こうみく

1989年中国・西安市生まれ。2012年から三井物産にて国際貿易及び投資管理に6年半従…

こうみく

1989年中国・西安市生まれ。2012年から三井物産にて国際貿易及び投資管理に6年半従事したのち、2018年秋より上海交通大学MBAに留学。マーケティングマネージャーとしてバイトダンス北京本社に勤め、「TikTok〜世界最強のSNSは中国から生まれる」(ダイヤモンド社)を執筆。

マガジン

  • 華僑心理学~隣の中国人は何を考えているのか~

  • こうみくの部屋

    パーソナルな日記です。

  • TikTokの完全攻略(随時更新)

    TikTokに関して、解説するマガジンです。 ・TikTokに関して、多くの人が誤解していること ・なぜ、TikTokが流行ったのか ・なぜ、TikTokがビジネス利用に優れているのか ・TikTokのビジネス活用例(随時更新) ・ビジネス成功例 その他、ByteDance社の分析、注視すべきインフルエンサー等など、TikTokを中心としたnoteをまとめていきます。

最近の記事

2021年は、エンタメ買い元年。エンタメ買いを制するものは、次世代ECを制す。

みなさん、こうみくです! いきなりですが…、みなさんは、コロナ禍にはいってから、オンラインでモノを買う機会が増えましたか? わたし自身振り返ってみると、意外とそうでもないなぁ、という実感です。外に出掛ける機会が物理的に減ったので、化粧品や洋服を百貨店で買わなくなった…という変化はあるものの、百貨店の代わりにオンラインでばんばん買うようになったのかと言われるとそうでもないなぁ…という実感です。 外に出辛くなった分、生協や食べチョクといったネットスーパーを使う機会が増えたと

    • MAU2.5億人の中国No.1音声アプリXimalayaから読みとく音声プラットフォームの未来のヒント

      こんにちは、こうみくです! 中国最大の音声プラットフォームXimalayaがIPO上場するするにあたっての目論見書をGW中に発表しました。本日は、目論見書内に書かれた情報をもとに、 ・Ximalayaが中国オンラインオーディオ市場の王者となった3つのKey Factor ・Ximalayaに潜む2つの脅威とリスク            ・音声プラットフォームの未来のヒント に関して読み解いていきたいと思います。 *こちらの記事は起業家向けに書いております。起業家の

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      • Z Venture Capitalでキャピタリストになります

        みなさん、こんにちは! こうみくです。 この度、2021年4月1日からZ Venture Capitalでキャピタリストとして働くことになりました。 思えば、昨年の2月にバイトダンス社を退職してから、こうみくって何をやっていたの?今回どうしてVCになったの?と、疑問に思われた方もいらっしゃるかと思うので、その経緯、及びこれからやっていきたいことについてお話ししたいとお思います。 1.中国は、世界最先端のBtoCサービスの宝庫2018年にMBAに取りに上海に戻ったとき、

        • 隣の芝生はいつだって青いけれど、自分の芝生は虹色に輝いている

          人は生きていく過程で、さまざまな課題に直面します。 受験、恋愛、部活、就活、仕事、人間関係……挙げだしたらキリがありません。 生きているだけで“解けない課題”がたくさん降りかかってくる。 そのなかでも、最も厄介な課題が「ダメな自分との付き合い方」ではないでしょうか。 「ダメな自分」に出会うたびに、私たちは凹みます。 「もっと頭が良かったら」、「もっと才能があったら」、「もっと運動神経がよかったら」、「もっと美人だったら」。 「他の誰かになれたら、どれだけ楽だろう」

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          どのゲームに、いつ参加するかで勝敗が9割決まる

          こんにちは、こうみくです! 先日、けんすうさんと中国のライブ配信業界に関する勉強会を行いました。 (こちらの勉強会、とても好評をいただきまして、平日の真昼間での開催にもかかわらず、260名以上の方に参加いただきました!アーカイブは中国トレンド情報局の中でみれます) そのとき、今の中国のライブコマース系インフルエンサーと言えば、AustinさんとViyaさんが圧倒的2強だとお話ししました。 (左が美容系インフルエンサーのAustinさん、右がファッション系インフルエンサ

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          北条政子に憧れ続けた、人生だった。

          だれがロールモデルなのか。じぶんがどうなりたいのか。なににワクワクするのか。 人生の節目が来るごとに、こういった疑問をじぶんに投げることが多い。そして、わたしはこの質問がとても苦手だった。 なぜならば、「これをやりたい」というじぶん自身の夢や願望を抱く機会がとても少なかったから。小学生のころから、「将来の夢は?」と聞かれるのがとても嫌だった。就活を控えた大学生がなにをやりたいのかわからないと頭を抱えている状況を、30を超えたいまでも、共感を感じるのはそういった理由があるだ

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          バイトダンスCEOの社員に宛てた社内メール(中国語全文翻訳)

          みなさん、こんにちは! 「TikTok〜最強のSNSは中国から生まれる〜」の著者のこうみくです。 昨日、バイトダンスの創業者であるZhang Yi Ming氏が、バイトダンスの全社社員にむけて送ったメールが、中国のスタートアップメディアの36Krにリークされ、大変話題になりました。 本日は、こちらを全文、日本語に翻訳しました。     これを読むと、 ①CEOとしてのスタンス ②中国のバイトダンス本社から見た一連の騒動の捉え方 ③アメリカの米外国投資委員会(CFIU

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          TikTok本著者が語る、TikTok今後の動向

