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「ご自愛」の終焉と「根性」への回帰
2019年に「ご自愛するという戦い方」(https://note.com/getsumen/n/ndae83ec26be4)というnoteを書いて結構バズって、Twitterトレンドに入ったり芸能人にRTされたりして大きく広がった。それ以降いろんなところで「ご自愛」ってワードが言われるようになったと思う。
「ご自愛◯◯」にいろんなビジネスが乗っかり、さまざまなものが売られるようになった。コロナ禍
「JKブランド」なんてなくなればいい
3月になり、高校の卒業式の写真をTLで見かけるようになった。卒業証書と笑顔、盛り髪やティアラをする子、しない子、花束、最後の制服。
そんな中で高校3年の女の子の誰かがSNSで「JKブランド無くなっちゃうのが悲しい」と言っているのを見た。
「JKブランド」という単語に少し立ち止まる。
高校生の自分たちを尊ぶ風潮は昔からあったと思う。中学の頃は早く高校生になりたかったし、可愛い制服に憧れた
こんなときあの人ならどうする?
宇多田ヒカルの「道」という曲が好きだ。
なかでも好きな一節は
転んでも起き上がる 迷ったら立ち止まる そして問う あなたなら こんな時どうする
という歌詞。
失敗したり恥をかいたり、どうしたらいいものか分からなくてひとりで立ち止まってしまったとき、「あなたならどうする?」と心のなかで問いかけられる相手がいたら、ひとりであることに変わりはないけれどもきっと心強いのだろうと思う。
この曲は宇
私たちはオンラインで「密」になる。
毎日、区の防災無線のボヨンとした声の響きを聞いている。
「しんがたころな かんせんぼうしのため きんきゅうじたいそちを じっしちゅうです」
「ふようふきゅうながいしゅつは やめましょう」
「みっぺい みっしゅう みっせつを さけましょう」
いつもと同じ部屋で寝起きして、日差しがあったかくなってきたなあとか、
育てているサボテンが芽を出してきたなあとか、そんなことを考えながら朝、仕事の準備
走馬灯にむかって歳をとる
ひとつ歳をとった。
そのこと自体にはとくに感慨も焦りもなく、いつもどおりの日常が続くのみである。
けれども今年は家族に好きなご飯を作ってもらい、町の美味しいワイナリーのワインを開けてもらい、私と家族が日本一美味しいと思っているケーキ屋さんのケーキを食べて、東京の大好きな花屋さんからブーケを贈ってもらった。いろんなところで出会った人たちがくれたお祝いのメッセージを読んだ。
少し奮発して、お婆ちゃ
ピアノの先生との思い出
木曜日が好きになれない。
木曜日は「ピアノ教室にいく日」だったからである。
幼稚園のときに友達が習っていたから真似してやりたいと自分で言い出して習わせてもらっていたくせに、私はちっともピアノに向いていなかった。
コツコツ練習する、とか、譜面通りに弾く、とかが元来苦手な子どもだったのだ。
しかしピアノという楽器は好きだったので、アニメの曲を適当に弾いたり、課題の曲を好きに変えたりして弾いて(そ
「安全なキャリア」なんて存在しない荒波で
この文章は、panasonicとnoteで開催する「#この仕事を選んだわけ」コンテストの参考作品として主催者の依頼により書いたものです。
「この仕事を選んだわけ」を書いてくれないかと言われて、声をかけてもらえて嬉しい反面申し訳ない気持ちである。
私は何者か?というと「新卒でIT業界に入ってめちゃくちゃに働いた末に体を壊して休職したり転職したりして今は地元に戻ってリモートワークをし、たまにコラム