岩倉しおり

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きみと夏の終わりの舟になる🍹

〈きみとわたしは その近さゆえ
グラスの氷みたいに
カランとぶつかりあって、
ちいさな世界をひとめぐりする。
踊りましょう、もう少しだけ
どうか夏が終わるまで。
透明なふたつの舟はやがて
ひとつの海に溶け落ちて
水底でやすらかに息を絶やすのだ。〉

詩「ふたつの舟」文月悠光

*「婦人之友」8月号ミヨシ石鹸さん広告より。
毎月、裏表紙広告欄に詩を書き下ろしています

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あの夏に帰りたい🍉🌠
梅雨も長引く冷夏ですが、言葉で夏を感じて頂けたら嬉しいです。
記憶の鼓動に耳を澄まして😌

〈誰にも内緒だからね と
力強く交わした指切りは
この身体が覚えている。

夕日に背中を押され、
駆け出す小さな二つの影よ。
夏に埋めたものを
取り戻しにゆく。〉

詩「まぶたに揺れる」文月悠光

*「婦人之友」7月号ミヨシ石鹸さん広告より。
毎月、裏表紙広告欄に詩を書き下ろし

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【朗読】ダンス

文月悠光

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雨は祈りのダンス☂🌠

〈地球という駅のホームを
初めて外から眺めたとき、
宇宙は泣いているのかと思った。
わたしたちは互いに渦巻き、溶け合って
あまりに青い
ひとつの星だったのだ。〉

詩「ダンス」文月悠光
*「婦人之友」6月号ミヨシ石鹸さん広告より。
毎月、裏表紙広告欄に詩を書き下ろしています✍️💠
写真:岩倉しおりさん

※今回文字がやや見えにくそうなので、詩のテキストのみの画像もアップ

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5月の風を詩に描きました🌾🌠

〈わたしの愛は
どこを漂っているのだろうか。
そう希求する力がまだあることに
春、ひたすらに驚いている。
それほどの強引さで
季節は人々の手を握る。
愛を見失ったとしても
愛はわたしを逃さない。〉

詩「愛のうつわ」文月悠光

*「婦人之友」5月号ミヨシ石鹸広告より。裏表紙広告欄に、毎月書き下ろし✍️
写真:岩倉しおりさん
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「婦人之友」毎号掲載のミヨシ石

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なぜ人は人とお別れするの。
根は土に 光は枝に 川は空に
お別れしない。
ただ見つめ合うことを
宿命づけられている。

胸の底がくすぐったいのは、
人が花を見るとき
花も人を見つめ返すからだ。

詩「花の宿命」文月悠光

*「婦人之友」4月号 ミヨシ石鹸さんの広告
裏表紙広告欄に、毎月書き下ろし✍️🌸
写真:岩倉しおりさん

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「婦人之友」毎号掲載のミヨシ石鹸さんの広告にて、岩倉しおりさ

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フォトグラファーが紹介する「私のお気に入りの写真集 vol.1」

写真が上手になるためには写真をたくさん見よう!

「写真が上手になるためには、写真を撮る回数と同じぐらい写真を見る回数を増やしましょう。」とよく言われます。写真が溢れている今の時代に、自分の好きな写真はどんな写真?と問いかけながら、たくさんの写真の中から自分好みの写真を見つけれたら、撮る側にまわったときも、どんな写真が自分は撮りたいのかイメージがわきやすくなります。

そこで、「写真を見る」という

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読書写真 2019.03.04

「どれだけのことを見逃していないかだと私は思う。」
この一文にドキッとしました。
心臓をギュッと掴まれるような写真集。
最高です。

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【本日発売】エッセイ集『臆病な詩人、街へ出る。』が立東舎より本日発売されました!📚🌠
JK詩人からの脱却を図った体当たりエッセイ集です!推薦文は岸本佐知子さん、カバー写真は岩倉しおりさん。書き下ろしや書籍版ならではの仕掛けも!🙏
http://fuzukiyumi.com/news/323/