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ストーンサークルの殺人/M・W・クレイヴン(2020/09/03)【読書ノート】

イギリス・ミステリ界の頂点:英国推理作家協会賞最優秀長篇賞・ゴールド・ダガー受賞
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。

ストーリーは、イギリスのストーンサークルで起きた一連の焼死体発見事件を中心に展開し、犯人は死体を猟奇的に扱っています。特に3番目の被害者には、停職中のNCA(国家犯罪対策庁)警察官、ワシントン・ポーの名前が刻まれていたことから、ポーが捜査に加わることになります。
この作品の魅力は、ストーンサークルというユニークな舞台設定にあります。日本にはないストーンサークルが事件の舞台となることで、不思議で新鮮な印象を受けました。主人公のポーと、彼と協力する天才分析官ティリーのコンビが非常に魅力的です。二人の相性が良く、彼らのキャラクターがストーリーをより引き立てています。ポーの破天荒なキャラクターとティリーの天才的な能力のバランスが絶妙で、読むほどに彼らのファンになります。シリーズの続編も出版されているので、次作も楽しみです。また、この作品は映像化の予定もあるようなので、ドラマや映画としての展開も期待できそうです。



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