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オトナのための文章教室⑫

総合デザイン研究所(吉祥寺美術学院)のアトリエで、2月に始めた「オトナのための文章教室」、まずは3ヶ月間ということだったので、ひとまず「第1期」は最終回(第12回・4/27)、「自分にとって「書く」とは何か?」と名づけましたが、大切にしたかったのは(前回も書きましたけど)「書いたものをとっておいて、読み返してみよう」ということ。

参加者3名+私でやってみました。

架空のふたりに話をさせて3ヶ月間に書いたものを振り返って、分析したりしてみた(自分で自分にインタビューしているような感じかな)文章には、これから書かれるだろう何かが、感じられてワクワクさせられます。

「そもそも書くとは何か」に向かった方もいました。

これまで書いていたことを、再び書いて、その流れで「かつて書きたかったこと」を見つけた方もありました。

私は3ヶ月間に「教室」のために書いた文章をリストにして、ひとつひとつについて簡単な自作解説をしてみました。感じとしては、「何をしようとしたか」に意識的になろうとしている、かな。

それらを読みながら、話題は死生観、科学、宇宙論、漢字とひらがなのこと、さまざまな方向にひろがって、話が尽きることはなさそうです。

中には、具体的なことを掴めそうになっている方もいるようだし、まだ、ぼんやりしている方もいるようです。

しかし、まぁ、何はともあれ、書き出してみないと始まらない。

具体的な何か、きっと、誰でも何かはあるはずなので、掴めそうになって、掴むか、掴まないかは、その人次第ではないかと思う。

ずっと書いていると、自分の中に住んでいる〈子供〉のような存在の声が、聴こえてくる。自分は大人だという自負をもっている私が、その声をしっかり聞いてあげるか、もう自分は〈子供〉ではないと言って適当に相手して終わらせてしまうかは、その人次第です。

まぁ、何はともあれ、書き出してみないと始まらない。

第2期は、5/25(金)にスタートします。19時-21時。その日は、「いま最も書きたいことについて(なるだけ具体的に)」。これから書きたいことのメモでも、計画でも、いきなり書き出してしまっても、何でもOK。自由にペンを動かして(キーを叩いて)書いて、ご持参ください。

「文章が上手くなりたい」と話される方が、やっぱり、多いんですけど、そういった話は、「書き出して」みてから、少しずつ、少しずつ。

まとまった文章でなくても、断片(文章の切れ端)で構いません。パソコンで書いてプリントアウトしたものでも手書きのものでも何でもOK。なお、何も書いてなくても参加はできます。ご興味ある方はこの1回だけでもお気軽に!

詳細は、コチラをご覧ください。

それと、さいごにもう少しお知らせを!

6/10(日)に、私たちの雑誌『アフリカ』最新号(vol.28・2018年4月号)の誕生を記念して「『アフリカ』をよむ会」をひらきます。

関東在住の執筆者(5-6名)を呼んで、「かく」「よむ」を通して感じられるイロイロサマザマなことを話します。『アフリカ』最新号のプロモーションに終わらず、多様な「よむ」を提案できるような場にしたいと思っています。

『アフリカ』をご愛読いただいている皆さま、「よんだりかいたり」が好きな方、個人で本・雑誌づくりをされているorしようと思っている方、「なんか面白そうだな」と思われる方ならどなたでも! ぜひご参加ください。

詳しくはあらためてまた書きます。最新情報は、「オール・アバルト・アフリカンナイト」をご覧ください。

『ウェブ・アフリカ』vol.1も、公開しています。こちらは『アフリカ』のバックナンバーからの「ベスト・セレクション+α」な内容。

全篇モノクロの超低予算・超少部数・幻の雑誌(自分で言うな?)の『アフリカ』がカラーで蘇る? 「はじめに」「大通りから一歩その街に入る」から「夜の航海」まで13篇。

メール・アドレスでご登録いただければ無料ですぐに(ウェブ上で)読めます。ぜひ、お気軽に。

では、また!

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