冬将軍

音楽ものかき/ライター。音楽事務所で原盤制作、ライブ制作、A&R、アーティスト…

冬将軍

音楽ものかき/ライター。音楽事務所で原盤制作、ライブ制作、A&R、アーティストマネジメント、音楽専門学校で新人開発などを経た、吟遊詩人気取りで文章を書いたりしているフリーランス

最近の記事

THE SLUT BANKSから#ババババンビ、「ギターがカッコいいアイドルソング」まで 2023年1月 外部執筆記事

2023年1月に執筆した主な外部執筆記事です。 THE SLUT BANKSインタビュー THE SLUT BANKSのみなさんに約4年ぶりにインタビューしました。 相変わらずの爽快さ、金言連発の気持ち良いインタビュー取材でした。 泣く子も黙る百戦錬磨のメンバーの中にひとり紛れた、現在27歳のドラマー・GOD後藤がどう馴染んでいるのか、バンド内の関係性がよく分かる素晴らしい内容。 自分はかつて「最近の若者はロックのルーツを探ったりしないんだな……」と悲観的に見ていたん

    • 「2010年〜2020年のラウド系アイドル」からBAND-MAID、BABYMETALなど ——2020年10月に書いた外部執筆記事

      2010年〜2020年の「ラウド系アイドル」 雑誌『ヘドバン』にスピンオフ『ヘドバン的「現代のメタル(2010〜2020)」100枚とクロニクル』でBAND-MAIDのレビューと、コラム「2010年〜2020年の“ラウド系アイドル”」を執筆しました。 ラウド系アイドル(広義の意味でラウドなバンドサウンドを武器とするアイドルグループ)の10年の傾向をクロニクルとしてまとめました。個人的にはバンドにしても“ラウド”という言葉に違和感というか、独り歩きしてる感は否めないのですが、

      • 長渕剛にBUCK-TICK、TEAM SHACHIまで ——2020年9月に書いた外部執筆記事

        一昨日のNEO JAPONISMワンマンライブ「NOT BAND」が素晴らしくて。後日ちゃんといろいろまとめたい。 さて、閑話休題。 BUCK-TICKコラム ROCK AND READ 091『ROCK AND READ 091』にて、BUCK-TICKコラムを執筆しました。 ・ニューアルバム「ABRACADABRA」全曲レビュー ・「バクチク現象」完全追跡 〜33年前の「あの現象」はなんだったのか 今や伝説となっている1987年の“BUCK-TICK現象”ステッカ

        • 怒髪天からニジマス、ミシェルまで ——2020年8月に書いた外部執筆記事

          怒髪天『響都ノ宴』怒髪天、初の無観客生配信ライブ『怒髪天 delivery 響都ノ宴 “カラダ立ち入り禁止。第一回、タマシイ限定ライブ。カモン!俺達界隈(魂のみ)。”』を京都磔磔に行って密着レポしてきました。 怒髪天は何度もインタビューやライブレポを担当させてもらってますが、今回のように間近で演奏を観るという貴重な体験をしてきました。分かってはいたけれど、演奏力、技術力、表現力、パフォーマンス……、どれを取ってみても超一流。 「SPICE」では事前の煽り記事と通常のライブ

        THE SLUT BANKSから#ババババンビ、「ギターがカッコいいアイドルソング」まで 2023年1月 外部執筆記事

        • 「2010年〜2020年のラウド系アイドル」からBAND-MAID、BABYMETALなど ——2020年10月に書いた外部執筆記事

        • 長渕剛にBUCK-TICK、TEAM SHACHIまで ——2020年9月に書いた外部執筆記事

        • 怒髪天からニジマス、ミシェルまで ——2020年8月に書いた外部執筆記事

          大切な相棒が見知らぬ男にさらわれた話

          俺には大切な相棒がいる 口数は少ないけど、言葉を交わさなくてもお互いの気持ちはわかっている そんな関係だ どこへ行くにもいつも一緒の相棒——。 その日も一緒に出掛けた 俺の愛車の右側に相棒を乗せる 今日は久々に晴れだ 眩しいくらいの太陽の光を浴びながら風を感じて長い坂を降りていく 交差点を抜ければ街に出る 休日ということもあって街は賑わっていた 相棒は言葉には出さないが楽しそうな笑顔で俺のほうを見た ご機嫌だ そのときだった…… 前から見ず知らずの人

