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この地球上にユートピアは存在するのだろうか。 ありのままの自分、つまりはこの地球に生まれ落ちた魂と、その魂が歩んできた地球での経験によって作られた自分、どちらともが大切にされ、無条件に愛される場所。 いわば、自然体の自分が還れる場所。それを人は本当の意味でユートピアというのではないだろうか。それは、魂の故郷とも呼べるかもしれない。 しかし、それぞれの魂の個性に経験値がかけ合わさった無数のユートピアは、この地球上には存在しない。 自分で作るしかないのだ。自分にとっての、最高のユートピアを。 その場所が、ここ「カリンの杜」である。 カリンの実はそのまま食べるとものすごく苦い。工夫をし、試行錯誤をし、人々と協力しあうことで、自らにフィットする食べ方が見つかるのだ。ここは、桃のようにただ甘い果実が無数に広がる森ではない。 様々な探求の末の、いろんな味を経験してできるユートピア・魂の故郷であり、いわば魂の源なのだ。 自分だけのユートピアを作り、この世界の悦びを、愉しさを、心地よさを仲間と共に分かち合う。 そんな世界線に惹かれるものがあるのであれば、一度この杜に足を踏み入れてみてほしい。
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