家出猫

ほんと(本、本当)の出合いを言葉を通じて伝えていきたいと始めたnote。2024年、爽…

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ほんと(本、本当)の出合いを言葉を通じて伝えていきたいと始めたnote。2024年、爽やかなスタートを切って頑張り中。海外生活2年目、多様な価値観の中で自分を高めていきたいです。出る杭はもっともっと突き抜けよう。スキ&フォローが栄養源です。書きたいことが増えてきました。

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記事一覧

固定された記事

2年半で100冊読んでみて

 2年前の夏、いわゆる燃え尽き症候群になりました。猛烈に働いた結果が、心身ともに疲弊しまるでボロ雑巾のような自分でした。努力と反比例するように、目指していた目標…

家出猫
1か月前
46

なぜ学ぶのか、私は何に向かうのか。

 就職してからも、自慢ではないが勉強をしなかった日はなかった。  自分の心臓の、腹の奥底から湧き上がるマグマのような何かが私を突き動かしていた。  それは、知的…

家出猫
1日前
8

言葉は人を脆くもするが、強くもする。誰かの言葉で傷ついて、そこで止まっていてはいけない。その言葉を自分の栄養として吸収するか否かを自身で決めることの大切さに気づくこと、そういった心の営みつまり、しなやかさが大切であると思う。あまりにも短絡過ぎる世の中で、軟な心ではいたくないから。

家出猫
1日前
6

読書で「自分」を見える化する

 最近読み終わった1冊がこちら。  原田 ひ香さんといえば『三千円の使いかた』や『ランチ酒』が有名ですね。ミーハーなところから攻めて、こちらの本にたどり着いたの…

家出猫
2日前
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甘えはいつか、自分自身を駄目にするだけでなく、虚無感と猜疑心で心を満たすことになりそうだからと遠くに追いやったのです。でも、今、誰よりも何よりも甘えることを許してあげたいという気持ちが芽生えてしまったのは、何の運命なのでしょう。歩いてきた道を戻り、立ち止まるのを許してくれますか。

家出猫
2日前
4

眠れない夜に

 そう。  眠れないのです。  少し前から。  でもそんなに気にしてなくて、  睡眠薬に頼ろうかと思う時もあるのですが、    まだいいか、そう薬箱の前で  何度も引…

家出猫
3日前
5

心は自分だけで作るものじゃないのに、なぜいつも自分の心にかき乱されてしまうのだろう。自分だけの感性になった瞬間、他者と違う何か、つまりアイデンティティが爆発した時にそう感じてしまうのかもしれない。どの一瞬も自分を感じていたい。これはわがままなのだろうか。私は、まだわからないのだ。

家出猫
3日前
4

2024年4月に読んだ本まとめ

 とても可愛らしいタイトル画像をお借りしました。 ちなみに『長めのいい部屋』この絵本はまだ読んだことがありません。  動物が登場人物のお話は、児童書でも一般書で…

家出猫
4日前
8

自分の道や運命は、自分で決めなくてはならない。苦しくても目の前しか見えなくても、進む道は自分にしか決められないはずだ。涙で前が見えない時、自分の心臓の中心から湧き上がる何かを感じることだけはできる。無音の世界で、何度も自分という存在の音を生み出し続けた。生きるってそういうことだ。

家出猫
5日前
4

腹を決めたつもりが、決めきれなかった自分の弱さに気づいた時、まだまだだと思った。しかし、そこからやり直すか、諦めるかどちらを選ぶかはそれもまた自分次第なのである。明日の自分に後悔しない道を選べばよいと思うし、またたとえ後悔したとしても、次への成長の一歩には違いないのだと強く思う。

家出猫
5日前
3

次に進む一歩一歩が怖いなら、今、ここに集中するしかない気がする。立ち止まって自分の足元を見た時、握りしめた拳の強さを感じた時、涙を堪えてる自分に気づいた時、そんな些細な自分自身の積み重ねを大事にしている自分に気づくことができると思う。それはきっと、言葉より強い励ましなのだから。

家出猫
7日前
4

形骸化と活性化の間で

 もう5月なんですね。4月の記憶が薄らぐほど、私は仕事に邁進していました。 完璧主義のプロ意識 そう表現できてしまう状況や背景を大事にしすぎると、周りが見えなくな…