          大切な相棒が見知らぬ男にさらわれた話

          iPhoneが爆発した話

          自分はずっとMac。べつに信者というわけでもなく、デザインとか使い勝手とか、なんとなくフィーリングが合うとでもいうか。だからiPhoneは日本発売とほぼ同時に使ってきた。でも、新機種にこだわっているわけではなく、iPhone 7をずっと使っていた。日常的にはFeliCaが使えればいいし、他の用途はTwitterやSNSくらいで、ゲームは一切やらない。カメラも性能がいいに越したことないんだろうけど、特に不自由はないしね。ただ、いい加減バッテリーの持ちが悪くて。状態も80%切って

          iPhoneが爆発した話

          「今さら訊けないK-POPとJ-POPの相違」について——連載コラム『偶像音楽 斯斯然然』

          アイドルメディア“Pop'n'Roll(ポップンロール)”にて、連載しているコラム『偶像音楽 斯斯然然』(ぐうぞうおんがく かくかくしかじか)にて、「今さら訊けないK-POPとJ-POPの相違」というものを前後編にて書きました。 「K-POP流行ってるけど、よくわからない」「何がすごいの?」という人にもわかりやすく書いたつもりです。音楽用語とか、そういう専門的な話を極力省いて、聴感上の話をメインに。 K-POPのすごさって、海外のトレンドをいち早く取り入れつつもオリジナリ

          「今さら訊けないK-POPとJ-POPの相違」について——連載コラム『偶像音楽 斯斯然然』

          2020年上半期に書いた主な外部執筆記事

          知らない間に7月になってた。2020年も半分が終わったとかマジかよ。 そんなわけで、上半期に書いた外部執筆記事からいくつかを紹介。 「90年代ヴィジュアル系」コラム ——雑誌『ROCK AND READ 090』『ROCK AND READ 090』の「90年代ヴィジュアル系」再考察コラムを執筆しました。題して「BUCK-TICK『惡の華』からLUNA SEA終幕前夜まで」。 この手のヴィジュアル系クロニクル的なものは過去に何度か書いたりもしてるんだけど、90年代に特化した

          2020年上半期に書いた主な外部執筆記事

          「ギターがカッコいいアイドルソング 2019」20選 〜連載コラム『偶像音楽 斯斯然然』について

          年始用に書いていたものなんですが、アップしたつもりで下書きのまますっかり放置していた……。ので、今さらですがアップします。 2019年はBARKSでお馴染みのジャパンミュージックネットワーク様が運営するアイドルメディア“Pop'n'Roll(ポップンロール)”にて、連載コラム『偶像音楽 斯斯然然』(ぐうぞうおんがく かくかくしかじか)を始めさせてもらったことが非常に大きくて。ありがたいことに、取り上げるテーマ含めて提案させてもらいつつ、割と自由に書かせてもらっております。こ

          「ギターがカッコいいアイドルソング 2019」20選 〜連載コラム『偶像音楽 斯斯然然』について

          FUJIFILM X-E1 を真っ黒にした

          オールドレンズをはじめてみたくて購入したFUJIFILM X-E1。 性能がどうのっていうよりも、その佇まいと持った感じが気に入って、安い中華製マニュアルフォーカスのレンズを試してみたりと、すっかりお気に入り。 唯一気になるのが「X-E1」の白文字。筐体含めて全部真っ黒だったらいいのにな。 テープで隠す方法もあるようだが。そうだ、塗ってしまえ! いい感じになったよ。

          FUJIFILM X-E1 を真っ黒にした

          オールドレンズデビューしたのでいい感じの丸紐カメラストラップを作った

          ふと興味が出て買い揃えたオールドレンズ。いろいろ吟味した結果、FUJIFILM X-E1とSuper Takumar 55mm f1.8の組み合わせに落ち着いた。上を見ればキリがなく。これでいい、いやこれがいい。 「オールドレンズキメるなら富士フイルムだろ」と。時代に流されないデザインが最高。レトロ感を意識した近年のリバイバルデザインとはちょっと違うベクトル。なんというか、無骨とも違う質実剛健さ。そりゃ、X-Pro2はたまらないほどカッコイイ。けれど、とりあえず安く気軽に始

