Shinichi ARAKAWA(荒川慎一)| 写真とデザイン

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Shinichi ARAKAWA(荒川慎一)| 写真とデザイン

D-KNOTS|namiwaii|GO!BO!SO!|写真とデザイン|東京〜千葉外房〜京都を行き来しつつ、複数の視点(都会×田園×古都)を交差しながら未来を考える日々。2021年4月より京都芸術大学通信学部グラフィックデザインコース専任講師。二児の父。

最近の記事

Hallo, 2021.

新年あけましておめでとうございます。 旧年も様々なプロジェクトや新しい出会いもあり、 公私ともにいろいろとお世話になりました! 2020年は本当にいろいろあった一年でしたね……。 様々なクライアントさんが受けた影響や自身の仕事への影響、翻弄される社会、学校が休校したことで子ども達の「学び」についてや、子どもがずっと家にいることで「暮らす」ということや「家族」「子育て」と言ったことについても、本質的な部分へ降りてゆき、深く考えることが多い一年でした。そしてもちろん「健康」

    • 『STAY HOME, STAY SAFE - FAMILY PORTRAIT PROJECT』を始めます。

      「STAY HOME, STAY SAFE - FAMILY PORTRAIT PROJECT」とは?「STAY HOME, STAY SAFE - FAMILY PORTRAIT PROJECT」は、グラフィックデザイナー/フォトグラファーの荒川慎一による、The Front Steps Project をベースにしたSTAY HOME時代の家族写真撮影プロジェクトです。 撮影対象は同居のご家族。撮影場所はご家族が過ごしている自宅玄関前や自宅庭などで、ソーシャルディスタン

      • 昨日のマジックアワー。

        • 魔法がかかったような華やかな一瞬を捉えるクリエイションの裏側は愚直で泥臭い。

          Alexander McQueen / Nick Knight - Blade of Light: Unseen McQueen Nick KnightによるAlexander McQueenのヴィジュアル制作のメイキング映像を見つけた。 ちょうど氷山の一角の様に水面に顔を出した成果物としての表現。 その頂上を支える裏側というか水面下には、ボツになった数々の企画や日の目を見なかったアイデア、幾多に渡る検証や修正という土台がある。 頂上に咲いた花を支えるのはこういう愚直で

          ソーシャルディスタンスなロゴ

          新型コロナウイルスの爆発的感染を防ぐために、人と人とが1.8mの距離を置く、ソーシャルディスタンスが重要だと言うことで、世界的な有名企業がロゴの構成要素を離すというちょっと洒落た視覚的なアプローチでメッセージを出しています。 他にも有名レコードジャケットをカスタムしたこんな遊び心溢れるアプローチも。 https://6feetcovers.wixsite.com/6feetcovers ビートルズやクィーンのあのジャケットが!(詳しくは上記リンク先へ) 我々は小さな小

          リモートワーク。それぞれの「自律・分散・協調」へ

          「多くの人を集めること」 「多くの人が集まること」 で、発展してきた経済も文化も都市もきっと転換点なんだろうな。 『自律・分散・協調』とは、インターネットが一般化し始めた頃に聞いた、インターネットの本質を表したワードで、集団行動が苦手な僕はこの言葉に希望を感じた。 一部の先鋭化しやすいカウンターカルチャーとしてではなく、この混乱を機に多くの人が当たり前のこととして、一極集中や重厚長大というベクトルから、それぞれの「自律・分散・協調」へ、暮らしや社会のコマをひとつ進めるこ

          リモートワーク。それぞれの「自律・分散・協調」へ

          『「あてら」 Vol.9』

          千葉県大多喜町発行のフリーペーパー『あてら』の9号が刷り上がりました。早速配布が始まっています。 今回は「ここからさらに、30分」と題して、大多喜の周辺エリアで面白い人と場所を3箇所ピックアップしています。海の無い大多喜町発行のフリーペーパーなのに、表紙はどーんと海と壺の写真。 この壺を制作しているのはいすみ市在住の浜名一憲さん。知る人ぞ知る世界的なアーティストなんですが、彼のバックボーンは知れば知るほど本当に面白いんです。 ここで語りすぎるのは野暮なので、詳しくは誌

          ART OF DESIGN / NETFLIX

          NETFLIXオリジナル番組のアートとデザインの現場を描くドキュメンタリー「ART OF DESIGN」。 非常に面白く観ているのだけど、『イアン・スパルター: デジタルプロダクトデザイナー』46分の回は正に神回だった。 Instagramのアプリ設計とリデザインにまつわる話で、Head of Design イアン・スパルターというデザイナーの思考〜検証〜制作プロセスを丹念に追ってゆく。 Instagramのアイコンが変わった時のことは良く覚えている。かつてのポラロイドカ

