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読書三昧

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学ぶことの多い本、読んで楽しい本を載せています
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記事一覧

デッドエンドの思い出(よしもとばなな)

デッドエンドの思い出(よしもとばなな)

この本は、一番好きな作品と書かれているnoteの記事を見て読む事にしました。

5つのお話が入っている短篇集です。
私には恋愛どうこうではないもっと奥深い人間同士のラブストーリーのように感じました。

以下、感想です。

幽霊の家

甘いお話でした。
最初の方に、言葉が人に与える重みや、その言葉を与えられた人がとんな気持ちになるのかについて理解しやすく書かれていて、ばななさんの本にしては珍しいな

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たゆたえども沈まず(原田マハ)

たゆたえども沈まず(原田マハ)

この本を読む事にしたのは、占星術の講座で糸杉がシンボルとして話が出て、そこから、フィンセント・ファン・ゴッホの作品「星月夜」に興味を持ち、更にnoteで原田マハさんの小説の感想の記事を目にした事などがあって、原田マハさんの本は読んだ事が無かったのですが、読んでみたくなったからです。

私は絵を観るのは好きですが、絵画のことも、原田マハさんのことも話せるほどの知識を持ち合わせていないので、読んで思っ

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インドの聖地タワンへ瞑想ツアー(銀色夏生)を読んで

インドの聖地タワンへ瞑想ツアー(銀色夏生)を読んで

この本を読もうと思ったのは、この本の中に出てくるワタスゲ先生が、感銘を受けた本を書いた成瀬さんだと知った事と、このツアーとは違いますが、去年行ったチベット(ラダック地方)と似たような風景写真が最初のページに載っていて、懐かしく感じたからです。

銀色夏生さんのことは、知っていると言えるほどは本を読んでいないのですが、折につけ誰かにオススメされる事も多く、好きな詩人さん(小説家さんと思っていました)

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サウスポイント - よしもとばなな

サウスポイント - よしもとばなな

占星術の授業で吉本ばななさんのホロスコープを分析して、そこでハワイ島のサウスポイントという場所と、この本の事を知り読むことにしました。

ばななさんの本を久しぶりに読みましたが、あっという間に物語に引き込まれて読み続け、読み終わった後も余韻がしばらく残る本でした。
ベースに死のテーマがありつつも優しく甘い物語で重くなり過ぎず、人の感情に立ち会うような、この話が現実に役立つとかではないかもしれません

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どくだみちゃん と ふしばな - 吉本ばなな

どくだみちゃん と ふしばな - 吉本ばなな

吉本ばななさんのnote内の「どくだみちゃんとふしばな」を定期購読してみる事にしました。

ばななさんは、ゲリーボーネルさんや、大野百合子さんの本の帯でコメントを書かれていて、大野さんのブログにもたまに登場することがあったので、気になる作家さんでした。

何年も前に大野百合子さんのワークショップに参加するかどうかすごく迷った事があり、ヒプノのワークショップだったのですが、当時ヒプノが何かも知らなか

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第三の眼 秘境チベットに生まれて

第三の眼 秘境チベットに生まれて

〈はじめに〉
この本は、チベット仏教やチベットに心惹かれる人が読むと面白い本だと思います。
物議を醸している本ではありますが、興味深い内容です。

この記事はこの本を読んで自分が感じた事を記録として残しています。

〈感想〉
この本は、大野先生に教えて頂いて読む事にした本です。

真偽に関しては分かりませんが、化身やチベット僧侶、ダライラマ、オーラ視、第三の眼の開眼など、読んでいてワクワクしました

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あるヨギの成功の黄金律  - パラマハンサ・ヨガナンダ

あるヨギの成功の黄金律 - パラマハンサ・ヨガナンダ

〈はじめに〉
この記事はこの本を誰かに紹介したくて書いてはいません。本を読んで自分が感じた事を記録として残しています。

〈分類〉
自己啓発

〈感想〉
ずいぶん前からゲリーさんの紹介でパラマハンサ・ヨガナンダに興味があり、彼の本を読んでみたいと思っていましたが、古い本の文章や構成は、発行された時代を反映していて、今の時代の私たちが読んでもあまり楽しくなく、理解するのが難しいイメージがあるので、こ

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ヒマラヤ聖者が伝授する《最高の死に方&ヨーガ秘法》- 成瀬雅春

ヒマラヤ聖者が伝授する《最高の死に方&ヨーガ秘法》- 成瀬雅春

チベットへ旅行に行った時にツアーメンバーの話から成瀬雅春さんのことを知り、成瀬雅春さんが書いた面白そうな本はないかなと探していて、この本を見つけました。

哲学的な本もしくは、修行の仕方が書いてある難しい本だとイヤだなと思いつつも電子版を購入して読む事にしました。

この本は、主人公がヨーガに出会ってからヨギになる物語で、主人公の視点でヨーガの世界を知る事ができ、分かりやすくとても面白い本でした。

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