遺贈寄付

生きた証が国に没収?

相続人がいないと最終的に遺産は国に帰属する。その金額は、多死時代を迎え、未婚率の上昇に伴って、順調に?増加して、2017年には525億円に達しそうだ(7月8日日経)。自分が生きてきた証が税金のように国に召し上げられるのは、なにか切ない気持ちになる。なので、遺産を寄附したいという希望を持つ人も増えている。日本財団のアンケートでは、配偶者も子供もいない人のうち、4割を超える人が、寄附の希望があるようだ

もっとみる

【6/19開催】遺贈寄付サロン:遺贈寄付を獲得するためのファンドレイジング戦略 ~国境なき医師団ファンドレイザーから聞く具体事例~の内容をちょこっと紹介

日本に遺贈寄付を拡げることを目的とした全国レガシーギフト協会主催6/19に開催された「遺贈寄付サロン:遺贈寄付を獲得するためのファンドレイジング戦略 ~国境なき医師団ファンドレイザーから聞く具体事例~」に参加してきました。内容詳細をまとめることはできないのでちょこっと紹介します。詳細を知りたい方は是非、遺贈寄付サロンのメンバーになってください。

1.遺贈寄付サロンとは?

一般社団法人全国レガシ

もっとみる

遺贈寄附 人生最後にいいことの一つもやりたい

筆者が監修しているので手前味噌だが、週刊文春のゴールデンウイーク号(今週号)に、遺贈寄附の解説記事がある。遺贈寄附とは自分が死んだら遺産(の一部)を公益団体や自治体などに寄附をするというものだ。昨今は相続人は配偶者だけ、あるいは配偶者もいないという高齢者が増え、誰に財産を残そうかという従前からの悩みに、残すべき人がいないという悩みも加わりつつある。また、人生の最期くらいいいことをしたい、という人も

もっとみる

集活としての遺贈寄付 月刊誌「Yo-Ro-Zu」にインタビュー記事が掲載

新宿・歌舞伎町で、ありとあらゆる悩みごとの相談を受けて「救う」活動をしている「公益財団法人 日本駆け込み寺」が発行する月刊誌「Yo-Ro-Zu」からの取材を受けた。その18号(2019年3月号)に、インタビュー記事が掲載された(下記PDFでご高覧可能)。活動は存じ上げていたが、実は雑誌のことは今回、初めて知った。私の記事はどうあれ、興味深い雑誌だ。

巻頭言にはこうある。

危害を加える人と、助け

もっとみる

遺贈寄付を受ける団体が知っておきたい9つの基礎知識

亡くなられた時に残った資産をNPO等に寄付をする遺贈寄付に注目が集まっています。数千万円、数億円といった額が高額なことからも、ドナーピラミッドにおいても最上位に捉えている団体も多いです。今回は遺贈寄付を受ける準備を進めている団体が知っておきたい基礎知識をまとめています。

1.遺贈寄付とは何か

まず最初に遺贈寄付とは何でしょうか。現時点では以下4種類の寄付が遺贈寄付といわれています。

「遺贈寄

もっとみる

利他的行為が自身の幸福感を高める 寄付の広がりは社会にとってプラス

自分のためにお金を使うよりも、他者のためにお金を使った方が幸福感が高まるという研究結果がある。有名なところでは、Elizabeth Dunnらが2008年に行った実験だ。

実験は簡単だ。まず、被験者全員に5ドル入りの封筒を渡す。そのさい、被験者を2つのグループに分け、それぞれのグループごとに異なる指示を記した紙を入れておく。

●一方のグループ:「今日の午後5時までに、自分への贈り物か、自分のた

もっとみる

遺贈寄付も「集活」 次世代の人たちとつながる

前回の「終活から集活へ」で記した「集活」について、遺贈寄付もまた、これに含まれていると考える。

遺贈寄付とは、自身の財産を死後、公益法人やNPO法人など主に社会課題解決のために活動する団体に遺贈したり、相続人が故人の遺志を尊重して遺産から寄付したりすること。拙著「遺贈寄付 最期のお金の活かし方」(幻冬舎)で紹介した通り、人生最後の社会貢献といえるものだ。

自身の人生の振り返りから
一般的な終活

もっとみる