          みなさん、こんにちは! 「TikTok〜最強のSNSは中国から生まれる〜」の著者のこうみくです。 今日は、トランプ大統領がTikTokのUS事業を禁止させるという通知を受けて、 TikTokをマイクロソフトに売却する交渉を行っているバイトダンス社、及びTikTokが今後どうなっていくのか? という話題について、解説していきたいと思います。 わたしはバイトダンスの北京本社で務めていたこともあり、TikTokのプロダクトはもちろん、上司、同僚そして「TikTokを筆頭に

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          TikTok本著者が語る、TikTok今後の動向

          TikTokを退職します。

          こうみくです! この度、マーケティングマネージャーとして勤めていたバイトダンス社@北京本社を退職することになりました。正式には現在は春節休暇中でありまだ在籍しておりますが、近いうちに正式な退職となります。 2018年末にTikTokに出会ってすぐにどハマりし、2019年にはそんな大好きなTikTokにマーケターとして北京本社にジョイン。10月末には、TikTokに関する本を出版させてもらう(入社前にまとめた見解)など、ここ2年間は本当にTikTok一色だったと言っても過言

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          TikTokに心底惚れ込んだ たったひとつの理由

          こんにちは、こうみくです! 2019年10月31日にTikTok本を出版しました。 この本の企画がはじまったのは2018年11月末。実に製作スタートから約1年弱掛かった計算になります。 書籍では10万字弱とマガジンには詰め切れない色々な情報、とくに「TikTokを通じて、日本の未来にどんな変化が訪れるの?」といった情報を詰め込みました。 具体的には、このような構成になっています。 我ながら、ほんとに盛りだくさん情報を詰め込んだな〜と思いますが(笑) むずかしい理屈

          TikTokに心底惚れ込んだ たったひとつの理由

          じぶんの人生は、じぶんが肯定してあげるんだよ

          世間では、よく女は上書き保存で、男は別フォルダー保存という。 女性は失恋したら、その場ではわんわん泣くけれども、3日も経てばスパッと記憶から消し去るように、新たな人生を歩み始める。 それが世の定説だと知りつつ、わたしは、本当に好きになったひとは今でもよーく覚えている。たぶん、びっくりするくらい、覚えている。この先何十年経っても、忘れることはないだろう。 それは、好きだという恋愛感情が時間とともに溶けてしまったとしても、尊敬の念と、その尊敬する彼から教わった哲学が、精神的

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          中国のいまを通して、日本の未来を知る。中国トレンド情報局の参加はこちらから

          2019年6月より「今の中国を切り口に、一歩先の日本の未来を知る」ことを目的とする、日本最大の中国ビジネス系コミュニティである中国トレンド情報局を運営しています。(2019年10月現在、270名在籍) ↑今すぐ登録したい方は、こちらから(月額1690円) 「なぜ、中国の流行り・トレンドを知ることが大切なのか?」 2018年の夏から、20年ぶりに上海に移住したわたしは、驚くような光景に多々出会いました。 顔認識によって手ぶらで決済できる自販機、火鍋屋で忙しく動き回ってい

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          中国版TikTokの実例から学ぶ SNSマーケで絶対にやってはいけないこと

          こんにちは、こうみくです! 今回は、中国版TikTokを例に、最新のSNSマーケティングに関して、お伝えしていきたいと思います。今回用いる実例は、中国版 TikTokのコンテンツばかりですが、日本でも応用できるアイディアや気づきがたくさんありますので、何かしらの形でSNSを自分のビジネスに役立てたいな」と思っている方であれば、学びのある内容だと確信しています。 さて、以前執筆したNoteから4ヶ月経ち、日本でTikTokの認知もずいぶんと広まりました。 と同時に、さまざ

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          コンプレックスを燃やし尽くしたかもしれない

          コンプレックスというものを、遂に、燃やし尽くした気配がする。 そう感じたキッカケは、昨日、この36の質問を友人とやっていた時に、頭を捻らせても、こたれられない項目がいくつかあったことに気づいたからだ。 Q10:自分の成長過程の一部を修正することができるなら、どんなことを変えたいですか? Q12:明日の朝、目が覚めたときに何らかの才能や能力が身についています。どんな能力がいいですか? 人生で後悔していることや、自分自身の気に入らない点なんて、山ほどあると思っていたけれど

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          美しさという光

          久しぶりのNoteを書いている。 思いがままに、何かを書くことは、とても勇気がいることだ。 そこそこブロガーとして認識されたいま、思うがままに、どうしようもないコンテンツを出した時に、皆にがっかりされてしまうんじゃないかなという、恐怖心に苛まれる。 竹村さんのこのツイートを読んで、ハッとした。 こんな風に、失敗を恐れて縮こまっている、わたしはわたしらしくない。ミャンマーのヤンゴンに滞在している今、友人から「今月16日に、しくじり先生のイベントをやるから、こうみくに登壇

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          TikTokを展開する、バイトダンス社の新サービス

          2019年1月15日、今日は、中国インターネット業界にとって、ひとつの記念的な一日になりました。 まず、中国人が最も使っているSNSといえば、こちらのDAU10億人(2019年1月現在)を誇るWechatです。日本でWechatといえば、中国版LINEといった印象が強いですが、実際はメッセンジャー機能のみならず、ゲームや支払い、ブログ、検索など様々な複合的なプラットフォームであり、1日の平均使用時間は60分を超える、中国人にとって、生活に欠かせないのSNSです。 0. 王

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