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“期待”という支え

大会終了後

2月1日から行われていた春の選抜全国ハンドボール大会/北信越ブロック予選大会のいよいよ今日が最終日でした。全日程が終了し、片づけなども終わったのがpm4:00頃。高校生の皆さん、試合のオフィシャル、モップ係、受付など様々業務お疲れさまでした。ありがとう。

そして大会役員の皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。無事に大会を終えられたことは、皆さんのご尽力があってこそ。感謝感謝です。

大会が終わって、家に帰宅。すぐさまジムへ。
この大会期間中、飲み過ぎたこともあったので「行かなくては!」と強迫観念にかられ、トレーニングしに行きました。そのあと、長岡市にある馬肉専門店の“馬喰ろう”へ。

馬肉は高タンパクでヘルシー、臭みも全くないし女性にも人気ですよね。ユッケが最高にうまかった!!

ちなみに、新潟県ハンドボールの山本健二審判長の地元は熊本県。皆さん、熊本県の名産物って何かご存知ですか?正解は・・・

イグサ!!笑

あの畳に使われるやつですね笑
もちろん馬肉も有名です。。。

そして熊本県と言えば、今年は女子ハンドボールの世界選手権が開催されるんです。見に行きたいなぁと密かに友人と計画しております。


大会の最終日について

最終日って、やっぱり一番大事な場面が待っているんです。1位2位(3位)通過を除いては、男子の4枠目、女子の3枠目が今日決定するという当該チームにとっては全国への切符をかけた大きな一戦でした。

男子:北陸高校(福井県)、氷見高校(富山県)、小松工業(石川県)、高岡向陵高校(富山県)

女子:氷見高校(富山県)、小松市立高校(石川県)、福井商業高校(福井県)

以上の高校が選抜全国への切符を勝ち取りました。出場される高校の皆さんの全国での活躍を心より応援しています。お疲れさまでした。

出場される高校のある各県には、ハンドボール国内最高峰リーグの日本リーグに所属するチームがあります。こういったところも少なからず、ハンドボールの底上げにつながっていて、各世代カテゴリーの強化につながっているとあらためて実感しました。

そして、この最後の1枠をかけた対戦カードは、男子が高岡向陵高校(富山)ー屋代高校(長野)。女子は福井商業高校(福井)ー高岡向陵高校(富山)でした。その男子の代表決定戦が最終試合だったのですが、このカードの審判を任されたんです。

いやー、それにしても緊張しました。
不安もたくさんありました。それでも何とかやり切って、その中で課題も見えてきました。このいただいた課題を生かすも殺すも自分次第ということは肝に銘じなければなりません。


青天の霹靂

審判をされている方々にとっては当たり前のこと、「お前そんなこともわからんで審判やっているのか!」とお叱りを受けそうですが、審判を始めたばかりの自分にとってはまさに青天の霹靂でした。

それは、富山県の岩上浩一郎先生からのお言葉。

レフェリーの責務はただ“裁く”ということだけでなく、なにより選手にハンドボールを楽しんでもらうこと。

自分がレフェリーをしているときは、とにかく「ファールを見逃さないようにしよう。見逃せばベンチからいろいろ言われる。どうしよう、どうしよう、、、」とネガティブな気持ち、不安な気持ちが先行してしまう。。。

もちろん楽しんでいれば何でもアリということではないし、ルールに則って正しくジャッジするということも重要。この原理原則には決して逆らわない。ただ、それだけを完遂すれば良いということではないということ。

レフェリーのジャッジしたそれぞれの局面によって、選手たち自身が自信をなくしたり、嫌になったり、投げ出したくなったり、感情はいかようにも変化する。そんな選手たちがハンドボールという競技を楽しめなくなってしまうような試合にはしてはならない!キーワードは、、、

教育的配慮

そのように言い換えることができると思います。
やっぱり、高校生の高校生らしい熱い戦いは観ている人の心に響くし、それをいかにして引き出させるかということも審判として務めなければならない!そんなことを学ばせていただきました。

伸び伸びと!そして、生き生きと!

実際、自分がレフェリーをした試合において、試合中に生き生きとしていない選手や場面が多々あった。自分たちのことしか考えることしかできず、果たしてプレーヤー・ファーストであったかと反省します。“余裕”を持てるようになるためにも、審判についてこれからも学び、そして堂々とコートに立ちたい!


期待って?

岩上先生には他にもこんなことを言われました。

新潟県の人間がやっぱり中心になって頑張らな。

新潟県のことを応援してくれているという話は一昨日も昨日も、この大会期間中ずっと一貫して感じたこと。

でも、それだけではない。

新潟県のこれからは期待されている。

この期待にどう応えていくのか、これが今、僕たちに問われている!

増田審判長には、「最終試合任せた。何かもしあったら俺が全部責任をとる。だから思い切ってレフェリーをしてこい!」と言っていただいた。

期待がなければ背中は押せない!その期待がプレッシャーになってしまうこともあります。でもなぜか??

“支えられている”
だから“期待”されている。

そのことに気付けないから、プレッシャーに感じてしまい潰れそうになる。

今大会を通して、本当にたくさんの支えがあったということも実感できました。大会役員の皆さんや高校生、そして何より審判団の皆さん。

“期待”というのは“支える”ということから始まる。

増田審判長の言葉には、力強い“支え”としての"期待”が感じられました。だから、最終試合のレフェリーは今までで一番“生き生き”できた。

ただ、「君に期待しているよ!」というだけでは、そこまでは感じ取れないかもしれない。その人に何があっても支えてあげるから!という姿勢がなければ、本当の“期待”にはならないのかなと。

無責任に、簡単に、そして一言で片付けられるような“期待”という言葉かもしれないが、やっぱりそこには情熱があり、本気でこれから成長してほしい、もっと伸びてほしい、そんな想いがあるから期待となる。だからこそ、支え続ける。

指導者としても、このことは本当に大切にしなければなりません。

その“支え”を受けて、その“期待”に応えることは簡単じゃないし、すぐにはできないかもしれない。でも、お前にはその“支え”を受けるだけの覚悟と情熱があるか?想いがあるか?

他県からの“期待”ということを通して、そんなことを自分に問うてみました。


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