素敵な言葉に出逢うと手帳に書きとめ、お守りのように眺めていました。サン=テグジュペリの言葉もそのひとつ。大聖堂が先にあるのではなく、石の上に大聖堂を想い描くことこそすべての始まりである。飛行士として生き、大戦中に偵察機と共に消えた彼と、今なお繰り返される戦禍…あらゆる生命の無念。
法句経より この世では恨みによって恨みが鎮まることは絶対にない。 恨みは、恨みを捨て去ることにより鎮まる。 報復の連鎖が止まらない世界を憂う。 戦禍を恐れ、痛み、涙する幼子の安寧を願う。