妹の性癖がツボった『英雄は嘘がお好き』

2019年公開映画172本中39位。

あのね、これは笑うわwww
とても笑えるフランスのラブコメ映画。

予告の時点から面白そうだと思ってたけど、
まさに期待通りの映画でした。

時は1809年。
ボーグラン家の次女ポリーヌ(ノエミ・メルラン)が
結婚を申し込まれたのが事の始まり。
しかし、婚約した直後に相手のヌヴィル大尉(ジャン・デュジャルダン)は
戦地へ行くことになってしまう。
別れを惜しむ

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映画 『オーケストラ!』

かつては一流オーケストラの天才指揮者と言われたが、今は劇場の掃除夫のアンドレイ。彼がかつての演奏仲間とオーケストラ再結成の夢を抱き、実際に再演に至るまでの波乱万丈なストーリーをコメディタッチで描く。

「一番好きな曲は?」と聞かれたら迷わず答える曲がある。
チャイコフスキー『バイオリン協奏曲二長調』。クラシックファンでなくても誰もが一度は耳にしたことのある名曲だ。

そもそも私とチャイコフスキーの

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【cinema】エタニティ 永遠の花たちへ

2017年73本目。

トラン・アン・ユン監督作品。彼の作品を見たのはもう何年前なんだろう。ベトナム系フランス人の彼が切り取ったベトナムの日常はたしかに絵画を見ているようだった。

そして、この「エタニティ」を見て感じたこと。現代から五代前にさかのぼっての19世紀のブルジョワ家庭に生きる女性たちを描いた物語。ほぼナレーションでストーリーは進み、会話らしい会話はほとんどない。こんな映画も久しぶりだ。

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「メロドラマ」の佳品〜『オーケストラ!』

まずこれは実によく出来たメロドラマ映画といえます。
ここにいうメロドラマとは「メロス(歌)」または「メロディ」と「ドラマ」の合成語として生まれた最初期の語義に則したものです。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調をモチーフに、クラシックの名曲を全編に響かせながら、悲劇的な過去を共有する指揮者と楽団員が織り成す音楽ドラマ。無論、今日的な語意におけるメロドラマ的お涙頂戴的な要素も含まれてはいます。

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映画館を燃やす〜『イングロリアス・バスターズ』

フィルムとは映写機にかけられ暗闇の中でスクリーンに映し出された時に初めて生命を与えられるもの。けれども一昔前の可燃性フィルムは、そのマテリアルの特質から世界中の映写技師や映像アーカイブの担当者たちを悩ませてきました。油断するとたちまちのうちにフィルムを焼失=消失してしまうことになるからです。
もっともフィルムの発火性の強さは逆にいえば武器ともなり得えます。
映画館を燃やす。ナチスの幹部たちが一堂に

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【第291回】『イングロリアス・バスターズ』(クエンティン・タランティーノ/2009)

クエンティン・タランティーノの25年にも及ぶフィルモグラフィを俯瞰で眺めた時、一番危なっかしく思うのは間違いなく『キル・ビル』前後編であろう。デビューから順風満帆に見えた彼のキャリアが『ジャッキー・ブラウン』で思うように立ち行かなくなり、数年の停滞の後、21世紀に入って『キル・ビル』を撮る。その間彼が何をしていたかと言えば、世界のシネフィルとしての立派なプロパガンダと、盟友ロバート・ロドリゲスの補

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