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感情はエネルギー。子どもの“感情の社会化”をサポートするために大切なこと。

ずっと興味があった

NVC
nonviolent communication
(非暴力コミュニケーション)


について、
最近学び始めました。


先日、セミナーの中で
対話を通して

感情やニーズ
に気づく

という体験を
しました。


その時に、

子どもたちの
感情の社会化

のことを思い出して

あらためて
大事にしたいと
思ったことがありました。


子どもが
自分の感情を
コントロール、マネジメント

するために必要なステップ

感情の社会化”。

これには、
大人のサポートが
必要になります。

でもその大人自身が

自分の内側にある感情を
認めていない
のに

子どもの感情を
認められる
だろうか。


そんな感情は
あってはならないもの

として扱ってしまうのでは
ないだろうか。

子どもが、自分が体験した感情を言葉で表現できるようになるプロセスを「感情の社会化」という。(中略)感情は、体の中を流れる混沌としたエネルギーにすぎないが、言葉と結びつくことによって、他者にそれを伝えることができるものになる。これを「感情の社会化」という。(中略)感情が社会化されるためには、「くやしかったねぇ」「いっぱい怒ったね」「いやだったんだもんね。怒ったんだもんね」と、子どもの身体に流れているエネルギーを大人が汲み取って先に言語化してあげるというコミュニケーションが必要になる。

『子どもの感情コントロールと心理臨床』大河原美以

“感情は、体の中を流れる混沌としたエネルギーにすぎない”

感情はエネルギー。

感情
=emotion
=energy in motion
=動いているエネルギー

感情=エネルギー
なのだから

怒る
嬉しい
悲しい
辛い
虚しい
寂しい
楽しい

どんな感情にも
良い悪いはない


エネルギーにあるのは

上がり下がり
強弱


だけ。

だから

感情を
変える必要はない。


どんな感情もあって当たり前

人間だから。

大事なのは

その混沌としたエネルギー(感情)

気づいて

そんな感情があるんだなぁ
自覚
すること。

それがどんなに

あってはならない
思い込んでいる

(今までの人生の中で
思い込まされてきた

感情
だったとしても。

その感情を汲み取って
大切に言語化してあげることが

子どもの感情の社会化
には必要だということ。

感情を言語化できたら
人に伝えることができる。


感情に気づくことができたら

その感情が起こったとき、

自分には

どんな
反応パターンがあるか
行動パターンがあるか

にも気づいてくる。

感情に気づいたら


その感情を
どう扱うか。

そのあと
どう行動するか。


ということは

選べる。
変えられる。


その場から離れる?
問いかける?
だまる?
誰かに相談?
癒す?
楽しいこと考える?

etc

気づくことができれば

そこに
無限の選択肢・可能性
が生まれて、


その次の行動

いつもの反射的なパターンから

自分の意思で

選ぶことができる。
変えられる


ただただ
気づくこと。

“気づき”
というのは

想像している以上に
パワフル
なのだ。


じゃあ
その感情・エネルギーを

突き動かすもの
一体なんなのか。

NVCでは

自分の根っこにある
ニーズ・願い

が感情を突き動かしていると
考えるそうです。

認めてほしい
話を聴いてほしい
見てほしい
大事にしてほしい
自由でありたい


自分でも気づいていない
心の奥の声が

感情を突き動かしている。

強い感情・強いエネルギー
出てきたということは

それだけ

強いニーズ・願い
根っこに
あるということ。

だから、
この
ニーズにも

自分で
気づいてあげる
ことが
すごく大切。

そんな風に感じてるんだな、

そんなニーズが満たされなくて
傷ついたんだな、

と、
大切なだれかを
大切にするように

自分で自分に
気づいて
認めてあげること。

子どもたちの“感情の社会化”を
サポートするための
コミュニケーションを
とるには、

まずは
大人自身が

どんな感情もあって当然なんだ
そこには大切にしたいニーズがあるんだと

自分自身に気づいて
認めてあげる
ことが

すごく大事なステップなのだと
あらためて思いました。

私も自分を
否定してしまいがちなので

そのままの感情に
気づいて
認めることを

日々意識して
練習中です。

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