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ドキドキ・ワクワクを広げる 「プレイフル・シンキング」

 ドキドキ・ワクワクで学び、働いていくことについて書いてある、上田信行氏の「プレイフル・シンキング」を読みました。


プレイフルとは

 プレイフル=ドキドキ・ワクワク
 ドキドキ・ワクワクするような新しい物事に取り組むときに、次の2つの心の持ちようがあるそうです。

Can I do it?
→変化が怖い。評価軸は他人「よく見せたい」

How can I do it?
→変化を楽しむ!評価軸は自分「よくなりたい」

メタ認知・省察で自分の経験に蓄える

 ドキドキとワクワクは同じ脳内で起こることのため、ドキドキが怖くてリスクを避けると、ワクワクも得られないという構造になっているそうです。

 FUANを FUNに変えられるプレイフルを身につける(プレイフル・シンキング)ためには、自分や世の中の見方を変えること=メタ認知が大事だそうです。

「メタ認知」とは状況を俯瞰的に把握し、その気付きや言語化を通して自分の可能性を拡張していくことである。(抜粋)

 メタ認知ができるようになるとはすなわち、固定化された思考から解放され、私の考えや認識は唯一の正解じゃ無いと知ること、視点を変えて自分の枠を広げていくこと。

 また、何かを体験した時にしっかりと省察することで、経験として自分の身につき、その経験は他に応用(転移)していくことができます。

省察とは、「状況と対話する」ことである。(中略)この状況をどう把握すればいいのか、その状況に対していまの自分の行動にはどのような意味があったのかをメタ認知し、できる限り言語化してみることである。(抜粋)

楽しさの中に学びがあふれている

 「人生を楽しく豊かにしてくれる一番の経験は学び」と書いてあり、とても共感しました。
 脳科学では、「楽しさ」が報酬となり意欲を増進させ、「おもしろい」と感じると脳にも定着しやすいということがわかっているそうです。

 楽しくて没頭するような創造的な学びは、実践→振り返り→意味付けを行うことで自分のものになり、また自信にもつながってくるとのこと。

 この意味付けは、アウトプット(外化・可視化・言語化)することでメタ認知ができ、インプットしたものを自分なりの解釈・自分なりに意味を再構築していくということです。

私のアウトプット

 本を読んで「ほうほう、なるほど〜」で終わらせるのではなく自分のものにしていくためには、メタ認知・アウトプットして自分なりの解釈をするのが大事とのこと。

 私の場合、本を読みながら本の表紙に貼った付箋に気になるワードをどんどんメモしていき、noteにまとめる時にそれらの言葉をつなげながら自分なりの解釈をしていっています。
 箇条書きのメモだけだと別々の情報ですが、文章・グラレコ にまとめようと思うともう一段階深い理解が必要になり、今の自分にはあったやり方かなと思っています。

 また、この本を読んで、私のこの一年はいろんな分野でメタ認知の手法に出会った年だったなと気付きました。(親業、対話、ナラティヴ 、Points of Youなどなど)
 このことについては、年内目標で一度ちゃんとまとめてみたいと思います。(と、目標・行動も書くことで次の行動にもつながるはず!)

 一歩踏み出したい方、大人の学びを深めたい方、どんな職場でもプレイフルに働きたい人にオススメの一冊です。

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