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日々生きること感じること

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違和感に慣れない

違和感に慣れない

子どもと暮らしながら仕事をするようになって7年。
複数の組織を経験させてもらってきた。

既に乳児の母を脱して久しい。
7年経っても、組織が変わっても、マネジメントに戻っても、違和感をもつ声がけや出来事はおきる。つまり、

ということだし、
時間も時代も経て人が変わって(もちろん、自分も慣れるし耐性もつき)役職についたわたしでさえ感じるのだから、これは氷山の一角だろうなと思うわけで。

新年の仕事

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橋を架けるのは

橋を架けるのは

誰かのことをわかりたいと思う
きっと完全にわかりあえることはないと知っていても。
だから、その人の「ことば」を知りたい。

幼い頃からずっと持っている、わたしが生きていくうえでのテーマのひとつだ。人はなぜ、どうやって他者とコミュニケーションするのか。大学では、子どもはどのようにことばを獲得していくのかを卒論に書いた。

言語習得だけの話ではないことばとは、外に向けて発し、届けようとしているいくつも

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そうか、わたし公園嫌いだったんだな。

そうか、わたし公園嫌いだったんだな。

「おかあさーん、こーうーえーんー、いこ!」

週末も仕事の夫が出かけた直後も、ベッドでいつまでもゴロゴロしてるわたしの元へこどもたちがやってくる。

よし行こうー!なんて気持ちになることは、ほぼない。なんかいつも億劫だし、できれば行きたくない。

遠出が嫌なのではなく、近ければ近いほど(遊具と砂場と広場があるフツーの公園であればあるほど)行きたくない。

こどもたちがなかなか着替えないとか、まだ歯

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2021年 ことし、何食べた?

2021年 ことし、何食べた?

『きのう、何食べた?』の余韻をまだ残しながら、大晦日を迎えている。さっき、2021年に買ったキッチングッズを振り返りつつ、来年もまた食べたい季節もの(主にくだもの)をメモしておこう、と思いたったので書いてみる(グッズは何回も買わないけれど、季節ものは来年もまたいただきたいからね!)

では早速!

ルレクチェ(洋梨)STORESの「吹上農園」で購入。新潟、佐渡島で柿とルレクチェを作っておられる農園

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2021年買ってよかったキッチングッズ

2021年買ってよかったキッチングッズ

2021年2月、ネットショップサービスを提供する会社に転職した。

欲しい「モノ」がたくさんあるほうではないと思っていたのに、今年はたくさん買ったなぁ。職業柄、ということにしておこう。

たまに気が向くとSNSでなにかを絶賛したりするんだけど(モノだったりコトだったり場所だったり色々)、ありがたいことに、複数の友人に「いつも絶対ハズレがないから毎回たのしみにしてる」と過分な賞賛をもらい、それならば

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『きのう何食べた?』がくれたもの

『きのう何食べた?』がくれたもの

劇場全体が、クスクスと淡く揺れ、ホロリあたたかい涙を流す。あぁ、おかわりしたい!
以下、設定以外のネタバレなし。
ただただ大好きなところを賛辞していくエントリです。

(この2人の素敵な画を載せたくて)

よしながふみさんの作品を知ったのは、2005年の『愛がなくても喰ってゆけます』から。紹介されていた数々の「旨い店」に、聖地巡礼のごとく訪れたりも。

『西洋骨董洋菓子店』『大奥』その他作品も全部

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雨を待つ心持ち

雨を待つ心持ち

先日、傘を買いました。
それはそれは素敵な傘です。

いつの頃からか、使うのはビニール傘ばかり。
在宅ワークが増えて出かけることも減り
週末雨ならお外には行かないし
まあいっか、と思っていたら。

おかあさんも、すてきなかさをもってほしいのにというむすめの言葉に、
いつか素敵な傘を迎えたいなという思いを持つように。

そんなとき、出会ってしまったのです。

傘をすぐなくすし、なんなら壊しちゃうこと

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小学校の音楽室での原体験がわたしの価値観を構成している

小学校の音楽室での原体験がわたしの価値観を構成している

9歳からオーケストラでチェロを弾いてきた。
先日、仕事仲間と組織論やマネジメント論の話になり、この原体験がわたしの(仕事における)価値観の構成要素の多くを占めているかもしれない、とふと思った。

