で引きこもっていました。
身体が動かないんですよね。
動かす気持ちと気力が、本当にありません。
「起きなきゃ、何かしなきゃ」
こう思える時は、まだマシ。
完全に精も根も尽きています。
その時、僕は独り暮らしだったので、家族から責められる事が無かった事が唯一の救いだったと今は思います。
何故なら、精も根も尽きて動けない時に、誰かに責められると、余計に心が傷つき、脳もダメージを受けます。
誰でも心が折れまくったら、身体が動かなくなります。
それが、うつ病の段階に発展すると、気が弱いや強いという個人の気質を話し合う段階を超えているので、脳と身体がおかされています。
だから、周囲が何を言っても、うつ病の人は、起き上がれないし、行動できません。
脳は意識が見て聞いて触って、考えて、感じる事に反応します。
ですから、責められる事、悪く捉えてしまう出来事や環境に反応して、症状が悪化します。
周囲は、歯がゆく、イラつき、訳が解らないでしょうが、
『うつ病は、身体が動かない、動かしにくい』
というものだとご理解下さい。
身体が動かなくても、頭はまだ回転していて、焦りや罪悪感等、まだ自分を責められる気持ちと感情が動くレベルなら、まだマシで意識が辛うじて働く最後の一線です。
もう一歩悪くなると、思考と感情が止まる方向へ進みます。
最悪は、感情と思考が完全停止し、寝たきりにたります。
ここから回復するのは医療の力を使っても、回復していくか、言い難い処です。
まだ、感情と思考が働く内に、心、脳、身体を休ませて下さい。
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