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やわらかことばじゅく

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[日記]きっとあまり整えないままで放たれます。 よい意味で素材の味を楽しむみたいなことを大切にします。
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2024.2.8(木)木と生きる暮らしにならう・脆さを受け入れる

2024.2.8(木)木と生きる暮らしにならう・脆さを受け入れる

寒い日が続きますね、部屋がエアコンをつけてもなかなか暖まらないので、ふとんにくるまりながら生活をしています。柔らかいものに包まれるのは何か安心感があって、ついついゆっくりとした生活になってしまいます。人がくるまれることはすごく原始的なよろこびに繋がっている気がしますね。

先日はいつもボードゲームをする先輩たちと一緒に白川郷へ行ってきました。飛騨高山へ降り立ったのははじめてで、夜は静かな街でしたが

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2023.10.20(金)音のなる街

今日は音楽のお祭りがある日。
昼下がりの通り道、下校していく小学生二人組とこれからステージに向かっているであろう、バンドメンバーがすれ違いざま、トランペット奏者のおじさんは、ふと楽器を歩きながら構えてアンパンマンマーチを数小節鳴らす、小学生はわっと顔をさらに明るくして、「がんばってくださいっ」と返してて、バンドメンバーは「お、がんばるぞ〜」「よーしよし」
と湧き上がる。

駅前の会場が公開のステー

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2023.10.15(日)秋が早足なのでちょっと待って欲しい

秋は降ってくるようにやってきて、すぐに去って行こうとするからその後ろ髪を掴もうとして「もうちょい待ってくれないか、まあコーヒーでも一服してさ」と言いたくなるような日々です。

こんなに過ごしやすくて、眠るのにも本を読むにも山を歩くにもよい季節が短いともったいない気持ちになってしまいます。秋は早歩きです。

でもこの冬に向かって進んでいく季節のグラデーションをしっかりと感じられるように、空気の質感が

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2023.9.5(火)あなたは何しにアメリカへ?コロンバスの太陽の下を歩く

2023.9.5(火)あなたは何しにアメリカへ?コロンバスの太陽の下を歩く

今年の夏休みはアメリカはオハイオ州に住んでいる親戚に声をかけてもらって渡米しています。前から日本で会うたびにおいで〜と言ってくれていたのですが、やっと叶いました。

羽田からデトロイト経由で州都コロンバスへ。
空港で出迎えてもらい再会です。

オハイオ州は夏場の気候はだいたい東京と同じくらい、でも自然も豊かな場所で広々として、穏やかな光のある場所です。

親戚宅にオハイオでは滞在させてもらいます。

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2023.7.29(土)空間芸術と私たちの身体・イサムノグチの彫る場所

花火やお祭りの音が遠くに聞こえるような日ですね、4年ぶりの場でのお祭りが帰ってきている催し事が多いようです。

今日は美学についての読書会、テーマは「空間と芸術論」でした。
イサム・ノグチの公園の特徴を取り出しながら、ポストモダンにおける空間芸術について、その輪郭がどこにあるのか?を探るような会話を進めます。

近代以前はイギリスの庭園にわかるように、空間芸術とは客観的に眺めて「美しい」という価値

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2023.7.28(金)本屋をめぐる・うれしい猫の気配

2023.7.28(金)本屋をめぐる・うれしい猫の気配

週末は本屋巡りのために吉祥寺へ、最近はもっぱら場で本と会うのが楽しくて仕方ありません。

友人と待ち合わせてまずはカレー屋さんへ、欧風カレーってなんでこんなにしみじみとおいしいんだろうな、なんだか身体の内側の深いところに染み渡るような味がします。
スパイスもだしも野菜のうまみも煮込まれてとろとろになってすべてスプーンに乗っかっててこれはすごい発明と感心してしまう。

そんなカレーを後にしてお気に入

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2023.7.16(日)浅草で本のお祭り・ペンキ絵は夢のよう

2023.7.16(日)浅草で本のお祭り・ペンキ絵は夢のよう

今日はBOOK MARKERT2023に参加してきました、会場は浅草です。地上に登ると観光客でひしめく通り、ひとひとひと…人の間を縫いつつ進み、途中で浅草メンチによってメンチカツをかじってから会場に向かいます。