原体験とは多様な人とともにひとつの成果をだす
メンバーそれぞれ固有の役割を持つ
メンバーは1年ごとに入れ替わる
常に新人がいて、自分は相対的にベテランになっていく
「正解」「目盛」がない世界線で高さを競う

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本のおすすめが苦手なわたしが、それでも「読書」をすすめたくなった出来事

本のおすすめが苦手なわたしが、それでも「読書」をすすめたくなった出来事

「おすすめの本教えて!」

わたしがわりと本をよく読むことを知っている方から、お声がけをいただくことがある。なんとなく会話の流れで、など、機会は前触れなくやってくる。

これまでに出会った素敵な本は数えきれず、いつも何かしら読んでいるけど、実はこのお題が苦手で、人におすすめすることはあまりしてこなかった。

「人に本をすすめる」二つのハードル1.どんな意図で本を読みたいのか(相手のニーズ)
2.そ

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なぜ本を読むのか 7000冊の旅

なぜ本を読むのか 7000冊の旅

はじめに読書について話す機会をいただいた。
わたしはただ読むのが好きなだけで、人にオススメもあまりしないし、記録もマメにとってはいない。研究者でもないしコレクターでもない。が、そんな私の読書偏愛ぶりを聴きたい、という人がいるというので、当日のメモがわりに書き起こしてみる。

子どもの頃から数えると多分7000冊くらい読んでる。毎日必ず何らか1冊は読んでいるので、自分でもその旅路をちょっと振り返って

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おやときどきこども、まだまだこども。

おやときどきこども、まだまだこども。

あぁ、わたしはどうしたらよかったんだろうか。

気付けば、息子の遊びスペースは空っぽになっていた。
わたしが全てのおもちゃをゴミ袋に入れて外に出したからだ。

おもちゃよりも夢中なもの2歳むすこはiPadが大好きだ。
「みるさん」
“見る”に敬称までつけて呼んでる。

見ているのは、おおかた、この二つ。
・はたらくくるま(歌)の動画
・ズーラシアンブラス(クラシック)の動画

制限時間がきたら、「

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VOOX

VOOX

VOOXという音声メディアにハマっている。
なんなら勝手にアンバサダーを名乗りたいくらい。

まだ始まって1か月ちょっとのこのサービス、ご縁あって「中の人」とお話しする機会をいただいた。正確に言うと、このメディアを企画運営されている方々と。

そこで話したことを思い出しながら、ここではVOOX愛を長々と語りますが、「中の人」に頼まれたわけではありませんw

VOOXってなに?各界プロフェッショナル

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10years

10years

入籍しました。
計画停電で真っ暗な中これを打ってます。

そう、あの東日本大震災の3日後。わたしは友人にこんな連絡をした。ガラケーで、大好きな友人たちの名前を一つずつ選択しながらメールを送った。まだスマホを持っていなかったし、LINEもなかった時代の話。そう思うと、10年とはものすごく遠くのような気もする。

“大切な人”とつながるグループコミュニケーションサービス『LINE』登場
LINEのサー

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妊娠と出産、リアル命懸けだったよって話(後編)

妊娠と出産、リアル命懸けだったよって話(後編)

前編はこちらへ。(妊娠と、1人目の出産について)
後編では、2人目出産の話と、番外編として、1人目出産4ヶ月後の緊急入院について書きます。

これを書こうと思ったキッカケは、このツイートでした。(投稿日は古いのですが、つい先日知人のリツイートで見かけたものです)

実は、私は輸血を2回してもらったことがあります。書かれてるように、2000mlを超える出血で命拾いしたのは輸血のおかげなのですが、これ

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