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レアル・マドリードの『柔軟性』の正体とアンチェロッティのチームマネジメント

欧州5代リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)の全てのリーグで優勝を手にした監督はカルロ・アンチェロッティのただ1人。アンチェロッティ監督は現在スペインの名門レアルマドリードで指揮官を務めており、2021/22シーズンではCLを制覇してヨーロッパチャンピオンに輝いた。今回はそんなレアルマドリードで指揮するカルロ・アンチェロッティ監督のマネジメント方法について注目していく。

私が通っているサウスウェールズ大学院のフットボールコーチングコースでは様々な講師が様々な視点から講義を行ってくれている。様々な講師の1人である、UEFA Proライセンスを保有するジョナサン・ジョーンズ氏(みんなからJJと慕われている)が昨年のUEFA Proライセンスの研修でレアルマドリードを訪れた。そして先日、「レアルマドリードではどのような取り組みが行われて、カルロ・アンチェロッティ監督がどのように世界有数のビッグクラブをマネジメントしているか」についてJJの講義があったので、その様子をまとめていく。

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