インスリン

久しぶりの投稿となってしまいました。いつも見ていただいてる皆様、いつもありがとうございます。

今日は若い女性の糖尿病患者さんのドナさん(仮名)につい書きたいと思います。

その前に日本でも糖尿病患者は予備軍含めて5人に1人という時代になりましたね。アメリカも糖尿病はとても多いのですが、富裕層だけをとって見てみるとその数は激減します。

アメリカ人はいつもピザ、バーガーを食べてコーラを飲んでいるイメージがありますよね。これも間違いではないのですが、富裕層のアメリカ人たちはこんな食生活をしていない人が多いです。彼らは良いものにお金がかけられるので、食に対してのこだわり方は日本人以上という人さえいます。

もちろん、納豆とか海藻類を食べる食文化ではないので、日本人と食べるものは違うでしょうけど、体にいいものを取り入れるという概念は共通しています。ビーガン、ベジタリアンの方も多いし(私はこれらが必ずしも完璧なダイエット法だとは思っていませんが)高級スーパーで彼らのショッピングカートを見てみると、野菜、果物率非常に高いです。

そしてお肉や、魚類、乳製品(オートミルク、アーモンドミルク含めて)も買い物していますが、一般的なアメリカ人と大きく違う点は、インスタントもの、プロセスフード系が圧倒的に少ないことです。

そして高級スーパーに行くと顧客の肥満率もぐっと下がります。近くにマクドナルドやバーガーキングもあまりないですしね。

とまあ余談になりました。

さて、本題のドナさんは糖尿病であると診断され、インスリン治療をすることになりました。

彼女は女性パートナーと一緒に住んでいましたが、家の中がどこかの素敵なカフェみたいで私はとても好きでした。

インスリンの扱い方、打ち方、二回の訪問で何度が説明しました。早く血糖値を正常範囲内に保てるようになりたい、と治療にもとても積極的でした。

そして3度目の訪問をしようと思っていた朝、彼女の息子さんから連絡がありました。

母は亡くなりました。お世話して頂いてありがとうございました。

どうやら、夜打ったインスリンで低血糖を起こしそのまま息を引き取られたとのことでした。

電話をしても全然出ないのを不審に思って家に駆け付けた息子さんが冷たくなっているドナさんを発見されたとのことでした。

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