一面見渡す限り出版社が今こその本を並べてくださっていて、本が生まれた背景を話してくれる、とてもとても楽しい、作品を文脈に紐付けて楽しみたい自分としてはこの上ない場所です。

今でこそ編集

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2023.7.10(月)寛容とは何か?生きる主題

2023.7.10(月)寛容とは何か?生きる主題

週末は午睡も含めると10時間くらい眠りました、泥のように眠るとはこのこと。日曜は読書会が2つ、美学論と本紹介型を一つずつ。とくに紹介型の方では、生きていくテーマをどうするか?という話になってとても興味深かったです。

私が抱えるテーマの一つは「寛容」についてでした。

以前、優しい人であろうこと、善き人であろうこととは何か?という問いを母と話していたことがきっかけだったのか、ふと連絡が来てこれ読ん

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2023.7.6(木)夏のはじまりは夜の空気の匂いで察知する

2023.7.6(木)夏のはじまりは夜の空気の匂いで察知する

ちょっと遡って先週末は富士の麓のキャンプサイトに行ってました、トレーラー式のコテージ泊で、焚き火ピットもあったり、猫が住み着いていたりと素敵な場所でした。

大学時代の先輩方と一緒に行ったのですが、キャリアの節目にいる方々もいたりと、悩まれてることを交換したりと、どこから目線かは分かりませんが、試行錯誤してみんな生きてるということを実感しました、みんな色々悩みながらも前に手を伸ばしつつ歩いている。

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2023.6.29(木)日記がはじまって一ヶ月くらいが経ちます

日記を続けて一ヶ月くらいが経ったみたいです、変わったことは世に出す文章のハードルがだいぶ下がった気がするということと、筆がゆるくはやくなった気がします、誤字脱字もある程度残っているし、多分伝わりやすさみたいなところでみると、推敲された文のがいいと思うのですが、この話している感覚と近いように伝えられるのは日記のいいところです、日記だって間違えた言葉わざわざ直したりしないですもんね。

あとは自分が書

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2023.6.28(水)人間らしさをおもしろく書かれた物語

エアコンはやく効いておくれと思いながら部屋に着く、湿気で世の中のものが少ししっとりしていますね、歩くだけで水分を感じる季節です。
そういえば紫陽花って結構いろいろな種類があるってはなしを友人に聞いて、額だけのガクアジサイ、白いアナベル、とかとか。

新宿御苑とかで植物の品評会を眺めにふらっと散歩するのが好きで、昨年だとぼんぼりのような菊花壇を観に行ったな。あんなに色々な咲き方をみれるのは楽しいもの

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2023.6.27(火)湯がないと眠れない身体になったのかもという梅雨

せっかく日記なのだから、今見たものをきっかけに過去のことを振り返るような書き方よりも、今見て今思ったことを書いた方が良いのかもなと思い直しました、でも過去を振り返るって思考を辿りがちなのも自分の傾向なのだろうなと思います。何も考えずに書くと、自分の思考様式も滲み出るようです。

今日は銭湯に行って、帰りに猫を見る、いつもの帰り道の路面にあるバーによく住み着いている猫を時々見かけるので、ついつい近く

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2023.6.26(月)人の内臓は早起きに向いていない

最近はお風呂に行く時間がどんどん遅くなってしまっている、本を読む時間は減らしたくないので23時まで本を読んで、その後にお風呂に行ったりジムに行くなどしている、もう少し早めの生活にしたほうがいいのかなあどうなのだろう。

大学時代の英語の授業でtelegraphの科学論文を読むというのがあって、それのタイトルが10時以降に仕事をはじめようという内容だった。つまり人間の内臓は早くから活動するようになっ

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2023.6.25(日)初夏の音楽祭

今日は友人に声をかけてもらって調布国際音楽祭へ、ウェルカムコンサートを聴きにいきました。トルコの気鋭のピアニスト、ジャン・チャクムル、そして指揮は鈴木優人、マーラー5番アダージェット、モーツァルトピアコン21番、メンデルスゾーン3番(スコットランド)の三曲でした、しっとりとした演目でしたがスコットランドは以前N響定期で心に残っていたので、また今度は読響で聴くことができてよかった。

開演前にしばら

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