家出猫
8日前
5

回り道の途中には、今まで知らなかった世界が広がっている。夢の実現の途中で何度転んでも立ち上がれたのは、そこで見つけた小さな宝物たちが大丈夫だよ、道は続いているよ、と囁いてくれていたおかげなのだと思う。今の自分が最初の一歩ではなくて、ここまで一歩一歩、歩いてきたことを忘れないでね。

家出猫
8日前
2

やると決めた日から強くなったのではなくて、やると決めた日から、少しずつ自分の弱さと向き合うことができるようになったのだと思う。今日はもう終わってしまうけれど、悔いのない一日を生きれただろうか。いつも私は自分に問う。何か一つ目標にしたのなら、最後までそれと向き合うべきだと強く思う。

家出猫
10日前
2

誰かのために働くことでその道が輝くことを知った

 少し前に、こんな記事を書きました。  自分を変えるために、どんな気構えを持っているかについてまとめたものです。  ついこの間も、仕事に必要なことを勉強しました…

家出猫
10日前
3

なぜ読書の時間を生み出すのは難しいのか。

 読書メーターのキャンペーンでバウチャー(クーポン)をもらいまして、この本を買ってみました。ちなみに、私はAmazonで購入したのではなくBookWalkerというサイトで電子購…

家出猫
2週間前
17
固定された記事

2年半で100冊読んでみて

 2年前の夏、いわゆる燃え尽き症候群になりました。猛烈に働いた結果が、心身ともに疲弊しまるでボロ雑巾のような自分でした。努力と反比例するように、目指していた目標に届かず、やり切ったのにも関わらず失敗することの苦さとやるせなさ、行き場のない感情を抱えて暮らしていました。どうしようもならなくなり、数年ぶりに私には珍しく母を訪ねました。急な来訪にも関わらず、色々と世話を焼いてくれたことを今でも感謝しています。またそれは、私にとって一つの転機でした。 好きなものは、やっぱり好きであ

なぜ学ぶのか、私は何に向かうのか。

 就職してからも、自慢ではないが勉強をしなかった日はなかった。  自分の心臓の、腹の奥底から湧き上がるマグマのような何かが私を突き動かしていた。  それは、知的好奇心とできるようになりたいという純粋な気持ちである。  今もその動力源は変わらず、懸命に学び続けている。  しかし学び続けている中で、学習対象の知的理解以外にわかったことがある。  それは、たとえ学んだことが跡形もなく消し飛んだとしても、その後には 自分の心の広がりだけは残るのである。  私はきっと、こ

言葉は人を脆くもするが、強くもする。誰かの言葉で傷ついて、そこで止まっていてはいけない。その言葉を自分の栄養として吸収するか否かを自身で決めることの大切さに気づくこと、そういった心の営みつまり、しなやかさが大切であると思う。あまりにも短絡過ぎる世の中で、軟な心ではいたくないから。

読書で「自分」を見える化する

 最近読み終わった1冊がこちら。  原田 ひ香さんといえば『三千円の使いかた』や『ランチ酒』が有名ですね。ミーハーなところから攻めて、こちらの本にたどり着いたのですが、なかなか奥深いものがありました。  最近になり、読書は「自分」を見える化する効用があるとひしひしと感じています。『定食屋 雑』の感想をもとにその理由を探りながら、ひも解いていきます。  この本を読み始めた時、私はこんなことを感じていた。    4つ折りにしたその薄い紙を渡したときの気持ちは、幾何であっ

甘えはいつか、自分自身を駄目にするだけでなく、虚無感と猜疑心で心を満たすことになりそうだからと遠くに追いやったのです。でも、今、誰よりも何よりも甘えることを許してあげたいという気持ちが芽生えてしまったのは、何の運命なのでしょう。歩いてきた道を戻り、立ち止まるのを許してくれますか。

眠れない夜に

 そう。  眠れないのです。  少し前から。  でもそんなに気にしてなくて、  睡眠薬に頼ろうかと思う時もあるのですが、    まだいいか、そう薬箱の前で  何度も引き返しています。  そもそも、私の睡眠サイクルは人のそれとは  違っているのです。小さなときから。  いわゆる真っ当な社会人生活を  よく頑張って送っていると思うのです。  そんな眠れない夜に私は大好きなゴッホを  想うのです。  特に好きなのは、あの有名な星月夜。  精神病棟に入院していたゴッホ

