内田百間

私の『漱石』と『龍之介』

オススメ566。"夏目漱石でなく、他の名であっても夏目とあれば眼が見逃がさない。新聞の一ぱい詰まっている活字の中からその字づらだけが浮き上がって来ます。"1965年発刊の本書は、熱烈に崇拝する師、夏目漱石。良き理解者であった芥川龍之介との思い出話として、かっての文豪達の姿を偲ばせてくれる。

個人的には、文中で旧友が評する『いくら読んでも実益がない』著者の書いた本に、むしろ【実益ばかりの本が世

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第一阿房列車

オススメ559。"用事がなければどこへも行ってはいけないと云うわけはない。なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う。"1952年発刊の本書は、還暦を越えた著者の戦後復興期における【くどくて無駄だらけの旅】であって、翻って【快調で無駄のない文章】が『乗り鉄』だけでなく紀行文の名著として時代を超えて楽しませてくれます。

個人的には『ノラや』にて行方不明になった愛猫に号泣しまくる

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ノラや

オススメ539。"縁の下で生まれた野良猫の子だから、ノラという名前をつけた。イプセンの『人形の家』のノラとは関係はない。イプセンのノラは女だが、うちのノラは男であった。"1957年発刊の本書は『イヤダカラ、イヤダ』や鉄オタなどのユーモア溢れる人間性でも知られる著者による珠玉の猫小説。

個人的には犬や鳥、亀など散々な動物たちも好きなのだけれど、中でも【猫の傍若無人さ】が大好きである事から、これまで

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語尾の話ー「〜しちゃった」と「〜してやった」が実は表裏一体の心理だということ

〜しちゃった。

自分の些細な行動のあらゆることをどこか後ろめたく思ってるのか、私は、ツイッターや話してるときなど語尾に「〜しちゃった」ってつけ「ちゃう」。

口癖、もしくは書き癖に気付いた時はめっちゃショックだった。自覚なかったけどなんかこれすごい後ろ向きな根暗みたいじゃん!!!
くそ〜っ、今度から、そんな外部的不可抗力に負けて行動していつも後悔してる人間みたいな語尾はやめて、自発的意志によって

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2019年2月11日_第16回_森羅万象に優しいタイムマシーン制作室・イン・radio

ゆみさん(2月5日)、甲斐隆史(BLACKWELL COFFEE)

00:00 | 00:30

2019年2月11日(月)放送回。
第16回目の内容はこちら。

◎ばばん!ゆみさん誕生日でした!
◎しいたけ占いとタンス貯金。
〜6月頃にはYouTuber〜
◎『宇宙刑事ギャバン』で考えた。
〜「若さ、若さ、って何だ〜?!」
◎「あばよ」ってなに?
◎コンシェルジュゆみの推し本コーナー
「やばい日本史〜歴史ってすごいだけじゃ面白くない!」

*番組へのおたより、お待ちしております*

甲斐さん

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2019年2月4日_第15回_森羅万象に優しいタイムマシーン制作室・イン・radio

ゆみさん(2月5日)、甲斐隆史(BLACKWELL COFFEE)

00:00 | 00:30

2019年2月4日(月)放送回。
第15回目の内容はこちら。

◎ゆみさん復活しました!
◎咳ぜんそくのYouTuber
〜病院で優しくされたい〜
◎『魏志倭人伝』にDAPAMPが!
◎甲斐さんの新作『Cavatina』がすごい。
〜音楽をコーヒーに置き換えると〜
◎ゆみさん夏目漱石を語る!
〜曇り空の文学、三角関係って良いよね〜

*番組へのおたより、お待ちしております*

甲斐さん・ゆみさん、

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本棚から1冊抜き出す。⑥

「百鬼園随筆」 内田百間

内田百間はそれこそ国語便覧でしか知らなかった。教科書に作品が載っていた覚えもないし、でもなんか名前は覚えてる…。という煮えきらない存在だった。

昔からエッセイが好きで、家にあるものは全部読んだ。何がきっかけかは覚えていないが、小林聡美や佐藤愛子の作品にハマった。中学生くらいで向田邦子のエッセイを読んだが、面白いと思ったのは大学生になってからだ。モンゴルに留学中、現地の

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