          オールドレンズデビューしたのでいい感じの丸紐カメラストラップを作った

          EMPiREからBUCK-TICKまで 2019年上半期に書いた記事

          久々のnoteになってしまいました、音楽系ものかき屋・冬将軍です。 気がつけば2019年も前半が終了……。ということで、2019年上半期に書いた主な外部執筆記事のまとめ。 * * * EMPiRE、YUKA EMPiRE脱退からの新体制2月27日にリリースされたEMPiRE初のシングル『ピアス』の公開から、YUKA EMPiREの脱退までの壮絶な日々を書いた記事。このあと、NOW EMPiREが加入するわけですが、現在に至るまでますます面白くなっていきます。 わーすた

          EMPiREからBUCK-TICKまで 2019年上半期に書いた記事

          無印良品の隠れざる名品 お手軽で便利な消耗品3選

          良品週間真っ最中の無印良品。いろんな人がいろんな商品を勧めているわけで、出尽くした感もあるのだけど。安い消耗品がゆえ、見落とされているものをあえて紹介しておきたい。 ポケットティッシュー ティッシューと紙ナプキンとキムワイプの中間のような質感で耐久性がある。他社のティッシューより割高だし、量を使ったり、鼻をかむ、といった用途には向かないかもしれない。その辺は通常の白ティッシューと使い分けるのが良いだろう。自分はエタノールで拭いたりするキムワイプの使い方をよくする。 ポケ

          無印良品の隠れざる名品 お手軽で便利な消耗品3選

          ヴィジュアル系の中二病退廃美がアイドルに侵食されてしまう

          欅坂46のニューシングルが「黒い羊」だと聞いて、どさくさに紛れて「メリー売れろ!」なんて言っていたのだけれど、実際聴いてみたらPIERROTのほうだった。 衣装とMVに金掛けられないならヴィジュアル系なんてやめちまえ欅坂46は大森靖子さんが以前言っていた「地下アイドル的な要素や私たちがやっているようなことをメジャーな資金でやっている。あれをやられたら勝てない(意訳)」というのが言い得て妙で。アイドルって音楽は大事だけど、ビジュアル的な魅せ方を含めた総合芸術だと思っているから

          ヴィジュアル系の中二病退廃美がアイドルに侵食されてしまう

          ロック好きな高校生に「ワンオクって、洋楽ですか?」と訊かれたはなし

          「若者の○○離れ」という私の大嫌いな言葉があるんだけど。 中年世代の音楽ファンの間では「最近の若者は洋楽を聴かない」というのが共通認識としてあって。だから訊いてみたんです、「洋楽は聴くの?」って——。 クレイジーキャッツを聴かせたら、「ボカロの曲っぽい」とその昔、音楽の専門学校に勤めていて。今でもごくたまに、そうした若者たちと話す機会はあったりするんだけど、ミュージシャンや音楽業界を目指す学生だから普通の子たちよりも詳しい。今人気のアーティストはもとより、それこそ、往年の

          ロック好きな高校生に「ワンオクって、洋楽ですか?」と訊かれたはなし

          1年360日呑んでいた人間が“酒”を絶って得たもの

          20年ほど愛し続けてきた酒をやめた。いや、正確にいえば「やめてみた」なのだが。一昨年12月から1年以上1滴も呑んでいない。昨年の正月は「呑まないぞ」と決め込んで過ごしていたが、呑まないことが当たり前になると、正月というものはとくに面白みがないものかもしれない。 お節料理は“酒の肴”として最高だ。カラスミ、数の子、田作……あんなに好きだったのに、呑まなくなるとそれほど興味がなくなってしまった。ささやかな幸せといえば、伊達巻を切らずにかぶりつくことくらいか。ただ、高級なものより

          1年360日呑んでいた人間が“酒”を絶って得たもの