心は自分だけで作るものじゃないのに、なぜいつも自分の心にかき乱されてしまうのだろう。自分だけの感性になった瞬間、他者と違う何か、つまりアイデンティティが爆発した時にそう感じてしまうのかもしれない。どの一瞬も自分を感じていたい。これはわがままなのだろうか。私は、まだわからないのだ。

2024年4月に読んだ本まとめ

 とても可愛らしいタイトル画像をお借りしました。 ちなみに『長めのいい部屋』この絵本はまだ読んだことがありません。  動物が登場人物のお話は、児童書でも一般書でもホッコリと癒されますね。 さて、先月読んだ本のまとめを紹介していきます。軽いタッチで書いていければと思います。 忙しいと読書というより、エッセイとか自己啓発系の本をパラパラしがちです。そして、この本に見習った週末1000円ご褒美を実行できていません。  頭の中では、帰りに花を買ってドーナツを買って、鼻歌を歌

自分の道や運命は、自分で決めなくてはならない。苦しくても目の前しか見えなくても、進む道は自分にしか決められないはずだ。涙で前が見えない時、自分の心臓の中心から湧き上がる何かを感じることだけはできる。無音の世界で、何度も自分という存在の音を生み出し続けた。生きるってそういうことだ。

腹を決めたつもりが、決めきれなかった自分の弱さに気づいた時、まだまだだと思った。しかし、そこからやり直すか、諦めるかどちらを選ぶかはそれもまた自分次第なのである。明日の自分に後悔しない道を選べばよいと思うし、またたとえ後悔したとしても、次への成長の一歩には違いないのだと強く思う。

次に進む一歩一歩が怖いなら、今、ここに集中するしかない気がする。立ち止まって自分の足元を見た時、握りしめた拳の強さを感じた時、涙を堪えてる自分に気づいた時、そんな些細な自分自身の積み重ねを大事にしている自分に気づくことができると思う。それはきっと、言葉より強い励ましなのだから。

形骸化と活性化の間で

 もう5月なんですね。4月の記憶が薄らぐほど、私は仕事に邁進していました。 完璧主義のプロ意識 そう表現できてしまう状況や背景を大事にしすぎると、周りが見えなくなって、他の人達を傷つけることもあるのだと学んだ4月でした。  仕事に対する情熱は、それこそ人それぞれであり、それぞれであって構わないと思うのですが、平均値から、おそらく上方にはみ出る私は、みんなという枠組みの中ではとてもつらく感じるのです。  多くの人は、(ここから書くことは否定でも肯定でもありません。)適度

回り道の途中には、今まで知らなかった世界が広がっている。夢の実現の途中で何度転んでも立ち上がれたのは、そこで見つけた小さな宝物たちが大丈夫だよ、道は続いているよ、と囁いてくれていたおかげなのだと思う。今の自分が最初の一歩ではなくて、ここまで一歩一歩、歩いてきたことを忘れないでね。

やると決めた日から強くなったのではなくて、やると決めた日から、少しずつ自分の弱さと向き合うことができるようになったのだと思う。今日はもう終わってしまうけれど、悔いのない一日を生きれただろうか。いつも私は自分に問う。何か一つ目標にしたのなら、最後までそれと向き合うべきだと強く思う。

誰かのために働くことでその道が輝くことを知った

 少し前に、こんな記事を書きました。  自分を変えるために、どんな気構えを持っているかについてまとめたものです。  ついこの間も、仕事に必要なことを勉強しました。経験したことがないことでした。扱ったことのない商品に対する説明をもう3日後には、説明しなければならなかったのです。  そうなのです。  やるしかないのです。  そんな私の姿に、「すごいね。」という言葉を下さる方もいますが、  私にとって、それは「当たり前」であり、相手がいるからこそ自分が輝く、むしろ  

なぜ読書の時間を生み出すのは難しいのか。

 読書メーターのキャンペーンでバウチャー(クーポン)をもらいまして、この本を買ってみました。ちなみに、私はAmazonで購入したのではなくBookWalkerというサイトで電子購入しました。 アマゾンでは、社会一般関連諸部門でベストセラー1位になっています。 そして帯に書かれた 「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」  このキャッチーな言葉に惹かれて購入を決めたといっても過言ではありません。  2週間ほどの繁忙期を闘い抜き、ようやく本日、待ちに待った休日を迎えている私