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傍の下で短編集

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本
何となく思い付きで書いた物語
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豊治
豊治

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傍の下で(バーガー)

久し振りに、人口密集地帯で軽食を摂ろうと俺は、有名ハンバーガーチェーン店に入った。

そして、バーガーセットを頼んで空いている席に座り、ハンバーガーを一口齧って、心の中で呟く･･･

やっぱり俺の舌には合わない。

ここのハンバーガーチェーン店の禁断症状にも似た味が忘れらないで、ついつい足が向いてしまう。

そんな俺は、味覚も身体(こころ)も、ここのハンバーガーチェーン店にコントロールされてしまっ

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豊治

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傍の下で(空の上の街からの便り)

拝啓、今人様

　光は過去を連れて遣って来る

　銀色の太陽が昼夜を訪れ輝き

　世界を薙ぎ払う

　その輝きは数ヵ月続き

　世界は混沌となりて

　やがて光は過去を連れて去って行く

　だが、世界の混沌は続き、内側から抱懐する

　世界の秩序は乱れ、新たな秩序が生まれる

　それは世界の救いなのか、世界の終わりなのか

　それでも、世界の不確かさは続く

　今も、なお続く

　　　　　　　　―

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豊治

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傍の下で(空腹)

ゲッホッ、ゲッホッ･･･、ゲッホッ･･･グゥエッ･･･ウェッ、グーーーーーェッ

｢なんか出てきましたね｣

｢うん、出てきたね｣

｢これ、なんでしょうか？｣

｢ん～～～、初めて見る形だね｣

｢そうなんですか｣

｢･･･多分。良く調べてみないと解らないけどね｣

｢しっかり、して下さい。先生が頼りなんですよ｣

｢そう言われてもねぇ、こればかりはね･･･。兎に角調べなくてはね｣

｢そうで

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