          「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」 @21_21 DESIGN SIGHT

          一ヶ月半ほど前、ほどよく晴れて二月だというのに息を弾ませて歩けばコートが荷物になるような気持ちの良い陽気の日に、21_21 DESIGN SIGHTに行ってきた。 その日は赤坂で用事があったので、そのまま歩いてTBSの裏手の路地を抜けてミッドタウンへ向かった。まだ新型コロナの話題はさほど世間を騒がせてはいなかった頃で、赤坂も六本木の街もいつも通りたくさんの人で溢れていた。 目的はこちらの展覧会。 『㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画』だ。 (2020年2月22日現

          「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」 @21_21 DESIGN SIGHT

          今は何がチャンスなのかとことん考える

          マーケの人の言う 「こういう時には客が来ない!と嘆かず、どこにマネタイズポイントがあるかを探して見つけられるかどうかだ!」 という意見もわかるけど、 キングコング西野さんが言う 「01 社会が大きく動く時はそれをチャンスと捉える。02 それで今は何がチャンスなのかとことん考える」 っていうマインドの方が気分はいいな。

          今は何がチャンスなのかとことん考える

          花粉症の人へ。明日、晴れたら海へ行こう。

          花粉症の人は海へ行こう。 今朝は九十九里浜の南端でロケハンしていたんですが、海っぺりは花粉が飛んで無くて超快適でした。一通りロケハンが終わってクルマに戻ってきて、クルマに入った途端に目がかゆくなり鼻水が出たんです。ロケハンの最中は全く鼻水も出ず、自分が花粉症だったことをすっかり忘れてしまうほどでした。 海から吹きつける風には一切の花粉の混じりっ気無し!! マスクも薬も所詮対処療法でしかありません。根本的には飛散する花粉(の元)を絶つべし!! なのですが、今更杉林が全部無

          花粉症の人へ。明日、晴れたら海へ行こう。

          知っている渋谷。知らない渋谷。

          Shibuya has changed into an unknown city. What is Shibuya going to be? スクランブルスクエアから銀座線に乗る。目をつむっても歩けるくらいだった渋谷が全く違う街になっていっている。現在進行形で。 桜丘の広大な敷地にはスクランブルスクエアよりも大きなオフィスビルと商業施設が建つらしい。十数年前に働いていた事務所から同僚とご飯を食べたり本を読みに立ち寄っていたころの街はすっかり消えてしまった。僕の知ってい

          知っている渋谷。知らない渋谷。

          映画『Apolo 11 完全版』

          アポロ11号による月面着陸50周年を記念して、新たに発掘された超秘蔵映像と音源で描くドキュメンタリー映画。新たに発見されたという70mmフィルムによる50年前とは思えない圧巻の映像が美しい。 映画『Apolo 11 完全版』 http://apollo11-movie.jp 『Dinosaur13』のトッド・ダグラス・ミラー監督の手によって、50年前の映像がスクリーンによみがえる。新たに発掘された70mmフィルム映像や1万1000時間以上もの未公開音声記録を基に製作。史

          「ナイトアース」|NIGHT ON EARTH / NETFLIX

          まだ1話目の「月明かりの平原」しか観れてないけれど、これは凄いドキュメンタリーだった。 野生動物のドキュメンタリーはわりと好きで、気になったものは子どもと一緒に観ている。逆に地上波によくあるペット番組は苦手で、子犬に向かっていく母犬の映像に声優の声で「ママでちゅよ〜」みたいな台詞が当てられていると悪寒がするので、例え子どもと一緒に観ていても即チャンネルを替える。海外のドキュメンタリーはそういった謎の子ども扱いや、妙な癒し訴求が一切無いところがいい。 このナイトアースは今ま

          「ナイトアース」|NIGHT ON EARTH / NETFLIX

          建築写真

          先週撮影した案件がもう印刷されてクライアントに納品された。師走は早い。

          冒険のベースとなる場所

          ついこの間産まれたばかりの様な気もするし、てんやわんやの濃密な時間ばかりのような気もする。そんな君はもう八歳だね。できることがどんどん増えて頼もしいね。 という投稿をFacebookでしたら、頼もしい子育てママさんから「いつでも戻れる巣を整えておけば、パーっと出て行っても戻ってくる気がしてます。」というコメントが。 そうそう、確かに! と、深く頷く。 いつでも戻れる絶対安心な基地があれば、より遠くへより自由に冒険できるよね。