すべて、何も皆、事のとゝのほりたるは、あしき事なり。し残したるをさて打ち置きたるは、面白く、生き延ぶるわざなり。 (徒然草 第八十二段) 完成形を目指すのは良いが、そうしてしまうのは余情に欠ける。あえて、やり残した部分をつくる。なにをどう作るか、それが個性であり、創造性だ。
「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」を観た。不完全こそパーフェクトの意味が分かった。完全を目指すのが不気味とすら感じられた。のび太がパーフェクト小学生を目指す。優しいジャイアン、スネ夫が気持ち悪い(笑)。興味のある方はAmazonプライムで無料。大人でも楽しめた。
人間は不完全なのに完璧を求めようとする、おかしな生き物だ。不完全を選んで地球に生まれたのをすっかり忘れて、できない、怖い、悔しい、悲しい等のネガティブを味わい、経験して努力する。弱さごと認められたら、それは強みにも宝にもなる。不思議な生き物だ。🌏🧑🤝🧑✨✨